NOKO・Blog

BICICLETTA NOKOの活動報告

頑張るのと無理するのは違うよ。

2013年06月10日 09時56分42秒 | Weblog
6月12日(水)メカニックピット臨時休業
来週水曜日(6/12)は夕方に「湯来ヒルクライム」開催に向けての打ち合せが
入ってしまいました。仮に営業したとしても16:00頃には閉店するようになる
ので実質的に営業が出来ないと判断しました。
お客様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

昨日(6/9)は広島県トライアスロン協会の呼び掛けによる「宮島トライアスロン
バイク及びランコース練習会」にバイクコーチ&メカニックサポートとして参加
して来ました。ご参加の皆さん、サポートスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
協会の呼び掛けでクラブチームやSHOPの垣根を越えて、色んな人達が一緒
に練習出来る環境というのは、とても貴重だと思いますし、参加者の方達に
とっても新しい仲間が出来たり、顔見知りが増えたりするので良いコトだと思い
ます。昨日は35名の方達が集まって一緒に宮トラコース試走&練習しました。
私は最後尾についていましたので、先頭グループの走りを見るコトは出来ませ
んでしたが、一生懸命頑張る皆さんの姿を見て「スゴイなあ~」と素直に感心
しました。「トライアスロンは選手だけでなく見る人も感動を与えるスポーツ」
そう言われる理由が改めて分かったような気がしています。

練習会は、自己申告によるレベル分けで4つのグループを作り、それぞれ先頭
にグループリーダーを付けて走る方法で実施しました。
最後の第4グループは走りながらアドバイスが欲しい人達に入ってもらい、私が
サポートカーで伴走しながら走り方のアドバイスをしました。
当初、アドバイスが欲しいとい方が多かったのですが、管理する人数の関係上、
違うグループに入ってもらった方達が何人もいらっしゃいました。
昨日は「試走と走る練習」がメインでしたので申し訳ありませんでした。

まずスタート前に「何のために試走するのか?」という意味をご説明してから、
各グループ時間差でスタートしました。
昨日は大会前でもあるし、自転車のポジションや走行フォーム、ぺダリング等
の基礎的な部分のアドバイスはせずに実戦的な走り方のアドバイスをしようと
思っていたのですが、速いとか遅い以前に安全に走る事が出来ていない人が
多かったので、基礎的な走行技術、特にカーブの曲がり方や下りの走り方に
ついても簡単にアドバイスさせていただきました。
(*安全に関する部分については口五月蠅くてスミマセンでした。)

これはトライアスリートに限らずなんですけど、ほとんど人は自分はキチンと
走れている(自転車に乗れている)と思われているので、私がアドバイスを
すると「ダメ出しされた」「怒られた」と解釈する人が多いのですが、安全に
走る為の基礎的な走行技術はトレーニングの前に身につけておくべき事です。
私がバイクコーチとしてイベントに参加している場合には参加者の皆さんに
嫌われるのを承知で安全に関する事だけは私も少しキツ目に言う場合があり
ます。それは純粋に参加者の皆さんに怪我をして欲しくないからですし、事故
が起こってしまうとイベント自体が出来なくなってしまう場合があるからです。
商売をしている自転車屋店主の立場では感じが悪いと思われるのは大きな
マイナスなんですけど(苦笑)、あくまでも「練習」ですから、雰囲気的に締める
所はしっかり締めて、メリハリ、多少の緊張感をもって参加者、スタッフ全員が
真剣に取り組まなければならないと私は思っています。
皆さんはあくまでも「趣味」なので、何より事故や怪我をしないように乗って
欲しいと思っています。トライアスロンやサイクルスポーツを楽しむ為には
それが一番大切なコトだと思います。

それと「安全に走る事が出来ていない人が多かった」と書きましたが、これは
私が常々言っている事でもあり、何度もBLOGに書いている事なんですけど、
その人達が悪い訳ではなく、単純に「出来ないのではなく知らないだけ」なん
ですよね。自転車のサイズやポジションが合ってない、自転車の変速調整や
組立が悪いのは自転車屋の責任だし、自転車は他のスポーツとは違って
スクール的に基本を学べる場所(環境)は非常に少ないという事も原因に
なっていると思います。
クラブやチーム単位で安全に対する取り組みや指導をされている所もあると
思いますが、そうしたチームやクラブに属さない人も多いですしね。
自転車は非常に簡単で誰にでも出来るスポーツです。なので、キチンと理屈
を説明してアドバイスすれば、その場で出来る出来ないは別にしても「どう
すれば良いのか」「どう走れば良いのか」という事を理解して知る事は出来
ます。あとはそれを意識して乗り続ければ必ず誰にでも出来るようになります。

何処で何を買うか、何処で練習するか、誰の言うコトを信じるか、これは全て
皆さんの自由です。あくまでも趣味ですから「こうするべきだ」という押し付け
はしませんし、そんな事を言うつもりもありません。
何処のSHOPに行って、何処でトレーニングしても良いので、怪我だけはしない
ようにして下さい。いち自転車業界人としての私の想いはそれだけです。

今回は宮島トライアスロンの試走を兼ねた練習会でしたが、今後もこうした
練習会は広島県トライアスロン協会として続けていって欲しいですね。
私も広島のトライアスリートの皆さんの為に出来る限りの努力はしますし、
広島県トライアスロン協会のバイクコーチとしての立場でご指導させて頂き
たいと思っています。今後ともよろしくお願い申し上げます。