２章・聖書が教える７種類の断食 02 祈りと断食の力 01

確かに断食は食事をしないことであり、

祈りは神がすでにご存じであることをわざわざ伝えることです。

その意味するところを人間の考えで推し量ることはできません。

キリストによる知恵がなければ、理解するのも難しいことです。

神は、人間にとって最も弱く見えるものが、最も強いものとなるように御国を建て上げられました。

実は、祈りは私たちが身を委ねることのできるものの中で、最も強力なものです。

私たちが祈りと断食に身を捧げると、私たちの魂は変化し、その力は御使いや悪霊にさえ及ぶからです。

祈りは時間も空間も超越します。

パウロは祈りによって、遠く離れたローマの牢獄にいながら、

エペソにある教会に力を与えることができました。

ただし、人間は神の憐みなしでは、祈りの霊をうけることはできません。


ゼカリヤ書
12:10 わたしはダビデの家とエルサレムの住民に、憐れみと祈りの霊を注ぐ。

彼らは、彼ら自らが刺し貫いた者であるわたしを見つめ、

独り子を失ったように嘆き、初子の死を悲しむように悲しむ。


私たちは神の恵みによって、神に協力する必要があるのです。

私たちは神の代わりになることはできませんが、

神も私たちの役割を代わりになされようなことはしません。

私たちが自分の役割を果たさないなら、与えられるはずの恵みの一部は保留にされてしまいます。

私たちの役割とは、

・罪とプライドを捨てること

・魂に御言葉の糧を与えること

・祈りと断食によって助けを求めること

・伝道や献身、交わりなどの働きを喜んで行うことです


神の役割とは

・超自然的な力を私たちの及ぼすこと

・心には知恵や思いを、

・体には癒しを

・環境には保護や導きを

・人間関係には友好をあたえてくださる


神は私たちの人生に介入されるお方です。


人が神への応答次第で人生を変えることができるようにされました。

・応答には祈り

・断食

・従順

・謙遜

がありますが

特に祈り求める者には神が特別な恵みを用意しておられます。

ヤコブは


ヤコブ書
4:2 あなたがたは、むさぼるが得られない。そこで人殺しをする。

熱望するが手に入れることができない。

そこで争い戦う。あなたがたは、求めないから得られないのだ。


またイエス様は、


マタイによる福音書
17:21 〔しかし、このたぐいは、祈と断食とによらなければ、追い出すことはできない〕」。


と教えています。