創世記
4:9 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」
カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
4:10 主は言われた。「何ということをしたのか。
お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。
4:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、
口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。
4:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。
お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
4:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。
4:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、
わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、
わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、
だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」
主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、
カインにしるしを付けられた。
4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
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カインのしるしについては様々な解釈があります。
1・カインを保護するためだった
2・罰せられているが、一方では守られていることを意味する
3・神以外はカインを処罰できないということ
などなどです。
弟を殺してしまった殺人者カインでありましたが、
その命を狙うことは神の主権を侵害することになる
ということが正しいとある旧約聖書学者は解釈していますが、
そこまでカインを守る神の愛ということでしょう。
ゆえに上記3の解釈が正しいかもしれません。
カインとよく比較されるのが、
イエスを売った(つまり引き渡しために代価をもらった)ユダです。
このユダはどうだったのでしょうか。