太った中年

日本男児たるもの

7つの習慣

2010-01-16 | weblog

Philippines

 

以下、「成功できない人たちが持つ7つの悪習慣」を転載

 

7つの習慣―成功には原則があった! を簡単にまとめた。

7つの習慣を理解するには、7つの悪習慣を考えるとわかりやすい。

7つの悪習慣

第一の悪習慣:人のせいにする

自分の問題を会社や上司、親や友人、国、政治のせいにしてしまう。
自分はいつも犠牲者で、自分のことに責任など持てない。
誰かに怒鳴られたら怒鳴り返す。
やりたいようにやる。
これらは、第一の悪習慣「人のせいにする」に該当する。
結果を他人のせいにせず、主体性を発揮して生きることが大切。

第二の悪習慣:目的を持たないで始める

計画を立てないし、目標も持っていない。
今さえ楽しければそれでいい。
先のことは分からないし、考えても仕方ない
これらは、第二の悪習慣「目的を持たないで始める」に該当する。

第三の悪習慣:一番大切なことを後回しにする

いつもダラダラしている。
家に帰ればまずテレビを見るかネットサーフィンをして、それから何をするかを考える。
面倒なことは常に後回し。
大切なことに取りかかるのはいつも直前になってしまう。
これらは、第三の悪習慣「一番大切なことを後回しにする」に該当する。
優先順位をつけて、重要事項を優先する必要がある。

第四の悪習慣:勝ち負けという考え方

人生は競争だと思っている。
他人に負けるなんて許せない。
負けるぐらいなら、先に負かす。
負けそうになったら、一緒に引きずり下ろす。

第五の悪習慣:まず自分が話し、それから聞くふりをする

言いたいことは言わなければ損だと考える。
必ず先に主張する。
人の話は面倒だからあまり聞かない。
上司の話は聞いたふりだけしてすぐに忘れてしまう。
自分にとっていい話なら真面目に聞く。

第六の悪習慣:頼れるのは自分だけ

しょせん自分は人とは違うのだから、うまくやれるはずがない。
妥協するくらいなら、一人でやった方がましだと思っている。
自分の世界に行きたいし、出来るだけ周りとは関わり合いたくない。
これらのことは、第六の悪習慣「頼れるのは自分だけ」に該当する。

第七の悪習慣:自分をすり減らす

忙しすぎて、体を鍛えたり、勉強したりする時間がない。
そもそも、勉強も運動も面倒くさい。


7つの習慣における重要な概念

パラダイム

物事の見方、考え方、観点、判断基準をパラダイムと言う。
パラダイムはめがねのようなもので、そのレンズを通して周囲を見ると、見るもの全てに最初からフィルターがかかり、それが真実だと思い込む。
誤ったパラダイムを持っていると自分で限界を作ってしまう。
自分は勉強ができないからプログラミングなんて出来るわけない、など
常に、本当にそうだろうか、と自問すると、意外な気づきがあるかもしれない。

原則

原則は、深い基礎的な心理であり、普遍の応用がある。そして、個人、人間関係、家族、あらゆる組織にあてはめることができる。
人間関係において、嘘をつき続けたり、約束を守らなければ、信頼関係を保てなくなる、など
「原因」と「結果」の法則が非常に参考になる。
パラダイムを考える時、そのパラダイムが原則に基づいているかが大切。
「私にはそんな能力はない」というパラダイムは「可能性」の原則に反する
それは原則に沿っているか、と自問することが大切

インサイド・アウト

自分自身のインサイド(内側)から始めるというアプローチ。
自分がうまくいかない原因を周りの人や環境、制度のせいにせず、自分に原因を求めるのが、インサイド・アウトのアプローチ。
まずは自分から始める


P/PCバランス

自分磨きで重要なポイントとなる効果性(長期的に結果を出し続ける力)の表現の一種。
Production(成果)/Production Capability(成果を出す能力)の略。
生産量を上げようとしてひたすら仕事に精を出すと、やがて体を壊してしまい、生産量どころか全てを台無しにしてしまう。
成果を出すことを考えず、能力開発ばかりしていたら、成果が出ないので収入が上がらず、能力開発をする余裕もなくなってくる。
2つのバランスをとり、長期的に成果を出すことが重要。
人間関係においても、いつも頼ってばかりで、成果(Production)を相手に求めてはだめ。相手からの信頼関係を増すようなProduction Capabilityとしての活動を行うことが必要。


「成果を出す」ためのリソース

成果を上げるための資源は3つある。



知的資源 、精神的資源

モノ
生産設備、PC、備品など


資産運用には元金が必要


信頼残高

銀行で預金すると残高が増えるように、人間関係においても相手に貢献することによって「信頼」という残高を増やすことができる。
普通、開設できる銀行口座の数は限られているが、信頼残高の口座は、自分が出会う全ての人との間に、ネガティブであれポジティブであれ開くことができる。
銀行口座と違い、いったん誰かに口座を開いたら、閉めることはできない。信頼も恨みも口座に残る。
信頼残高の口座では入金しても蒸発することがある。大切な人間関係を保つには、少しずつでも預金し続けなければならない。
信頼残高を増やすには、毎日の積み重ね以外にない。
約束を守る、期待に応える、親切にする、誠実に対応する、といった地道な努力を続ける必要がある。


エントロピーの法則

新しいエネルギーの投入がないと、物事のパワーは劣化していくという法則。
体のことをおろそかにしていれば衰えるし、考えることを怠れば思考力も低下する。
意識的に努力しなければ全てのものは劣化し、秩序を失い、壊れる。
肉体的、情緒的、知的、精神的面において、日々リニューアルを図ることが必要不可欠。


人間としての4つの側面

4つの側面

肉体的側面:呼吸器系、循環器系、神経系など

精神的側面:存在する意味
知的側面:分析、推論、抽象的思考、言語力、想像力、理解力など
社会・情緒的側面:自覚、自己認識、社会的感受性、共感、コミュニケーションなど
これらを定期的に、一貫して、賢く、バランス良く磨き向上させることが、自分を磨くことになる。
自分を磨くということは重要であるが緊急ではないこと。しかし、緊急事態に陥らないようにするためには、重要であるが緊急でないことを日々行っていく必要がある。
定期的に体のメンテナンスを行っていないと、病気になり、休養が緊急かつ重要なことになってしまう。


人格と能力

人格

誠実
言ったことを実行する能力。公的成功と私的成功と内面のバランスがとれている。

成熟
他人の意見、感情を考慮しながらも、必要なことは言い、正直なフィードバックを行える。
問題を直視する勇気と思いやりのバランスがとれている。
豊かさマインド
一人が多くとれば、残りの人はそれだけ取り分が少なくなるというゼロサムの考え方(欠乏マインド)ではなく、全ての人が満足できる方法があるという考え方を持つこと。

能力

専門的能力
ビジネススキル。専門知識や能力。

概念的能力
全体像を見る能力。仮説を検証し、視野や視点を自在に変えることができる能力。

相互依存の能力
周囲の人と効果的に協力し合い、お互いの望む結果を考え、より大きな解決策を考えだす能力。
コミュニケーション力、理解力、運営力など。
人格と能力どちらか片方が備わっていればいいのではなく、両方がバランスよく揃わないと、信頼される存在にはなりえない。

自分を磨くとは、人格と能力を高めること。


成功者の共通点

成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということ。必ずしも好きでやっているわけではない。自らの嫌だという感情を、その目的意識の強さに服従させている。

上記記事をすべて実践するのはムリだからさーと読んでチェックだけするということだ。

 

東京地検、石川議員ら逮捕 大久保秘書にも逮捕状(朝日新聞) - goo ニュース

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない事件で、東京地検特捜部は15日夜、いずれも小沢氏の元秘書で同会の事務担当者だった、衆院議員の石川知裕(ともひろ)容疑者(36)=同党、北海道11区=と池田光智容疑者(32)を、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕した。

会計責任者だった公設第1秘書・大久保隆規(たかのり)被告(48)についても同容疑で逮捕状を取っており、16日以降に逮捕する方針。

これはびっくりした。


寝る前に

2010-01-15 | weblog

Squatters

 

寝る前のリラックスは睡眠の質を高める

一生の3分の1の時間を、人間はベッドの上で過ごしている。しかし、これは絶対に無駄な時間ではない。寝ている間に人の免疫システムは再び活発に働き始め、大脳は十分な休息を取りつつ、昼間受け取った刺激を処理する。そして筋肉のリラックスや、皮膚の再生もこの大事な時間帯に行われる。体の完全な回復を得るため、質の高い睡眠を取るのはとても重要なことである。

ドイツのリラックス治療法専門家Susanne Grohs-von Reichenbachさんは、「不眠症の問題は、討論会でも毎日出てくる話題で、最近、ドイツのある健康保険会社が行った調査によると、2割の女性と4割の男性は睡眠の質に問題があると見られ、眠れなかったり或いはなかなか目覚めないという問題があるという。仕事や家庭の問題、あるいは健康問題から来るプレッシャーが、不眠症を引き起こす一番の原因だと言われる。」と示した。

専門家がアドバイスする不眠症の対抗法

1.寝る前に完全にリラックスする。

レーゲンスブルク大学の睡眠研究センターのJuergen Zulleyさんは「寝る前に30分位はリラックスすることが必要だ。、好きな軽音楽を聴いたり、散策したりすることを勧める。」と提案した。

2.運動でプレッシャーを解消する。

「一般的に、運動はプレッシャーを解消するのに最適な方法である」と、Grohs-von Reichenbachさんは説く。また筋肉を持続的に緩める、或いは体の訓練を行うなど、意識的にリラックスの技巧を使うことが日常生活の習慣となってくると、体は自動的に調整され、リラックスモードへ転向することができる。

3.飲み物を飲む

暖かいソフトドリンクを飲むことも体のリラックスを助ける。ソフトドリンクに慣れない場合は、代わりに水を適量飲むのも一つの方法で、大脳のリラックス条件反射を引き起こすことができる。

4.お風呂に体を浸す

お風呂に入ると一日の疲れが良く取れる。熱すぎない温度で、ジャスミンあるいはレモンバームを加えるとより効果的である。

5.室内の環境

部屋の環境もとても重要である。ベルリンの消費者グループのメンバーSusanne Moosmannさんは次のように説いた。室内の装飾を考慮するのは当然であるが、静かな環境も重要だ。また質の高い睡眠を確保するため、パソコンや、アイロン台、翌日会議のメモなど、仕事に関わるものは一切部屋に置かないことを薦める。

また、室内の温度も良い睡眠を促進する一要素で、16~18℃間の温度が一番理想的である。寝る前に窓を開けてよく換気するともっと良い。また、時計のチクタク音、窓のカタカタ音などを止めるなど、騒音防止を工夫する。場合によっては、耳にイヤホンをつけるのも騒音防止の役に立つ。

6.ベッド

ベッドは睡眠の質に対して重要な影響を与える。ベッドのマットレスを買う前に試してみて、心地よいマットレスを選ぶ。マットレスの上に臥せたときあまり沈み込まないもので、体の活動に十分なサイズがあればよい。体が大きくて体重が重い人には、もっと丈夫なマットレスがよいだろう。

寝る前に大量の食事を摂ったり、コーヒーを飲んだり、たばこを吸ったりすると、ある程度睡眠の質に影響する。それで、たまに眠れないのは別に気にする必要はない。しかし長期間の不眠症は体の不健康と昼間の眠気を招く。それが持続的に4週間以上続くなら医者に相談する必要がある。持続的な不眠症はホルモンの乱れ、あるいは他の疾病に繋がる兆しかもしれない。

(大紀元)

さて奥さん、寝る前に予約投稿でブログを書いているワケだが、最近、仕事が超多忙で夜10時には睡魔が襲うようになった。で、熟睡して朝、5時起きつージイさんライフになってしまったということさ。

 

以下、ムネオ日記より石川代議士の強制捜査について

昨夜帯広からの最終便で上京する際、石川知裕代議士と一緒になった。羽田に着くとテレビがわんさと来ていたが、石川代議士が目当てである。

私の車で送る予定だったので、そのテレビ取材に巻き込まれてしまう。8年前のムネオバッシングを想い出し、寒気がしてきた。

それにしても、間違った情報、意図的、恣意的なリークによって、石川代議士の人権が侵害されている今の状況は、憂慮に耐えない。昨日も書いたが、石川代議士にお話を十分聞く機会があったので色々意見交換をした。石川代議士と検察しか知り得ないやり取りが、新聞、テレビに出てくる。石川代議士はじめ関係者は、何も言っていないと言う。

それならば、もう一方の当事者の話になってくる。検察が世論誘導するかのごとき今のやり方は問題である。

8年前、私の時も権力側のリークで迷惑した。国民に間違った判断をさせるやり方は、公平、公正ではない。

今回の石川代議士に関する報道を見るにつけ、検察の姿勢は相変わらずであると感じる。政権交代した以上、民意を受けたのであるから、政府・与党はしっかりしなくてはいけない。

夕方17時過ぎに、石川代議士の議員会館に強制捜査が入ったという知らせが届く。小沢一郎先生の秘書時代のことで、小沢事務所関係の書類が石川代議士の事務所にあるはずがない。誰が考えてもわかる話だ。なぜ強制捜査する必要があるのだろうか。

石川代議士は逃げ隠れする立場にないし、何も隠すものはないのである。単純な記載ミスでここまでやるのかと考える時、改めて権力の暴走を危惧(きぐ)するものである。

読者の皆さんも、「狙われたら明日は我が身だ」ということを、是非とも頭に入れておいてほしい。

早速自民党の大島幹事長が「来週から始まる国会では、小沢幹事長の議員辞職勧告決議案も視野に入れて」と発言しているが、何と軽い言い方か。どうして国民から選ばれた国会議員を、自民党が議員辞職させられるのか。こうした発言もまた、パフォーマンスとして政治不信を招くだけである。

間違った権力の暴走を防ぐのが国会議員の使命だと、私は思うのだが。

「狙われたら明日は我が身だ」 、奥さん、肝に命じておこう。


男女平等

2010-01-14 | weblog

Vandals

 

戦場で明らかになる「男女平等」の限界

ある若い米軍女性兵士が、アフガニスタンへの赴任当日、基地に姿を現さなかった。軍隊で配属拒否は重い罪になる。翌日、彼女は軍警察によって逮捕された。

イラクやアフガニスタンへの赴任を苦に、逃亡したり自殺したりする兵士が増えている。しかし、この若い女性兵士のケースは特殊だった。

子供を抱きながら途方に暮れた女性兵士

アレクシス・ハッチンソン特殊技官(21)は、事件当初、生後11カ月の男の子を持つシングルマザー兵士だった。

彼女は2009年11月5日に、所属する部隊と一緒にアフガニスタンに発つことが決まっていた。10月中旬、ハッチンソンはカリフォルニア州に住む実母に子供を預け、出発の準備を始める。

しかしその1週間後、実母が根を上げ、やはり長期的に子供を預かることができないと連絡してくる。実母は、自分の母親と、障害を持つ娘の介護で、すでに手一杯の状況だったのだ。

ハッチンソンは上司に、赴任中に子供を預かってくれる人がいなくなったことを告げ、出発を30日間延期してもらう。

しかし、11月4日になり、上司はやはり当初の辞令通り、5日に出発するように命令する。

出発予定当日、ハッチンソンは途方に暮れながらも、家に子供1人置いて出て行くこともできず、結局基地に赴くことはなかった。「辛かったです。どうすることもできないし、息子を抱きながら、どうしよう、このまま行かなかったら大変なことになってしまうと考えていました」と彼女はラジオのインタビューに答えた。

翌日、子供を抱えて基地に出頭したハッチンソンはその場で逮捕され、子供は里親斡旋センターに送られた。

このニュースを聞いた実母は、子供がいるジョージア州の里親センターまで迎えに行った。ハッチンソン自身は最高実刑1年の罪に問われ、軍法廷の裁判を待っている状態である。

軍の言い分は、ハッチンソンが「子供の面倒を見る人がいない」という事実を利用して、アフガニスタン赴任を延期、もしくは拒否しようとしている、ということだ。

確かに複雑な家族問題を抱えている兵士は、ハッチンソンだけではない。シングルマザーとシングルファザーにしても、軍全体で8万5000人いるという。軍は、「誰もがなんとか解決策を見つけ、断腸の思いで赴任している」と言い、ハッチンソンを批判した。

妊娠したら軍法廷で裁かれる!?

しかし、全米の親たちはハッチンソンの味方だった。ハッチンソンの件で軍は大顰蹙を買ったが、その直後に再び地雷原に踏み込むような話題でお茶の間を賑わした。

イラク北部の激戦区で2万2000人の兵士を率いるアンソニー・クコロ少将が、部下を引き締めるため、武器売買の禁止、麻薬使用の禁止など20項目からなるガイドラインを作った。その中で、自分の指揮下にある兵士の妊娠を禁止し、妊娠した場合は軍法廷にかけるという規則を設けたのである。

この規則によれば、妊娠した女性兵士だけでなく、妊娠させた男性兵士側も同じように罪に問われる。また、結婚して夫婦でイラクに派遣されている兵士たちにも適用されるという。さらに、クコロ少将の下で働く民間人に対しても同じように妊娠を禁じ、妊娠した場合は刑事告発するという厳しいものだ。

だが、前線に立って戦う指揮官の視点からすれば、これは極めて合理的な決定である。なぜならば、兵士が妊娠すれば、2週間以内の本国送還となるからだ。

すでに兵士が足りない状況で戦い続けてきた少将からすれば、1人でも兵士を失うことは戦力低下につながる。妊娠は、本人の心がけで防げることだ。だから任期中の12カ月の間は必ず避妊するように、ということなのだ(レイプなど、犯罪に巻き込まれて妊娠した場合は規則に該当しない)。

彼が指揮する2万2000人のうち、1682人が女性兵士である。今年の夏に向けて、大幅な兵力削減が実行され、来年のイラク撤退まで現場はますます厳しい状況になる。今回の決定は、視点を変えれば、女性兵士が軍にとってかけがえのない戦力となったことを示し、クコロ少将が彼女たちに大きな期待をかけていることの表れと捉えることもできる。

しかし、遠く平和な米国の自宅でこのニュースを聞いた女性たちの反応は違った。「妊娠した女性兵士は軍法廷で裁かれ、監獄行きになる」という部分だけ一人歩きし、いきり立った人権保護団体や議員らが激しい批判を始めた。「妊娠した女性を政府が罰するなんて、まるで19世紀のような話だ」など、ヒステリックに軍を罵倒する声がメディアで数多く紹介された。

反対に、米軍、軍法の専門家や弁護士、軍関係者らは男女問わずこの決定の支持をしたが、その声は遠慮がちだった。

その後、あまりに激しい個人攻撃にあったクコロ少将は、「あくまで兵隊の引き締めのために作った規則であり、もし兵士が妊娠しても、本当に軍法廷にかけようとは思っていなかった」とトーンダウンした。

実際、規則実施後に妊娠、もしくは妊娠させた兵士7人は「文書による叱責」のみで終わっている(うち1人は特殊な事情により、やや重い罰が加えられた)。しかし、その中の1人の女性兵士は、相手を守るために男性兵士の名前を明かさなかった。それがまた新たな問題を生み出すなど、尽きない話題を提供し続けた。

結局、年末が押し迫った頃、米軍はこの決定を撤回した。

「男女平等」という言葉に潜む不平等

米陸軍における女性の比率は、全体の14% (2006年9月現在)。イラクとアフガニスタンを合わせ、1万5000人以上の女性兵士が戦ってきた。戦死者も多く出ている。

海軍特殊部隊や潜水艦の任務は、依然として女性が就くことはできない。他にも様々な制約があるが、目覚ましいスピードで撤廃されつつある。

「女性蔑視」「差別」「性犯罪に巻き込まれる確率が高い」という深刻な問題から、「本国に帰還しても前線で戦っていたことを信じてもらえない」など、まだまだ問題は多いが、「男女平等」を目標に女性兵士たちは戦場以外でも戦い続けている。

しかし、ハッチンソンの逮捕や妊娠禁止という今回話題になった問題は、ある疑問を投げかけているように思える。

女性はこれまで、「差別撤廃」と「男女平等」を求めて戦ってきた。しかし、この2つの言葉が同じように使われてきたことに、矛盾が出始めているのではないか。

女性に対してのみならず、いかなる制度的差別も撤廃されるべきであり、この点については分かりやすい。

しかし、「男女平等」という言葉は、「女性が男性と同じように、なんでもできるようになる」という発想につながりやすい。この出発点がすでに「不平等」なのだ。つまり、なぜ女性が男性に合わせ、同じようにしなくてはならないのか。男性が女性に合わせてはいけないのか。そもそも全く同じようにすることが本当に平等なのか・・・、と疑問は尽きない。

今回の問題はいずれも、うわべのみの男女平等を進めてきたが、そこに無理が生じてきたことの表れにも思える。さらに言うと、その無理を追及しようにも「差別者」扱いされることを恐れて触れられない、という関係者の怯えのようなものを感じる。

戦時の軍隊は、究極のジェンダー実験場だ。機会均等が進んだ現在、戦場から漏れ聞こえてくるこれらのニュースは、男女平等とは一体何なのかという問いを投げかけている。

(以上、JBpressより引用)

戦場の男女平等とは考えてもいなかった。考えたところで、ってのもあるけど考えてしまった。

 

小沢氏団体へ強制捜査、予算案審議に影響懸念(読売新聞) - goo ニュース

民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題を巡り、東京地検特捜部が13日、政治資金規正法違反の疑いで強制捜査に乗り出したことについて、政府は18日召集の通常国会での予算案審議など、今後の政権運営に影響を与えかねないと懸念している。

「捜査中であり、コメントする立場にない」

通常国会召集を間近に控えた時期の強制捜査に、平野官房長官は13日夜、首相官邸で記者団に言葉少なに語った。政府筋は「見守るしかない。捜査を見つめることしかできない」と、ため息をついた。

政府は、通常国会で2009年度第2次補正予算案を1月中に成立させたうえで、10年度予算案を2月中に衆院通過させる方針だ。しかし、自民党など野党は、鳩山首相の偽装献金事件に続き、小沢氏のカネを巡る問題で東京地検が再び強制捜査に乗り出したことに勢いづいており、国会冒頭から徹底的に追及する構えだ。

政府・与党にとって、予算と関連法案の年度内成立は譲れない一線だけに、与党単独採決が必要になる場面も想定される。ただ、「政治とカネ」の問題を巡っては、連立を組む社民党からも「小沢氏は説明責任を果たすべきだ」(幹部)との声が出ている。民主党が強硬路線を主導しようとすれば、連立の結束が揺らぎかねない。

首相は13日、「コメントする立場にない」と表明し、小沢氏から事情を聞くことも「考えていない」と明言したが、小沢氏に国会での説明責任を果たすよう求める声が高まれば、指導力が問われる局面も出てきそうだ。対応を誤れば、内閣支持率の下落につながりかねないとの指摘もある。

さらに、事件の進展によっては、小沢氏の政府・与党内での求心力が低下する可能性もある。

小沢氏は、昨年末の予算編成でガソリン税などの暫定税率維持を求める党要望をまとめ、予算案の年内決定を後押しするなど、政府・与党の政策決定でも主導権を発揮する場面が目立っていた。それだけに、小沢氏の求心力が低下すると、「党内がバラバラになり、政権の迷走を抑えることができなくなる」(民主党関係者)と懸念する声も出ている。

4億円の不記載から原資が鹿島建設贈賄へとストーリーを変えた東京地検。暴走してますな。


財政破綻

2010-01-13 | weblog

Yatches

 

さて奥さん、以下、城内実さんのブログよりちょっと気になる記事を転載。

 

菅直人財務大臣に期待する!?

藤井財務大臣が健康上の理由で辞任することとなった。その後任に菅直人国家戦略担当大臣が就任するという。

菅直人議員と言えば、市民運動家出身のリベラルな方である。思想信条は自分とは全く異なるが、長年にわたる反体制、反権力の闘士であったことに、敬意を表したい。(これは「ほめ殺し」ではない。)

元市民側の反権力の闘士というのであれば、現在政権与党というという権力側の中枢にあって、よもや財務省の亡国戦略に与することはないと固く信じている。

だいぶ前にこのブログで皮肉を込めて「国滅びてプライマリーバランスあり」ということを書いた。国が滅びようが、国民市民が失業しようが餓死しようが自殺しようがプライマリーバランスすなわち歳入と歳出のバランスをゼロ、あわよくばプラスにしようという、ほとんど狂った新興宗教のような財政規律原理主義者が多数派を形成している財務省のいいなりに菅新大臣がならないことを祈るばかりである。

そもそもあの事業仕分けだって財務省がシナリオを書いて必要な予算まで徹底的に削って歳出削減させようとしたのである。世界一の債権国でどうころんでも財政破綻するはずのない日本を、あたかも財政破綻寸前なので消費税の引き上げが必要だというような世論誘導を亡国の連中は行っているのである。国民一人あたりの借金などというが、借用書もないのに国民がなんで国に対してお金を返す必要があるのか。法的根拠を示して欲しい。むしろ国民は債権者なのだ。国が国民に健康福祉や治安消防などという公共サービスという形で借金を返済しなければならないのである。市中銀行にお金を預金、貯金しており、そのお金を銀行が国債を買うことによって政府が財務官僚の給料を含めお金を使わせていただいているのだ。

まあこれ以上真相を話すと日本を陰で牛耳っている連中を敵にまわし、人権擁護法案(=人権侵害糾弾ナチスKGB法案)や郵政民営化法案(=郵政米営化売国法案、米国戦費調達資金法案)に反対したときのように選挙であらゆる手段を使って徹底的に報復されるので、今日はこれくらいにしておこう。

菅直人財務大臣のご活躍を大いに期待する。

このブログの内容を読者のみなさんに是非インターネット上でひろめていただきたい。また、みなさまからのコメントをお待ちしている。

「世界一の債権国でどうころんでも財政破綻するはずのない日本」

なるほどね、日本を陰で牛耳っている連中ってのは米国のユダヤ資本。プライマリーバランスの健全化は米国による対日要求でもあり財務省のプロパガンダってことだった。よく覚えておこう。

参照

財務省は10日、9月末の国債や借入金などを合計した「国の借金」が6月末よりも4兆2669億円増え、864兆5226億円と、過去最高を更新したと発表した。総務省の10月1日現在の人口推計(約1億2756万人)に基づく試算では、国民1人あたりの借金は約678万円になる。(2009年11月10日 読売新聞)

 

*総務省は国民1人あたりの貸金を試算しない。バランスシートにならない。


悲惨な中年

2010-01-12 | weblog

Reflected Sunset

 

旅行には行けるのに、会社には行けない 大人の「引きこもり」が急増中!

 

都心のIT企業に勤めていた30代のニシさん(仮名)は、ある日を境に突然、出勤しなくなった。

都内の私鉄沿線のごく普通の家庭で生まれ、両親と同居していたニシさんは、1人っ子で独身。会社に行こうとしないニシさんに、母親が理由を聞くと、一言だけ、こう漏らした。

「もう疲れた…」

IT産業が時流に乗り、「ヒルズ族」という言葉がもてはやされた時代だ。職場では連日、終電で家にも帰れないほど働いた。が、いつものように1人で職場に残り、残業していた深夜、ニシさんの耳には、パチンと緊張の糸が切れたような音が聞こえたという。

以来、ニシさんは5年にわたり、家から外に出なくなった。そして、会社に辞表を出すこともないまま、退職していった。

それまでは給料を使う暇もなく働き続けてきたので、会社を辞めても、しばらく貯金だけで暮らしていけた。家では、好きなインターネットやゲームにのめり込んだ。

「真面目でこだわりが強いタイプなのに、なぜ?」と、周囲は首を傾げる。

 

スピード感の求められる仕事についていけず「引きこもり」へ

自立したはずの社会人がある朝、突然「起きられない」「会社に行こうにも、家から出られない」――そんな“オトナの引きこもり”が、水面下で深刻化している。

大手メーカーに勤めるミウラさん(仮名)は、すでに会社を1年半以上、休職している。まもなく40歳を迎えようとしている働き盛りの年代だ。

ミウラさんは「眠れない」日々が続いたことによって、朝、起きられなくなり、会社に出勤できなくなった。

会社の健康相談室がミウラさんを呼んで、休み始めた理由を聞いた。ミウラさんによると、上司が「毎日、業務日誌を書け!」などとうるさい。そのうち、上司のネチネチと細かい性格に嫌悪感を抱いた。すぐ感情的になって怒りだすようなところも我慢できなかったという。

「こういう上司の元では、働けない」と、ミウラさんは訴えた。

しかし、健康相談室では、ミウラさんに精神科の医師を紹介。診てもらったところ、「うつ病」と診断され、抗うつ剤や睡眠導入剤などを処方された。

会社の人事部は、「うつ病」ということで、ミウラさんを休職扱いにした。ただ、薬を飲んでも、特段の効果は表れなかったという。

独身のミウラさんは、東京郊外の実家で暮らしていた。といっても、ずっと家に引きこもっているわけではない。気が向くと、アフリカや南米などにも、ふらりと1人で旅に出かけた。旅先では、人が違ったように生き生きとしている。そんな行動力はあるのに、会社に出勤できないのも不思議だった。

その後、産業カウンセラーがミウラさんの面接を続けた結果、わかってきたことがある。ミウラさんは、これまで研究者として、5~6年かけて1つの研究を行い、提案してきた。ところが、ミウラさんはその後、開発部に異動。新しい部署では、半年くらいの短いスパンで、絶えず新しいものを開発することを求められたのだ。

ここ最近、企業は合理化対策の一環で、研究部と開発部を統廃合し、商品開発を早く回転させていこうという流れになっていた。割安で良質なモノを求める消費者のニーズに合わせて、次々と新商品を打ち出していかなければ、企業間の激しい競争に負けてしまうからだ。昔のように、長年研究したものを発表して成果を出せばいいという古き良き時代は、とっくに終わっていたのだ。

産業カウンセラーは、ミウラさんの置かれた背景をこう説明する。

「激しい競争によって、企業の合理化の流れに乗れなかった人たちが、会社を離脱していき、オトナの引きこもりの一端を担う根底にあるのではないか」

 

きっかけは些細な出来事

完璧主義者ほど陥りやすい現実

「足が痛い」――大手通信企業に勤める40代のクドウさん(仮名)が、最初に異変に気づいたのは、そんな肉体的な苦痛だった。その頃から、朝、目が覚めても、体がだるくて、起きられなくなった。

元々、不眠の症状も続いていて、やがて出勤できなくなった。以来、1年以上にわたって会社を休んでいる。

きっかけは「些細」なことだ。上司の課長が、本来仕事に使うべき予算を使い、適当な名目をつけて、不必要な備品などを買いあさっていた。クドウさんは持ち前の正義感から、そんな不正がどうしても許せなかったという。

「こういう予算の使い方は、おかしいのではないか」と、クドウさんは、課長に指摘した。

課長は「わかった。部長とも話し合おう」と答え、3人で話し合いの場を持つことになった。しかし、逆に部長から、意外な指示を受ける。

「クドウ君は、被害妄想的なんじゃないか?どうも体の調子も悪そうだね。医務室で診てもらいなさい」

クドウさんが会社の医務室に行くと、外部の精神科へ行くよう促された。しかし、精神科の医師が検査しても、統合失調症の症状はなく、どこも異常がない。

ただ、医師は「足の痛みは、精神的な問題から来るのではないか」と診断。医師の診断書も出たので、会社は休職扱いとなった。

クドウさんは、結婚していて、妻と小さな子供が1人いる。専業主婦の妻は心配するものの、彼は働きに出ようとしない。家で時々、子供と散歩したり、公園で子供とバスケットボールで遊んだりする以外は、基本的に引きこもりがちになった。

昼は、近所の視線への後ろめたさで、つい外出をためらった。しかし、夜になると、安心感から活動を始める。やがて、深夜はずっと起き続けるようになった。社会を離脱した男性が昼間、家から出られなくなり、昼夜逆転生活の深みにはまるパターンである。男性の引きこもりが女性より多くなる所以だ。

「きちんと対応していてくれれば、こんなことにはならなかったはずなのに…」

クドウさんは、2人の上司をいまも恨み続けているという。

「共通するのは、上司との関係がこじれたときに、うまく修復できないタイプの人たちです。プライドの高い完璧主義者が多い。折り合いが付けられないため、なかなか復職もできなくなるんです」

引きこもる事態が長引く理由を産業カウンセラーは分析する。

持ち前の正義感が仇になり、傷つけられ、心の中で恨みが疼く。クドウさんに似たような引きこもりの人を何人か見てきた。周囲に誰か1人でも寄り添って、アドバイスやサポートができていれば、その疼きは消化できていたのかもしれない。

 

増え続ける40~50代の「引きこもり」を救う術はあるのか
 
これまで、「親の甘やかしすぎだ」などと言われたり、怠け者扱いされたり、「ニート」の中に一緒くたにされたりしてきた引きこもり。しかし、彼らはなぜ体が動かなくなるのか。なぜ外に出られなくなるのか。朝、起きたくないと思っても、毎日、会社に出かけられる人たちとどこが違うのか。そのメカニズムの解明や実態の把握すら進まないまま、引きこもるオトナたちの長期化、高齢化は、着実に進んでいる。

支援機関や親の会などへの相談でも、最近目につくのは、40~50代で家に引きこもっているケースだという。

定年で年金生活を迎え、これまでのように子どもを養うことのできなくなった両親が、将来の生活を悲観し、行政の「ニート支援」を掲げる相談機関に行っても、「概ね30代までなんで…」などと言われ、タライ回しのようにされる。「ニート対策」事業は、あくまで「若年者支援」であり、引きこもり支援ではない。

40代の引きこもりの息子を抱える70代の母親は、こう言った。

「もう社会に出てほしいとは言わない。でも、このままでは死に切れない」

「100年に1度」といわれる未曾有の不景気で、働きたいという意欲があっても仕事に就けない時代。ようやくコンビニやファーストフードの店員などでバイトを続けていても、「コマのようにギリギリの状態で働いているうちに、仕事に矛盾などを感じて、つい口にしてしまった」などという話も聞く。そうなると、年齢が年齢だけに、再契約を結ぶのも難しい。

様々な原因で、一旦社会を離脱し、履歴に長い空白期間を抱え込んでしまった引きこもりの人たち。これから先、誰がどのようにして、彼らに生活していく術をサポートしていくのだろうか。

引きこもり中年サラリーマンの症例

ニシさん→真面目でこだわりが強い→出社拒否

ミウラさん→職場の人間関係→うつ病

クドウ君→プライドの高い完璧主義者→不眠症

 

中年ヒッキーはカッコ悪い。引きこもれるだけまだ余裕があるってことだ。

精神的に病んでいるのだろうがそれは自己責任、放っておくしかねぇだろな。

 

日航株ストップ安 上場廃止観測で売り殺到


12日午前の東京株式市場では、経営再建中の日本航空株に大量の売り注文が集中し、値が付かない特別売気配の状態で推移している。

東証は、値が付かないために、一定の時間ごとに、値幅を更新して買い手を募り、日航の先週末終値の67円から、5分おきに5円ずつ値を下げて提示。午前10時現在、売りが6億3800万株に対し、買いが860万株と一方的に売り浴びせられ、前週末比30円安の37円特別売り気配で、売買は成立していない。

日本航空株をめぐっては、100%減資し、上場を廃止する方向が有力視され、売りが殺到している。

いやぁ、JALが大変なことになっている。職員は天国から地獄だろう。


虚偽記載

2010-01-11 | weblog

Rare Shot

 

検察と大マスコミの小沢叩きの勝敗 (ゲンダイネット)

 

・民主政権の茨の道

「きょう聴取するらしい」「いや聴取は週明けだろう」「最終的に東京地検は小沢一郎を逮捕するつもりだ」――。「小沢逮捕説」まで流れ、週末の政界は一気に緊迫した。小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の不動産取引問題は、来週がヤマだ。

いくらなんでも逮捕など出来るはずもないが、地検特捜部は通常国会が召集される18日までには、小沢幹事長を任意で調べる方針。「陸山会」の当時の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)を、来週中にも「政治資金規正法違反」で在宅起訴する予定でいる。通常国会が「小沢疑惑」一色になるのは、間違いない。

大新聞・テレビも、これでもかと疑惑を騒ぎ立てている。「4億円 台車で運搬」「入金通帳『先生』とメモ」とデカデカと報じている。

しかし、地検の動きも、大マスコミの報道ぶりも、どう考えたっておかしい。常軌を逸している。

「陸山会の土地購入問題は、現時点では原資となった小沢幹事長からの4億円を収支報告書に記載しなかった、というだけでしょう。石川知裕も『自分が記載を忘れた』と認めている。単なる記載漏れです。大騒ぎする問題じゃない。処分も石川の在宅起訴で終わりそうです。なのに、東京地検は大疑獄のように騒ぎ、メディアは地検のリークに乗っかって、さも『裏に何かある』かのような書き方をしている。自民党政権に対しては、絶対にこんな恣意的なことはしなかった。小沢一郎にダメージを与えたい、という思惑があるとしか思えません」(政治評論家・本澤二郎氏)

小沢一郎は、「人のあら探しをしてケチをつけるやつばっかりだ」と漏らしていたが、これでは嘆きたくなるのも分かるというものだ。

・既得権を奪われることに抵抗

それにしても、なぜ東京地検や大マスコミは、ここまで「小沢叩き」に血道を上げるのか。親の敵のように敵視している。ズバリ、このままでは小沢一郎に既得権益をぶっ壊されかねないからだ。

自民党の村上正邦・元参院議員が、「サンデー毎日」で小沢一郎について興味深い指摘をしている。

「小沢幹事長に対する評価ですか? ひと言で言えば『あっぱれ』ではないでしょうか。天才的で、いまの時代が要求する政治家だ。戦国時代でいうなら織田信長みたいな存在でしょう」「旧体制を打破し、そして壊していくためには、ぜひとも必要な政治家でしょう」
 
織田信長は、商売の権利を独占していた商人を排除するために「楽市楽座」を開き、修行もせず酒色に耽(ふけ)り武装していた僧を一掃するために比叡山を焼き打ちした。時代を前に進めるために、既得権を許さなかった。

霞が関も、大手メディアも、このままでは小沢一郎に焼き打ちにされると敵意をむきだしにしている。

「官僚組織と大マスコミは、戦後、既得権益にどっぷりつかってきた代表格です。とくに検察は聖域だった。ところが、小沢周辺は『検事総長を国会同意人事にする』『民主主義的な統制下に置く』と言い出している。検察の危機感は相当です。検察は霞が関の代表という気にでもなっているのでしょう。同じように、大マスコミは、テレビ・ラジオの電波を独占してきたが、民主党は独占を許さず電波をオークションにかけようとしている。既得権を奪われたら、大手メディアは存続の危機に陥る。地検も大マスコミも、なにがなんでも、破壊者の小沢一郎を葬りたいのがホンネです」(政界事情通)

織田信長は、天下統一を果たす前に倒れた。小沢一郎も政治的に抹殺されようとしている。

・改革が成功すれば日本は一新される

しかし、自分たちの既得権益を死守するために、邪魔な政治家を抹殺し、国民が選んだ政権を潰そうなんて許されない。小沢幹事長が失墜したら、民主党政権はあっと言う間に崩壊してしまう。

なにより、小沢一郎が目指す方向は間違っていない。日本をドラスチックに変えようとしているが、合理的だし、国民の意に沿うものが多い。

例えば、「国会改革」を見ればよく分かる。野党が国会審議で主導権を握れる仕組みにするために、議員数に比例して配られている「政党助成金」を、野党に重点配分されるように法改正しようとしている。敵に塩を送るようなものだが、本人は信念に従い、損得を度外視している。

「小沢幹事長の最終目標は、日本に『政権交代可能な2大政党』を根づかせることです。政権交代が起きないと、本当の意味での民主政治が育たないと考えている。そのためには、いったん既得権益を一掃する必要があると思っているのでしょう。自民党を殲滅(せんめつ)しようとしているのも、そのためです。実際、戦後60年間、政・官・財で癒着してきた自民党が大きな塊として残ったままでは、日本の政治は大きく変わらない。小沢幹事長は、自民党を完全に潰した後、健全な2大政党をつくるために、もう一度、政界再編を仕掛けるつもりでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
 
たしかに、自民党が消滅し、新たな2大政党が誕生すれば、日本の政治は一新されるだろう。

・国民の支持は小沢幹事長にある

しかし、既得権を握っている古い利権勢力は、それを阻止しようと、死に物狂いで「小沢潰し」に走っている。民主党にとっては茨の道だが、絶対に屈してはダメだ。

「民主党と旧勢力の闘いは、これから激しくなる一方でしょう。旧勢力はガムシャラに民主党を潰しにかかってくるはず。宮内庁が、天皇と中国の習近平副主席との会見について、突然、1カ月ルールを持ち出して民主党を批判したのも、その一環かもしれない。1カ月ルールは、自民党政権時代にも破られているのに、問題にもしませんでしたからね。民主党は敵に囲まれていると覚悟した方がいい。しかし、昨年夏の政権交代は、日本にとっては『革命』みたいなもの。社会の構造が変わるのは当たり前。有権者も、閉塞した日本社会を変えて欲しいと願って民主党に一票を投じた。国民の支持は、『脱官僚』『国民生活が第一』を掲げる民主党にあります」(本澤二郎氏=前出)

60年間つづいた強固な体制を3カ月や半年で引っくり返すのは簡単ではないだろう。しかし、ここで旧勢力との暗闘に敗北したら、元の木阿弥だ。小沢一郎も民主党も、腹を据えてかからなくてはいけない。

さて奥さん連日4億円の土地購入問題でマスコミからフルボッコの小沢さんだ。ところが以下の官報(PDFファイル)に記載されていたことが判明して政治関連のブログでちょっとした話題になっている。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000047155.pdf#page=162

 
官報号外第223号 247ページ

陸山会

3 本年収支の内訳

寄付     177,143,888
 個人分    20,043,888
 政治団体分  157,100,000

借入金    400,000,000
 小澤 一郎 400,000,000

その他収入    2,880,757
 事務所賃貸料  2,840,000
 一件十万円未満  40,757

ポイントは小沢さんの氏名が旧字体になっているところ。これで不実記載ならカンベンしてくれってことで、例えば引っ越しをして住民票を移動する際、旧字体で記載されたから混乱したっていう話だった。

昨日のサンプロに元検事の郷原さんが出演、上記官報のコピーを出して「そもそも起訴するに値しない」と発言したそうだ。検察も検察リークを垂れ流すマスコミも今後一体どうするんだろうな。


人種蔑視

2010-01-10 | weblog

Sign of Time

 

外国人参政権、14県議会が反対 「保守」掲げ自民主導(朝日新聞) - goo ニュース

47都道府県のうち14県議会で、昨年の政権交代以降、永住外国人の地方参政権の法制化に反対する意見書を可決したことが、朝日新聞の調べでわかった。このうち7県はかつて、賛成の意見書を可決している。いずれの可決も自民県議が中心になった。夏の参院選や来春の統一地方選に向けて、民主との違いを際だたせようとする狙いがある。

反対の意見書を可決したのは秋田、山形、茨城、埼玉、千葉、新潟、富山、石川、島根、香川、佐賀、長崎、熊本、大分の県議会。主に自民党議員が提出し、昨年10~12月に採択された。

意見書は、首長や地方議員は地方公共団体の住民が選挙するとの憲法の規定をもとに「日本国民でない外国人に選挙権を付与することは憲法上問題がある」としている。

全国都道府県議会議長会によると、2000年までに30都道府県が参政権を求める意見書を可決した。在日本大韓民国民団(民団)の要望や、「憲法は永住外国人に地方選挙の選挙権を与えることを禁じているとはいえない」との95年の最高裁判決が影響した。

島根県議会は地元選出の竹下登元首相が日韓議員連盟会長で法制化推進派だったこともあり、95年に賛成の意見書を可決。昨年12月には一転して反対の意見書を可決した。小沢秀多県議は「保守を掲げてきており、絶対に譲れない問題」と説明する。統一地方選は小差で当落が分かれることが多く、法制化で外国人の投票が実現する影響を懸念する声も党内外にあるという。

自民党石川県連幹事長の福村章県議は「政権交代で状況が変わった」と話す。「かつて賛成したのは、法制化が現実的ではなかったから。賛成を要望した人の顔を立てておけと安易に考えていた」

衆院選の大敗後、自民の谷垣禎一総裁は「保守」を掲げて党再生を目指す。党本部は「問いあわせがあった県連には可決された意見書を送っている」と話す。反対の意見書を提出した埼玉県の自民県議は、党本部から意見書案を入手したという。「民主は中がバラバラだから」と、民主を揺さぶる狙いがあったとも話す。

民主党は政策集で地方参政権の早期実現を掲げ、昨年12月に小沢一郎幹事長が「通常国会には現実になるのではないか」と発言した。

民団の地方参政権獲得運動本部の徐元テツ(テツは吉を並べる)事務局長は「前向きだった竹下元首相や小渕恵三元首相が亡くなり、自民では国威発揚の風潮が高まって法制化の流れが変わった」と指摘。「変化は残念だが、本音が現れた感じがする」と話す。

法務省によると、国内には永住外国人計約91万人が暮らしている。

さて奥さん、何度も取り上げている外国人参政権問題。

自民党は外国人参政権を「民主は中がバラバラだから」参院選の争点にするつもりらしい。しかし、自民党内も一昨年、改悪国籍法を推進したリベラルな河野太郎は法案に賛成しているので一枚岩ではない。また国民新党の亀ちゃんは法案に反対する意向で「基本政策閣僚委員会がオーケーしないものは閣議にかけられない」「参院選前に小沢さんはそんなことしない」と発言しているから参院選の争点にはならないだろうな。

 

それから以下、ムネオ日記がオーストラリア政府へ怒りをぶちまけている。

オーストラリアの反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船が、日本の調査捕鯨船と衝突したことにより、反日世論が高まる気運だと報じられている。国際的にも認められている調査捕鯨船にぶつかってくる方が悪いのに、何という言いがかりか。日本政府、外務省は毅然と対応すべきである。
 
ヘリコプターからライフルでカンガルーを撃ってきたオーストラリアである。生の牛肉を食べる人達が「鯨はダメだ」と言うが、これも文化の違いか。
 
今、海の生態系が崩れていると言われる。鯨、イルカ、トド等により、小魚が減少しているのだ。鯨が一日に食べる魚の量は、一頭で3トン以上にもなると言われている。鯨が増えすぎるとどうなるか。ちょっと考えれば、海から魚がなくなってしまうことがわかる。
 
一方的で身勝手な話ではなく、魚資源を守る観点からも、海の生態系を維持する視点からも、オーストラリアは冷静な対応をすべきである。
 
それにしても、日本の調査捕鯨船にぶつかってくるとは。「シー・シェパード」のやり方は論外である。これの再発防止に向けた対策を、まずオーストラリア政府は取るべきである。

オーストラリアはカンガルーだけでなく先住民アボリジニをハンティングしてきた白豪主義国家。鯨を特別視するのは形を変えたレイシズムであり、日本人を差別、侮蔑しているのは言うまでもない。


カツマーの円高

2010-01-09 | weblog

Last Trip

 

菅発言で首相「為替、言及すべきでない」(読売新聞) - goo ニュース

鳩山首相は8日午前、菅財務相が7日の就任記者会見で円安が望ましいと発言したことについて、「為替は安定が望ましく、急激な変動は望ましくない。政府としては、基本的に為替に関しては言及するべきではないと思っている」と述べ、不適切だったとの考えを示した。

首相公邸前で記者団の質問に答えた。

ただ、「菅財務相は、経済界としてはという思いで申されたことだと思う」とも述べた。

仙谷国家戦略相も同日午前の閣議後の記者会見で、菅財務相の発言について、「為替の問題は基本的に『市場の動向をよく注視する』ということ以外は申し上げる筋合いではないというのが政治の立場だ」と苦言を呈した。

さらに、「特に経済財政、金融に影響を与えかねないポジションであればあるほどあまりレートの高い安いを言わないほうがいいというのが、私の持論だ」と述べ、閣僚が為替水準に触れるべきではないとの考えを重ねて示した。

平野官房長官も記者会見で「為替のレートについて申すべきではない」と指摘した。

さて旦那へ口先介入の奥さん、以下、飛ぶ鳥を落とす勢いの勝間和代で為替を学習しよう。

為替水準が決まる4つの要因を知り、日本経済の問題点を考察しよう!

第32回 円高

円高が進んでいる。それは生活や仕事にどんな影響を及ぼすのか。そもそも、なぜ円高になるのか。為替の基本を学ばなければいけない。私たちの生活を大きく変える経済の動きを知ることが、自衛策につながる。


円高が日本経済を揺さぶっています。リーマンショックの前までは1ドル110円近い水準だった円相場が、2009年12月、90円を切るところまで上昇しました。なぜこんな短期間で円高が進むのか、円高によってどのような影響が出ているのか、疑問に思う人が多いと思います。そこで、今回は為替について基本から学んでいきましょう。

為替水準は通貨の需給関係によって決まります。市場は為替の需給、すなわち、ドルや円に対する需要が伸びるか縮むかで、円高に振れたり、円安に振れたりするのです。

そして、その需給に影響を与えるのは、主として次の4つの要因です。各国の物価、金利水準、貿易収支、通貨発行量です。これらの要因を順番に見ていきましょう。

まず、各国の物価で為替が決まるということから説明します。これは専門用語では「購買力平価」と言います。外国のものが安ければどんどん輸入するので、その分、外貨の価値が上がり、自国通貨の価値が下がります。

2番目は金利水準です。各国通貨ごとに金利は異なります。例えば、ある通貨を買って1年間運用し、元の通貨に戻すと考えた場合、ある通貨の方が元の通貨よりも金利が高い時は、その為替水準が1年後まで続くとしたら、ある通貨を買って運用した方が必ず儲かってしまいます。だから金利差分だけ、より金利が低い国の為替に、常に上がる方向でプレッシャーがかかり続けます。

円を借りて、それを外貨にして運用することを「円キャリー取引」と言います。円キャリーが続く時には円が売られて外貨が買われるので円安傾向になり、今回のような経済危機などが起きると巻き戻されて、円高傾向になるのです。リーマンショックによって、これまで円をドルに換えて運用していたファンドが、一気に解約をしたことで円高が進みました。

3番目の要因は貿易収支です。例えば、貿易黒字を出している日本は、受け取った外貨を、日本の社員の給料を払うためなどに自国通貨に換える必要があるので、自国通貨の需要が増えて、円が強くなります。もっとも実際には、そのまま外国で工場を建てたり、再投資したりするケースもあるので、単純に貿易収支だけで為替が動くわけではありません。

ここまで3つの要因について説明しましたが、かえって為替は何で決まるのか分かりにくくなったかもしれません。一番大きな要因は4番目の通貨発行量です。多くの人は、お金はモノと違って増産や減産ができないように思っていますが、実はお金の量は中央銀行がある程度コントロールできるのです。

国力の強さとは関係ない 

今、世界中が金融緩和合戦になっています。各国とも自国通貨の為替水準を下げたくて仕方ないのです。あるいは、金利を下げたくて仕方ないのです。そんな中で、日本だけが金融を引き締め気味にすれば、円高になるのは当然です。今回、円高になったのは、リーマンショック後、米国は急激に通貨発行量を増やしたのに、日本銀行がこれまで通りの量の発行しかしなかったためと考えます。

つまり為替は、実は国力の強さとは関係がない、他のテクニカルな要因で決まっているのです。例えば、円高で円が強くても、円の絶対的な流通量が少なければ、結局、経済規模は小さくなってしまいます。これが現状のデフレと言われている状態です。

では、なぜ購買力平価を通り越したような過度な円高が困るのでしょうか。一番分かりやすいのは、輸出産業の売上高です。海外で外貨で稼いだ売上高を円換算すると、円高になった分だけ減ってしまいます。トヨタ自動車もパナソニックも、1ドル100円と90円では、円換算した時の売上高がまるで違います。

一方、国内産業であれば、輸入品との価格競争が厳しくなります。輸入した方が安いのなら、誰も国内品を買いません。いずれにしろ、結果的に海外生産が増えます。

そして、円高で一番困るのは、雇用が減り、失業者が増えることです。しかも、若年層や女性、地方など、一番弱いところに強く影響が及びます。また、円高によってデフレが進みます。

中国経済の競争力が高いのは、中国が人為的に人民元を安い状態にしているからです。このように、為替については常に各国とも、安くしておきたいという誘因が働くのです。

しかし、各国で通貨安競争を繰り広げると、社会は不安定になります。これを避けるためには、為替水準を数%程度の変動に収めるような政策が必要と考えます。普通は、相場変動が一定のレンジに収まるような通貨発行量を逆算して、コントロールするのです。

為替をコントロールするためには、金利水準や物価水準をコントロールする必要があり、特に物価水準について目標を定めることをインフレ目標政策と呼びます。おおむね1年に1~3%の緩やかなインフレを起こすことで、経済成長とイノベーションを引き起こす余力を作るのです。これは、日本銀行以外の世界の主要な中央銀行が、既に様々な形で採用し、結果を出しています。

ところが、日本はこの点で大きく出遅れています。原因の一つは、デフレの状態は既得権者には良いことが多いからです。1億円以上の金融資産を持つ、日本の全世帯のわずか1.8%の人々や、給与が基本的に下がらない公務員などは、デフレの方が物価が安くて助かります。ところが、ほとんどの人にとっては、物価が安くなるインパクトよりも、自分の給与減少や失業リスクの方が大きいのです。

私たちの社会全体の成長にとって大事なことは、イノベーションを促し、未来に投資する人に報いることであり、既得権者を守ることではありません。

これまで円高やデフレなどの勉強を避けてきた人は、これを機会にぜひ、マクロ経済が私たちの生活や仕事にどう影響しているのか、考えてください。そして、政府に対して声を上げましょう。経済の動きこそが、私たちの生活を大きく変える根本なのですから。

奥さんどうだろう、学習できたかな。では、以下、噛みつき亀のカツマー批判。

勝間和代氏のためのマクロ経済学入門

カツマーは昨年菅副総理にデフレ批判のプレゼンをした。内容はともかく池田信夫には政府からまったく声が掛らず、上記は人気のカツマーに激しく嫉妬し、思わず噛みついたものと推測される。

 

石原知事、東京五輪になお意欲 招致キャンペーン続ける(共同通信) - goo ニュース

東京都の石原慎太郎知事は9日までに、共同通信社のインタビューに応じ、再挑戦を表明した20年夏季五輪招致について「今後もキャンペーンを続けていく」と述べ、東京五輪の実現に意欲を見せた。赤字の可能性がある16年五輪の招致活動経費について、知事は「『いつか五輪をやる』という意思があれば、今の借金の返済や穴埋めは十分にできる」と強調した上で「予算を継続すべきだ」との考えを示した。

ありゃま、石原閣下が「神風が吹く」と仰せだ。どう考えても焼け石に水だよ。


ハゲタカの主張

2010-01-08 | weblog

God Love

 

さて奥さん、以下、ハゲタカファンドの帝王ジョージ・ソロスによるダイヤモンド特別寄稿 を転載。

「世界を覆う危険な金融保護主義 “二番底”という我々の未来」

著名な投資家であるジョージ・ソロス氏は、現在の危機は、過去のいずれとも違うと喝破する。国家という枠を超えたグローバル金融市場の混乱を鎮めるには、まったく新しい規制メカニズムの創造が必要と説く。

 

今日、グローバル経済が直面する不確実性は、尋常でないほど広い範囲に及んでいる。われわれはちょうど、第二次世界大戦後最悪の金融危機を切り抜けたばかりである。これに比肩しうる危機といえば、1991年に弾けた日本の不動産バブル(日本はまだそこから回復していない)、それに1930年代の大恐慌くらいである。ただし今回の危機は、これらに比べて数字の面でははるかに大規模であり、質的にも異なっている。

日本の体験と異なり、今回の危機は単独の国にとどまらず、世界全体を巻き込んだ。また大恐慌とは異なり、今回は金融システムが崩壊するままに任せるのではなく、人為的な生命維持装置をあてがわれた。

事実、今日の問題の規模は、大恐慌の頃のそれさえ上回っている。1929年、米国における貸付残高はGDPの160%相当であり、1932年には250%にふくらんだ。2008年の場合は、最初から365%という数字だった。そしてこの計算では、広範に利用されているデリバティブ(1930年代には存在しなかった)は除外されている。

それにもかかわらず、人為的な生命維持装置はうまく機能した。リーマン・ブラザーズの倒産から1年足らずのあいだに金融市場は安定し、株式市場も反騰に転じた。経済は回復の兆候を示している。人びとは普段どおりのビジネスに戻りたいと考え、2008年の崩壊は悪い夢だったのだと考えたがっている。

残念ながら、この景気回復は息切れしがちであり、この先、(2010年なのか2011年なのかは確言できないが)第二の景気後退が待ち構えている可能性さえある。

割れた卵は戻らない

私の見解は決して突飛なものではないが、しかし現在主流となっている雰囲気とは対立している。景気の回復が長く続けば続くほど、それが今後も続いていくと信じる人が増えてくる。だが私の見るところでは、これが平衡とはほど遠い状況の特徴なのであり、そのような状況では、認識が現実に追いつけなくなる傾向が表れる。

厄介なことに、この「遅れ」は双方向に働く。ほとんどの人は、今回の危機が過去の危機とは異なるものだということ、つまりわれわれが一つの時代の終わりにいるのだということをまだ理解していない。それ以外の人は(私も含めてだが)、景気回復がどこまで進むかを予想できていない。

全体として見れば、各国の金融当局は、今回、過去の危機を処理したときと同じ方法で対応した。すなわち、破綻した金融機関の救済と、金融・財政両面での刺激策である。

だが今回の危機は規模がはるかに大きかったため、同じ手法ではうまくいかなかった。リーマン・ブラザーズの救済が失敗となったのが一つのヤマ場となった──金融市場は現実に、その機能を停止してしまったのである。

これはつまり、各国政府が、「これ以上、システムの危機につながりかねない金融機関の破綻は認めない」と実質的に保障しなければならなくなった、という意味である。こうして、危機は世界経済の周縁部にまで広がっていった。というのも、この部分に相当する諸国は、主要国に比べて信用性の高い保障を与えることができなかったからだ。

最も大きな打撃を受けたのは東欧だった。東欧の中心的な国々は、中央銀行の安定したバランスシートを生かして金融システムに資金を投入し、市中銀行の債務を保証した。一方で政府は、前例のない規模で国債による資金調達を行ない、景気刺激策を打った。

だが、現在、「グローバルな金融システムは崩壊を免れた」「ビジネスは通常の状態に徐々に戻りつつある」という見方が広まっているものの、これは現在の状況に対する深刻な誤解である。ハンプティ・ダンプティは二度と元の姿には戻せないのだ(※訳注:ハンプティ・ダンプティはマザーグースの童謡に登場する。割れた卵の比喩)。

1980年以降に進んだ金融市場のグローバリゼーションは、金融資本が世界中を自由に動き回ることを可能にし、課税・規制が困難になった。これによって金融資本は特権的な立場に置かれた。各国政府は、自国民が何を望んでいるかよりも国際資本が何を求めているかに多大な関心を注がざるをえなくなった。個別の国のレベルでは、国際資本に対する抵抗力を示すことは困難だった。

だが、こうして登場したグローバル金融システムは根本的に不安定なものだった──金融市場は、好き放題にやらせておいても安全だという誤った前提に立脚しているからである。グローバル金融システムが崩壊したのも、そしてそれを再び元の姿に戻せないのも、それが原因なのだ。

危険な金融保護主義

グローバルな市場にはグローバルな規制が必要である。だが、現在行なわれている規制は国家主権という原理に根ざしたものだ。なるほど、自己資本比率に関するバーゼル合意に顕著なように、国際的な協定もいくつか存在する。各国の市場監督当局のあいだにも適切な協力関係がある。しかし、その権限の源泉はといえば、常に主権国家なのである。

これが意味するのは、いったん停止したメカニズムを再起動するだけでは十分ではない、ということである。われわれはこれまで存在したことのない規制メカニズムを創造しなければならない。現状では、各国の金融システムが、その国の政府によって維持・支援されている。だが各国政府がもっぱら気にかけているのは自国経済のことである。これによって、金融保護主義とでも呼びうるものが生まれており、グローバル金融市場を混乱させ、破壊させかねない脅威となっている。英国の規制当局はもう二度とアイスランドの当局を当てにしないだろうし、東欧諸国は外資系銀行への依存を続けるのを躊躇するようになるだろう。

したがって、規制は、その範囲という点において国際的なものとなる必要がある。さもなければ、グローバル金融市場はレギュラトリー・アービトレージ(規制裁定取引)によって破壊されてしまう。つまり、企業は規制環境が最も緩やかな国に移転し、それ以外の国は、とうてい抱え切れないほどのリスクに晒されてしまう。

グローバリゼーションが成功したのは、それによって各国が規制の解除を余儀なくされたためである。だが、このプロセスを逆転させてもうまくいかない。統一的な規制に向けて各国の合意を得るのは難しいだろう。国が違えば利害も異なる。だから各国は異なるソリューションを志向するのだ。

この実例を欧州に見ることができる。欧州連合の加盟国は、金融に関する統一的なルールについて合意できていない。欧州連合でさえできないことが、いったい世界の他の地域で可能だろうか。

1930年代、貿易保護主義が、ただでさえ悪い状況をいっそう悪化させた。今日のグローバル経済においては、金融保護主義が、当時よりもさらに大きな危険となっているのである。

リーマン・ショックでもボロ儲けした勝ち組ファンドのジョージ・ソロスが上記でナニを言っているのかややこしくてよくわからんが、「金融保護主義政策をするな、規制緩和してもっとオレに金儲けさせろ」と主張しているのだ。但し、「グローバルな市場にはグローバルな規制が必要である」と言いながら「欧州連合でさえできないことが、いったい世界の他の地域で可能だろうか」と言っているからナイものネダリに他ならない。つまりは従来の金融保護主義ではダメでまったく新しい金融規制のグローバル・ルールが必要ってことはジョージ・ソロス自身が「従来の方法論では金儲けが出来なくなった」とダイヤモンド・オンラインでボヤクのだった。


目標を分類する

2010-01-07 | weblog

Fall in Line

 

以下、佐々木正悟のライフハック心理学よりイケテル記事を転載

心理ハック 「目標」を分類する

 

研究を重ねたワイズマン博士は、「2010年に人々の生活を変えるのに役立つことを願う」と、10のアドバイスを伝授している。

8割近くの人は新年の目標達成できず、「成功の秘訣」を心理学者が指南。

 

この記事がちょっと話題になっていますが、「目標」と一口に言っても色々あります。

 

「目標」を分類する

私は「目標」には3種類あると思っています。

・ゴールへの目標

・やめる目標

・習慣化

ゴールとは、たとえば「資格をとる」とか、「結婚する」ということ。これは、何かを習慣化するということとは違って、「終点」が存在します。したがって、単純に何かを毎日やればいい、という話ではありません。

この目標を達成するには、「累積する」のが効果的でしょう。とにかく「目標に近づいている」実感が欲しいところです。

「やめる」とは、「禁煙」「ダイエット」に類するもの。こちらは「ゴールへ向かう」のではなく、何かから遠ざかることが目標です。

この目標、一見「終着点」があるようですが、実はないのです。やめる目標は、永遠にやめ続けることが必要になります。この目標を達成するには、代替品目をたくさん用意して、「忘れてしまう」のが効果的ではありますが、実は難しい目標でもあります。ただし、できるときは「一瞬で」できてしまう特徴もあります。

「習慣化」はどちらともまた違っています。はっきりした終着点はなく、「やめる」こととは逆になります。「一瞬で」はまず不可能です。この目標の場合、「量にこだわらずとにかく毎日」続けるのが一つのコツでしょう。

 

効用 効果的な戦略が立てられる

心理学的には、この三つを分けて考えることで、「報酬」に関するとらえ方を考え直すきっかけにできます。

「累積」は「累積自体が貯まる快感」に訴えればいいわけですし、「やめる」ことは「報酬感覚の暴走」への対処がカギになります。チョコレートを禁止してみるとなぜか、この世でチョコレートがもっとも美味な食事に思えてくるのですが、それは認知がゆがんでしまっているのです。

「習慣化」は、習慣化自体が快感になってきて、とどめられると不快になります。私にとってはシートベルトがこれにあたるのですが、「シートベルト」に「ゴール」はありません。とにかく忘れずに毎回続ければ(それ自体は難しくないことなら)、繰り返すだけで習慣が報酬感覚をもたらすようです。

参考になる書籍

そろそろ本気で継続力をモノにする!

「やめる目標」とは気が付かなんだ。奥さん、この発想はイケテル。多分、禁煙に使えるぞ。

 

それから突然、辞意を表明した藤井ジイさんのことで極東ブログが興味深い推論をしている。

藤井財務相(77)はなぜ辞任したのか?

民主党と合併した自由党時代の政党助成金15億円余が藤井ジイさんの懐に入っていて、そのことを藤井ジイさん本人はまったく知らなかった、国会で追及されるのが耐えられないっていう陰謀論めいた話だ。産経新聞も同じ論調だった。ネタ元が怪しいけど15億円余の金は何処へいったのだろう。

 

藤井財務相辞意の真相

永田町異聞ではオーソドックスな財源問題に焦点を当て、推論している。こっちの方が正解かな。


変革と転換

2010-01-06 | weblog

Graceful Rays

 

経営者、「変革」を訓示=デフレ克服、成長模索-企業が仕事始め(時事通信) - goo ニュース

多くの企業が仕事始めとなった4日、経営者が2010年の年頭訓示を行った。デフレ、消費低迷、円高懸念などを背景に経営者の危機感は昨年以上に強い。ただ、これらの不安要因を克服して今後の成長や生き残りを目指すには、従来のビジネスモデルからの脱却が必要と考え、「変革」「挑戦」を表明した経営者も目を引いた。日本は今年、世界2位の経済大国の座を中国に譲り渡す可能性が濃厚。経営者も経済の地盤沈下を認識し、「3~5年後の世界経済の勢力図は明らかに今とは異なる姿になる」(電通の高嶋達佳社長)との見方が少なくない。経営環境でも「大競争が一層厳しさを増している」(新日本製鉄の宗岡正二社長)、「過去の成功体験が通用しない」(ソフトバンクの孫正義社長)との危機感が幅広い業種に広がる。年頭訓示でコスト削減の徹底を訴える姿も定着した。

一方、今年は「危機対応としての構造改革から前向きな経営改革にシフトする」(三菱東京UFJ銀行の永易克典頭取)、「再び成長軌道に乗せる」(古森重隆・富士フイルムホールディングス社長)などと意欲的な発言も目立った。日本企業の反転攻勢に必要なのは、固定概念の打破だ。経営者から社員には「自らを絶え間なく柔軟に進化させる」(三井物産の飯島彰己社長)、「一人ひとりが過去の行動パターンを捨て去り、新しいことに挑戦する」(セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長)と檄(げき)が飛んだ。

新たな成長に向け、サントリーホールディングスとの経営統合交渉を進めるキリンホールディングスも、加藤壹康社長が「非連続な発想と実践が必要。わたしも率先して取り組む」と強調した。

昨年がリーマンショックによる世界同時不況へ変化した年だったとすれば、今年は世界不況から変革、転換する年になるという予測が主流だ。毎日新聞は「出口の見えない長いデフレ不況のトンネルは当面続く」と景気予測をしている。暫くは変革、転換を模索する状況が続く。ビジネス全体について日経ビジネスは、景気二番底の可能性に言及し、そうなった場合、従来の主役と脇役が交代する「大転換期」になる可能性があることを分析した。さらに、大転換期のキーワードとして、「アジアの時代」、「ポスト米国一極経済」、「エコ・エネルギーの世紀」、「インフラ投資」を挙げ、そうした変化に素早く対応できる柔軟力が必要だという。政治、社会面について三菱UFJリサーチは昨年の政権交代を「社会の劣化現象」によって起きたため劣化による国民の不安・不満の高まりから、今年は「安心・安全・安定の社会構築」がテーマになるだろうと予測している。

世界不況の大合唱も飽きたのだろう、「変革、転換期」ってのが大方の見解。但し、不況を脱して好況に転換する従来の景気循環論とはまったく異質なものだろう。欧米の投資家が日本を「新興衰退国」と呼んでいることから、ポスト世界不況の日本は、GDPで貿易最大相手国の中国に抜かれたようにジリ貧は止むことはない。産業構造や社会システムをマイナーチェンジしながら生き延びて行くのだろうな。それから奥さん、個人的に昨年まで個人事業だった仕事を今年から会社の形態へ変更して、仕事始めの一昨日、法人登記を済ませた。超零細個人事業主の社長なんてサラリーマンと変わらず、それまでの暇人ライフが一変して忙しいのナンのって。来月末まで仕事で多忙な日々が続く。あーヤダヤダ、とブータレても仕方ないのだった。

 

藤井財務相が辞意 体調不良理由、首相は慰留(朝日新聞) - goo ニュース

藤井裕久財務相(77)は5日、体調不良で通常国会の審議を乗り切れないことを理由に閣僚を辞任する意向を固めた。同氏に近い複数の関係者が明らかにした。近く正式に表明する見通し。鳩山由紀夫首相は慰留に努める考えだが、藤井氏周辺によると、辞意は固いという。

鳩山氏は5日夕、記者団に「これからも頑張っていただきたい」と述べた。鳩山政権が昨年9月に発足して以降、閣僚が辞任すれば初めて。2010年度予算案などが審議される18日召集予定の通常国会の混乱は避けられず、政権にとっては大きな打撃だ。後任には菅直人副総理兼国家戦略相か仙谷由人行政刷新相に兼務させる案や、野田佳彦、峰崎直樹両財務副大臣のいずれかを昇格させる案が浮上している。

藤井氏は5日午前の閣議後、鳩山首相と約15分間協議し、自らの進退について判断を仰いだ。藤井氏は昨年末から体調を崩して検査入院中。通常国会を乗り切れない場合には、辞任もやむを得ないとの考えを伝えたと見られる。

藤井氏は協議後の記者会見で「(医師に)結論を出してもらう時期に来ていると思うと(首相に)申し上げた」と述べた。「まもなく医師の判断が出る。判断を尊重する」とも語った。

通常国会では、衆参の予算委員会などで、予算編成を主導した立場として長時間の答弁を求められる。藤井氏は国会対応を考えての入院と認めたうえで「(年末の予算編成などで)相当疲れた」と語った。

一方、首相側は、予算編成を主導した藤井氏を予算審議から外せないなどの理由から、可能な限り続投を要請する方針だ。国会答弁を野田氏に実質的に委ねるなどして負担軽減を図りながら、財務相を続けてもらう可能性を探っている。

藤井氏は10年度予算編成が終わった直後に疲労を訴え、血圧が高めだったこともあり、昨年12月28日に静養と検査のため入院。5日の閣議にも病院から出席していた。

藤井氏は鳩山内閣の閣僚で最高齢。昨年夏の総選挙前には政界を引退する考えをいったん表明したが、鳩山氏の意向で民主党の比例区南関東ブロックの単独候補として立候補し、衆院7期目の当選を果たした。

旧大蔵省出身で、民主党きっての経済・財政通として知られる。細川、羽田両内閣で蔵相を務めた経験を買われ、昨年9月発足の鳩山内閣で財務相に起用された。10年度予算編成作業では、公約実現に必要な財源の確保が難航し、税収も深刻に落ち込むなど、さまざまな難問に直面。「経済あっての財政だが、財政規律も大切」と訴え、新規国債発行額を約44兆円以内に抑える内閣の方針堅持に努めた。

藤井のジイさん、どうしたんだろう、ナニかあったのかな。


丹古母鬼馬二

2010-01-05 | weblog

Commute

 

丹古母鬼馬二

丹古母 鬼馬二(たんこぼ きばじ、1950年1月4日 - )は、広島県三原市出身の日本の俳優。本名は神田 満(かんだ みつる)。現代制作舎所属。身長165cm、体重97kg。現在は練馬区に在住。

人物・経歴

広島県立三原高校中退。

かつては八名信夫主宰で有名な、悪役俳優集団「悪役商会」の中核メンバーとして活躍した。

強烈な個性を放ち現在もドラマ・映画の他、バラエティー番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』や石ノ森章太郎作品にも多数出演している。

逸話

日本一迫力のある芸名を持つ男と言われる。名前の由来は上京して最初に入った劇団・シアター夜行館の座長・笹原茂朱が「俺の芸名、骸馬二(がい・うまじ)をやる」と言われ「馬二だけもらいます」と言い、昔すごい犬歯が生え「鬼」と言われていたことから頭に「鬼」を付けた。名字の「丹古母」は、その劇団が芝居をやった新宿3丁目の喫茶店の名前が「コボタン」だったので、引っくり返して付けた。最初はカタカナだったが、その後適当に漢字を当てた(「丹」の字は近くに伊勢丹があったから)。1回覚えてもらうと、まず忘れないので得もあるが損も多いと言う。まず、どこで切っていいか分からない。かつて岩井半四郎が「キミキミ、君の名前は何だっけな」と言うから「タンコボ・キバジです」と答えたら、「あ、じゃあ2番目の娘が正解だったな」と人の名前をクイズにしていたらしい。ハナ肇は「そんなに長い名前だと損するぞ。タンコでいい。タンコにしなさい」とよく言われ「本名だ」と嘘をつくと「そうだよなあ。こんな変わった芸名ないよな」など言われたとのこと。

関西のローカル放送番組『突然ガバチョ!』にゲスト主演した時、司会者の笑福亭鶴瓶らに「喧嘩(けんか)は好きですか?」と聞かれると「好きです」と応えたが次に「喧嘩した事はありますか?」と聞かれ「ありません」と応えた。風貌とは裏腹に温厚な性格と言われている。

お笑いマンガ道場にゲスト出演したとき、アクシデントで頭を打ってしまい、レギュラーの車だん吉に「タンコブ・キバジ」になってしまいました、といじられた。

どうだ奥さん、日本最強の芸名でエントリーしてみた。うーん、ハズしたかな。

 

以下、手癖の悪い人が官僚のマスコミ操縦術について語った。

記者や学者の操縦は簡単 財務省に蓄積されたノウハウ

 

財務官僚が日本を動かしている――それは都市伝説なのか。彼らの前には、予算チェックを担う政治家もいれば、「権力を監視する」マスコミや「ご意見番」審議会の存在もある。財務官僚たちは、彼らとどう向き合い、どう「操縦」しているのか。元財務官僚で安倍政権の内閣参事官も務めた、政策工房会長、高橋洋一さん(54)に聞いた。

 

マスコミは「紙」食ってるヤギに等しい
 
「操縦術ノウハウが詰まった」霞ヶ関の財務省。

――マスコミ関係者と接していた経験から、彼らをどう見ていますか。

高橋

審議会に入り手なずけられる「ポチ」もいますね。「マスゴミ」なんて言葉もありますが、「紙」を食ってるヤギのような存在です。彼らは記事を書くために、すぐ役人に「紙」「ブツ」を求めます。概要や要点を書いた資料のことですね。すると彼らはそれをそのまま記事にします。それがないと不安で記事が書けないようです。バックグラウンドを理解しようとしません。出発点になっている法律を読み込む力もないし、そもそも読んでない。「紙」には、役人は自分たちに都合のいいことしか触れません。

例えば、エコポイントはいい制度だ、という声を聞きます。確かにいい部分を含んでいます。しかし、役人たちがその影でいくつ天下り団体を作ったことか。新制度、法律を作るとそこにくっついている話なのにマスコミは気付かない。役人にしてみれば、ちゃんと法律にも予算書にも最初から書いてますよ、それを国民の代表たる国会議員が通しましたよね、マスコミもなんら問題視してませんでしたよね、それを後になってから天下り団体がけしからんと言われても困るんですよね~といった思いでしょう。

――法律や予算書が読める「怖い記者」はいましたか。

高橋

いなかったですね。プロじゃないと読めません。政治家も学者も読めてませんから。シンクタンクに取材する記者もいますが、シンクタンクの担当者が誰から情報を得るかと言えば役人です。役人に聞かないと彼らも理解できない。手前みそですが、私が立ち上げた「政策工房」は、予算や法律が解る人間が法案作りなどの手助けができないか、という思いから生まれました。

ファーストクラス乗せて学者籠絡

――審議会などの存在も、役人の筋書きを権威付けるために利用されているだけだ、という指摘もあります。

高橋

その通りです。まず人選。学者については著書を読めばどういう立場かすぐ分かるので、例えば賛成派9割、反対派1割という具合にまとめます。反対派を増やさざるを得ない状況もありますが、やり方はあります。反対派の人の都合の悪い日に会合を設定する、などはよく使う手です。タイムスケジュールも結論も最初から決まっています。「5月の連休明けに結論を出すから逆算して……」と段取りをつけます。

誰が何を言いそうかは、データベース化しています。私も少し関わっていましたが。色分けが済んでいて、誰を選べばいいか、誰を避けるべきか瞬時に分かります。審議会のメンバーになると、海外出張の予算が付きやすいなどの「特典」もあります。で、その際財務省の役人も「おもてなし」のため付いていきます。私もやったことがありますが、外務省に任せるなんてとんでもない、財務省が入管から完全に自前でアテンドをやります。入管は待たずにすっと通れます。

担当の役人が直接話をつける訳ではないのですが、航空会社への出資・融資関係にちょちょいと声をかければ、簡単にファーストクラスなどのアップグレードチケットが入手できます。当日になって学者に「何故だか知りませんがファーストクラスに変わってました」などと言って勧めれば、大喜び、大感激で乗っていきます。まあ、感激しそうなタイプの学者を選んでる、というのもありますが。これを重ねると役所に好意的になっていきますね。

――スキャンダルをマスコミに流す、ということはあるのですか。

高橋

私は流したことはありませんが、そういうケースはあります。私が内閣参事官をしていた安倍政権のとき、政府税調の会長だった本間正明教授が(2006年末に)スキャンダルで辞任したことがありました。これは伏線がありまして、当初、財務省から上がってきた会長案は石弘光さんでした。しかし、方針の違いなどから塩崎官房長官が「官邸主導でやる」と財務省案を差し替えました。すると、ほどなくスキャンダルを流された。情報を全部持っていたのは財務省。ああいうタイミングで「愛人」――これは不正確なマスコミ表現でしたが――と官舎問題を一緒にしてスキャンダルとしてやられたと見ざるを得ません。

――国会議員との関係は。

高橋

徹底的に足を運んで折伏します。土下座する人もいますし、私なんかはあっさりやっていました。勉強している真面目な政治家は意外といるのですが、こちらが「要路」、手順を間違えなければ折伏できます。情報を流す順番とかタイミング、そのノウハウが、財務省には特にしっかり蓄積・伝承されていました。

これは生々しい話。安倍政権時の政府税調会長だった本間正明教授の事例がスゴイ。そういえば埋蔵金問題で官僚批判をして退官した高橋さんの事件も不自然で嵌めらた感じだ。自ら語って欲しいぞ。


マトリックス

2010-01-04 | weblog

Burning Sky

 

正月、映画マトリックスシリーズ3作を全部見た。以下、粉川哲夫のシネマノートより映画評を転載。

●マトリックス (The Matrix/1999/The Wachowski Brothers=Andy & Larry Wachowski)(ウォシャウスキー・ブラザーズ)

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◆前回30分まえで満員だったので、40分まえに行く。それでも、10数名来ている。口コミで過熱している。
◆第1回監督作品の『バウンド』とはうってかわった作り。ただし、いまにして思えば、『バウンド』にも、本作のような〈イン・スペース〉な感じがあった。ただ、それは、「生身」の身体が「直接」表象した想像や幻想の産物に見られるような〈イン・スペース〉感覚であって、サイバースペース特有の全面的な〈イン・スペース〉感覚ではなかった。
◆21世紀、人間とAIとの対立が起こり、人間が地球を破壊、都市は廃墟と化した。生き残ったのはAIで、元の世界を再現(それが「マトリックス」)し、人間をエネルギー供給源(カプセル内に人体からエネルギーを作る)にして、人間の姿をして生きている。そうしたなかに、わずかに、生き延びた人間の子孫たちが数名いた。その1人がネオ(キアヌ・リーブス)である。彼は、ヴァーチャルな世界(表面上は「普通」の都市世界だが、それらはすべてヴァーチャルな電子的産物で、「人間」はすべてアンドロイド?)にまぎれこみ、ハッキングをやりながら、このヴァーチャルな世界(マトリックス)の果て、それを支配する者を探している。当然、それは、マトリックスの脅威となり、エイジェント(アンドロイド)に追われる。他方、彼とは別に生き延びた集団があり、海底のホーバクラフトのなかに住み、マトリクスの支配の解体をねらっている。
◆モーフィス(ローレンス・フィッシュバーン)率いる闇の集団とネオとを引き会わせるのがトリニティ。キャリー=アン・モスが、非常に魅力的に演じている。冒頭、彼女がエイジェントたちの追跡をかわしてビルの屋上から屋上へ逃げるシーンがあるが、うっとりさせる。
◆モーフィスは、「救世主神話」や「選民」思想を信じており、ネオをその救世主だと信じている。この映画の核となる救世主信仰は、『スターウォーズ』にも似た(その外見とはうらはらの)古さ(その意味では、ローレンス・フィシュバーンは適役)を感じさせないでもないが、これは、むしろこのごろはやりの「ダーク」なセンスと考えた方がよい。だから、この映画でも、救済そのものは描かれず、むしろ、誰かが誰かを信じるということ(要するに「愛」)によって、その人物が次第に奇跡的な力をつけていくという(これもある意味ではコンベンショナルではあるが)プロセスを見せることに重点が置かれる。
◆われわれの日常が、すべてバーチャルなもので、本当の現実は、砂漠や廃墟で表象される空虚だけだという考えは、決して新しくはない。古代哲学でもひととうり論じられている。時代によって、そのヴァーチャリティを構成する技術が、錬金術であったり、魔術、薬物であったりし、現代は電子テクノロジーであるという違いはあるだけだ。
◆いつの時代も、最新のテクノロジーは、現にあるものをそれによって再構築しようとする。現代は、それがサイバーテクノロジーであり、ヴァーチャルな世界が、サイバースペースなのである。他方、その一方で、現在のテクノロジーを越えるテクノロジーがあるのだという主張が並行して現れ、ヴァーチャルな世界の連続性に真憑性が加えられる。
◆世界は見方(認識論)次第である。いまわれわれが知覚している世界は、習慣の産物である。だから、その習慣・知覚の仕方を誰かに植えつけられた、あるいはたえず植えつけれれているという論法はなりたつ。そこで、そうした知覚操作の向こう側とこちら側とお行ったり来たりして見ると、この映画のような世界が生まれる。
◆『メッセンジャー』では自転車便が、この映画ではFedEXが携帯電話を配達する。
◆全体として、緑とセピアがかった画面。
◆使われている個々のCGI技術そのものはそれほど新しくはないが、それらの連関、全体としての効果的な使い方、使い方のコンセプトは、非常に新しい。

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●マトリックス・リローデッド (Matrix Reloaded/2003/Andy Wachowski, Larry Wachowski)(アンディ+ラリー・ウォシャウスキー)

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◆前作『マトリックス』以来、期待をかきたてつづけてきた続編がついに完成・試写というので、遠方から時間を気にしながら試写会場に駆けつけた。今回は2会場を使っての大がかりな試写。そして明日には一般向けの先行上映というのをやるという。プロモーションは過熱している。が、期待が大きすぎたせいか、たいしたことはないという印象を受けた。ワイヤーワークが売り物のはずだが、『HERO』があまりにすごいことをやってしまったので、何か凡庸に見える。
◆冒頭、ネオ(キアヌ・リーブス)が見る「夢」のシーンでトリニティ(キャリー=アン・モス)とエイジェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)とのシュールな闘いがあるが、あいかわらずキャリー=アン・モスは魅力的。
◆前回は、描かれる物的な世界がヴァーチャルな世界と紙一重である感じがよく出ていたが、今回は、薄れ、両者が二重に存在するかのような平凡さに陥っている。「マトリックス」というのは、電子的に構築された「回路網」であり、それは、操作次第で瞬時に消滅可能である。そういう世界に住んでいるヴァーチャル人間と生身の人間との闘いがテーマ。しかし、今回の「マトリックス」は実体感を強め、両世界を一方から他方へ移動する面白さが薄れた。その結果、話はエイリアンと人間との闘い、あるいは『ロード・オブ・ザ・リング』風の話に近づいてしまった。
◆通常、身体世界から電子ネットワークの世界に「入って」も、身体世界の方はある程度安全だが、この世界では、電子ネットワークの世界(によって構築されたヴァーチャルな世界)で起こることがこちら側に死をもたらすことがある。しかし、今回は、そういう相互作用があまりうまく描かれてはいない。
◆ すでに「マトリックス」という言葉が流布していたので、それを引き継がざるをえないのだが、matrixは「メイトリックス」と発音するのが正しい。こういう無責任なズラしのために、日本人の英会話がいつも無駄な困難に陥る。「マッカーシズム」なども、「マッカーシーイズム」と発音しなければ、英語圏では通じない。
◆イラク戦争まえに撮られたわけだが、この間の戦争加速の気分は確実にこの映画のなかにも出ている。「戦いはじき終わる」、「この100年ずっと戦ってきた」といったモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)の言葉が象徴的。
◆ドアーを開くと予想を裏切る世界が展開しているというのは、『アンダルシアの犬』以来、それほど目新しい技法ではないが、この作品ではけっこううまく使っている。

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●マトリックス レボルーションズ (The Matrix Revolutions/2003/Andy Wachowski, Larry Wachowski)(ウォシャウスキー兄弟)

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◆ヨハン・グリモンプレの『ダイアル ヒ・ス・ト・リ・ー』の上映で解説役を引き受け、大阪に行ったりしていたので、しばらく試写に行けなかった。そのうえ、来月からブリュッセルのRadiophon'ic 2003に招かれて行くので、今月の見おさめは、この作品だけになりそうだ。明日イ・チャンドンの『オアシス』の試写があるが、たぶん行けないだろう。
◆劇場の外に長い列が出来たが、キャパの大きい新宿ミラノ座は満杯にはならなかった。これは、宣伝の割りに意外だった。上映まえに後ろを見まわしたら、まだ席が空いていた。前や左右の袖の席はかなり空いている。入場のとき、密かな撮影や録音の用具を隠していないかと持ち物チエックがあったが、こういうのも裏目に出る。撮られたっていいじゃないか。段取りが悪いらしく、プレスに書かれた字幕訳者名が「菊地浩二」ではなく、林完治であるという訂正のアナウンスがあった。さらに、『ザ・ラースト・サムライ』などの予告編のあとカーテンが降りてしまい、SONYの劇場音響システムの宣伝的映像が出るときは、カーテンの上に映像が映され、本編が始まってあわてて上げられた。だから、最初の緑の画面(文字がにじんでいる)の頭の方はまだ銀幕が出ていなかった。
◆『マトリックス リローデッド』よりもヴァーチャリティと肉体的現実との関係についての描き方がすっきりしている。そのとらえ方も奥行きがある。ただし、ネオ(キアヌ・リーブス)とエイジェント・スミス(ヒューゴー・ウィービング)との格闘シーンには前2作とは異なる新味が若干あるとしても、見せ場にしていると思われるザイオンへのセンティネルズの包囲攻撃とザイオン側のAPU(武装人民軍)による反撃のシーンは、月並みだ。このシーンになると、ただの「戦争」シーンになってしまう。肉体的現実とマシーンの世界があり、両者はプログラムの世界(マトリックス/メイトリックス)の世界で共有関係を持っているが、マシーンのなかからマシーンをも肉体をも越える存在(エイジェント・スミス)が生まれ、すべてを統合しようとするというテーマは、ガタリとドゥルーズが「マシーン」と「機械なき身体」という言葉で言おうとしていることに迫る深さがある。にもかかわらず、そういう深さは、「戦争」シーンでどこかに吹き飛んでします。が、さもないと観客が動員できないのかもしれない。ガタリとドゥルーズは「戦争機械」という言葉を使うが、それは、こういう戦争のことを指しているわけではない。
◆ネオがエイジェント・スミスによって閉じ込められてしまったマトリックス(プログラムされた世界)と肉体世界との中間地帯(そういうのがあるという設定も面白い)は、地下鉄の駅のような雰囲気。駅名は、「Mobile Av.」つまり「ケータイ通り」。そこに、マトリックス界から地下鉄が来る。こういう設定を見ると、この映画を何度も見たくなる。それだけの示唆力があるということだ。
◆肉体界(「ディス・イズ・リアル」)は、センティネルズの包囲攻撃を受けて存亡の危機にあるザイオーンと、反乱軍がたてこもる船のなかとがある。この船のなかでネオはマトリックス界にジャックインされ、ベッドに「意識」を失ったようなかっこうで寝ている。しかし、メトリックスにジャックインされているはずなのに、コンピュータ上では、彼の姿が見つからない。そこでモーフィス(ローレンス・フィッシュバーン)とトリーニティ(キャリー=アン・モス)らは、ジャックインして、マトリックス界に彼を探しに行く。そこで地下鉄に乗ると、ホームレス的な男トレインマン(ブルース・スペンス)がおり、モーフィアスたちは追いかける。しかし、男は地下鉄の非常レバーを引き、急停車させ、逃げてしまう。ホームで格闘するうちに、近づいて来た地下鉄の前を寸前のところでホームの向こう側に飛び移り、逃げてしまう。そして、次の瞬間、このベーンは、あの中間地帯の「ケータイ通り」に降り立ち、ネオの前に立つ。
◆19世紀的な工業機械の環境、マシーン・シティのギーガー的/『エイリアン』的な世界のこれ見よがしな描き方(それだけ金がかかっている)に比して、マトリクスの世界は、もっぱらエイジェント・スミスとネオとの闘いのシュールさにのみ比重が置かれていて、あまり新味がない。
◆とはいえ、さまざな位相のちがったテリトリーというよりネットワーク的な飛び地を移り行く肉体と脱肉体の「舞踏」と「旅」。この《ノマド》的なところがたまらない。ところで、ドゥルーズは、「ノマド的思考」という文章のなかで、「ノマドとは必ずしも動き回る人のことではない」と言っている。結局、ネオたちは、肉体的にはそんなに動き回ったわけではない。

「マシーンのなかからマシーンをも肉体をも越える存在(エイジェント・スミス)が生まれ、すべてを統合しようとするというテーマは、ガタリとドゥルーズが「マシーン」と「機械なき身体」という言葉で言おうとしていることに迫る深さがある」

ドゥルーズ・ガタリの「機械なき身体」ってこれ、「器官なき身体」の間違いじゃないの。

そういえば昔、浅田彰が、「トラが木のまわりをグルグル回って最後はトラの身体が分子レベルに溶解し、トラバターになった」ちびくろさんぼの童話を「器官なき身体」=「トラバター」のイメージとして例えた。それに対し、粉川哲夫は「そうならないための概念だ」と批判していた。しかし、エイジェント・スミスとネオの闘いはトラバターのイメージだった。まあ、余り深く考える必要はない、脳ミソが疲れるだけだ。

 

ネット選挙運動解禁、参院選から…民主方針(読売新聞) - goo ニュース

民主党は公職選挙法を改正し、インターネット利用や戸別訪問を解禁して選挙運動を大幅に自由化する方針を固めた。

ネット利用解禁は、1月からの通常国会に改正案を提出し、夏の参院選からの実施を目指す。戸別訪問解禁は参院選の公約に掲げ、秋以降に法改正する考えだ。

公選法は選挙運動の公平性のため、配布できる文書類をはがきやビラなどに限っている。この規定に基づき、選挙中のホームページ(HP)更新も違法な「文書図画の配布」にあたり、禁じられると解釈されている。投票を依頼する目的で有権者の自宅などを訪れる戸別訪問も買収などを防ぐために禁止されている。

これに対し、民主党では小沢幹事長らが選挙運動の自由化を主張している。政権公約(マニフェスト)選挙の定着などで選挙が政党中心に行われ、自由化が買収などにつながりにくくなったと判断している。昨年の衆院選で主要政党が選挙中にHPを更新するなど、ネット利用禁止がなし崩しになってきており、実態に即した改正を行うべきだという声も強まっている。

ネット利用は、選挙中のHP更新だけでなく、電子メール使用も可能にする全面的な解禁とする方針だ。ただ、〈1〉投票日のHP更新は認めない〈2〉メールの送信対象は登録者に限定する〈3〉改ざんの恐れがあるため、選挙公報はネットに掲載しない――などの制限を加える案が出ている。

自民党は、他人が候補者の名前をかたる「なりすまし」が容易なメールの解禁には否定的だ。民主党もなりすましや中傷の対策などをさらに検討する考えだ。

民主党は5月末までに改正案が成立すれば、参院選でネット利用を解禁できるとみている。「インターネット選挙運動解禁研究会」(田嶋要会長)で検討し、議員提案で国会に提出する構えだ。一方、戸別訪問は1925年の普通選挙法制定以来、戦後の一時期を除いて禁止されており、解禁は選挙運動の抜本的な変化につながる。民主党は与野党協議に時間がかかると見ており、ネット利用解禁を先行させる考えだ。

ネット選挙はマトリックスの世界からすれば原始的な電子仮想空間政治の第一歩になるだろう。


自民党壊滅

2010-01-03 | weblog

Cemetery

 

自民党は一度、徹底的にやられないとダメなんです (小沢一郎民主党幹事長)

国民も「自分たちが政治を変える」意識改革が必要

本当の議会制民主主義が動き出す。国民の方々はそれを見た時に、これこそが政権交代だと、実感される。2010年はそんな年になると思います。

政権交代を実現した民主党の政権は早速、事業仕分けで予算編成の過程をオープンにしました。事業仕分けを経て、編成した来年度予算案は、国民と約束した「コンクリートから人へ」、つまり、人にやさしい政治を反映した予算案になっています。自民党や専門家、メディアがバラマキだと批判した子ども手当、農家への戸別所得補償、高速道路無料化など、官僚任せの政治では絶対できなかったことが始まります。

もちろん、これらも政権交代の成果ですが、もうひとつ、大きなメディアでさえ、ほとんど理解していないのが国会の改革、政治改革です。

通常国会では冒頭に国会法など改正案を通したいと思います。官僚の答弁がなくなり、国会審議は様変わりします。

政治主導を貫くために副大臣、政務官も増やさないといけない。戸別訪問の解禁をはじめ選挙運動の自由化、政治資金の透明化も進めたい。

僕がずっとやってきたのは、国民主導の政治を機能させる仕組みづくりなのです。これまでの日本にはそれがなかった。国民が政権交代を望んでも、政治のシステムが阻害してきた。

日本は今まで、大まかな、いい時代だったのです。順調に経済が成長し、格差のない社会だった。だから、国民は官僚支配の政治を肯定し、それを変えることに躊躇(ちゅうちょ)、ためらいがあった。しかし、いわゆる「小泉改革」以来、格差はどんどん広がるし、年末のボーナスの減り方は過去最高でしょう。ここ10年くらいで日本はめちゃくちゃになった。これからはもっと危ない。もう我慢できないということで、政権交代が実現したのです。

国民の皆さんには、自分たちが政権を変えたのだという自覚を持って欲しい。政治主導とは国民主導です。官僚任せ、お上任せの政治ではなく、自分たちが監視し、自分たちが政治を変える。そうした意識を持って欲しい。僕たちも政治主導がきちんと機能するように政治改革、国会改革をやっているのです。もし我々が国民の期待に応えられないようであれば、より良い政党を選べばいい。そういうシステムにするのが僕の長年の夢であり、ようやくその第一歩を踏み出した。日本の政治は間違いなく変わっていきます。

野党のための改革なのにわかっていない

国民が政権選択をするためには野党も重要です。みんなが勘違いをしているのですが、日本では国会の第1党が政府をつくるから、その意味では完全な三権分立ではないんです。政府・与党が行政と立法を押さえている。僕は15年間野党暮らしをしてきたから、よく分かりますが、野党には何の情報もないのです。だから、我々が議会の多数を取っている間に、国会の機能を充実させたい。国会の情報収集能力を強化させ、野党もしっかりとした情報を取れるようにしたい。そうすれば、国会で与野党がより活発な議論ができるわけです。

それこそが政治主導なのに、さっぱり分かっていないのが自民党自身なんです。

自民党は、次の時代を背負って立つ人が出てこないとダメです。旧態依然の感覚では再生できない。僕は自民党を否定しているわけではありません。自民党は日本的なモラルのある政党で、いいところがあったけれども、長年、権力を握っていたせいで、その政治権力そのものを自分たちのものにしようとして、堕落した。だから、国民からノーを突き付けられた。

自民党は今度の参院選で負けると、本当に壊滅的になってしまう。でも、一度、徹底的にやられないとダメなんです。再生はそれからです。だから僕は参院選の準備は一生懸命やっています。目標は民主党の単独過半数獲得。そのためには60議席以上取らなければなりません。

若けりゃ両方再生したい

民主党だって、まだまだ成熟していません、完璧な政党ではありません。民主党をしっかりとしたものにして、一方で自民党の再生・再建に期待したい。そうなれば、2大政党制が本当に機能する。

僕がもう少し若ければ、その両方をやる余裕があるけれども、この年だからムリ。まずは民主党をしっかりさせることで精いっぱいです。

いずれにしても、政府、内閣、そして、政治のあり方を決めるのは国民自身です。

民主主義の基本は選挙であり、主権者が主権を行使する機会は選挙しかない。その意味で、これまでのように選挙を軽視する風潮は非常に危険です。民主主義を否定することになる。国民が自分でよりよい政治を選択する。それによって、国民の側にも責任が生じる。これからはそういう時代になるのです。

小沢さんが政治改革について平明に語った日刊ゲンダイのインタビュー。

今年7月の参院選で自民党を徹底的に壊滅すると宣言、さてどうなるか。

 

「小沢氏から現金4億円受領」石川議員供述

民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地の代金を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、土地代金に充てられた現金4億円について、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の事情聴取に、「小沢先生に資金繰りを相談し、現金で受け取った」と供述していることが、関係者の話でわかった。(以下略)

読売新聞の元旦一面トップが「関係者の話」という検察リークの記事だった。

ちゃんと仕事をしろ。さもなくば自民党が壊滅したら産経、読売も心中だ。

 

小沢氏、参院単独過半数へげき 新年会に議員166人(共同通信) - goo ニュース

民主党の小沢一郎幹事長は1日午後、東京・深沢の私邸で恒例の新年会を開き、今夏の参院選に触れ「本当にここ一番という時に自分たちの手で政策を決定し、国会を通過させる力を持つことが非常に大事だ」と述べ、単独過半数獲得へげきを飛ばした。新年会には、菅直人副総理兼国家戦略担当相や平野博文官房長官ら閣僚を含め、民主党などの国会議員が過去最高の166人出席。実力者ぶりを誇示した。

参院選に向け、既に自民党から離党者がポロポロ出ている状況。

なにしろ候補者不足で衆院選で落選した山崎拓の名が出ているくらいだから。

民主党が景気対策で二の足を踏めばその批判票はみんなの党へいく。

民主党が単独過半数を制したら多分自民党は分裂すると思う。

 

政治主導強化へ法整備=戦略局設置、副大臣ら増員-政府(時事通信) - goo ニュース

政府は今月召集の通常国会に、国家戦略室の「局」への格上げや、副大臣、政務官らを増員するための法案を提出する方針だ。鳩山由紀夫首相はこれらの年度内成立を目指しており、政治主導の政策決定の体制を可能な限り早く強化したい考えだ。

現在の戦略室の職務は設置規定で「税財政の骨格、経済運営の基本方針」の策定のほか、「首相が命じたもの」と定められており、首相の指示で、雇用や地球温暖化対策、成長戦略策定などに取り組んでいる。内閣官房に国家戦略局を設置する内閣法などの改正案で、設置規定の内容をそのまま条文化し、法的根拠を明確にする。菅直人副総理兼国家戦略担当相は、東アジア共同体構想の具体化など外交分野の特定テーマに取り組むことにも意欲を示している。

また、組織体制も充実させる。局長に加え、国会議員5人程度の「国家戦略官(仮称)」を新設。現在20人の国家戦略室スタッフについても、40人規模に増やすことを想定している。

一方、国家行政組織法などの改正案では、現在、計47人いる副大臣、政務官を大幅に増員するほか、各省に大臣補佐官を新設する。政府内には「計110人程度」とする案も浮上しており、天皇の認証が必要な副大臣より、認証官ではない政務官を大量に増やす方向だ。

小沢さんの政治改革である国家戦略局は英国の政治モデル。

自民党はイヤでもこうしたことに対応しなければならなくなるのだ。

 

首相がブログ開始、予定公表で周囲ハラハラ(読売新聞) - goo ニュース

鳩山首相は1日、ネット上に自らのブログ「鳩cafe(カフェ)」を開設した。

また、投稿・閲覧サイト「ツイッター」の利用も始めた。いずれも国民との直接対話が狙いで、意見や感想は、首相執務室にある専用モニターで随時チェックしていくとしている。

初回ブログは1日午前10時30分付で首相の文章が掲示され、首相が携帯電話のカメラで撮影した元日朝の空の写真が掲載された。

首相はこの中で、「これから皇居での新年祝賀の儀に出席します」と自らの予定を“発表”。これには「警備上望ましくない」と指摘する声もある。

ブログのアドレスは、http://hatocafe.kantei.go.jp/

鳩cafe

鳩cafeはオソロシクツマラン、もっと面白いこと書け。


シェケナベイビー

2010-01-02 | weblog

Bird

 

ユーモアを持って過ごそう

退屈な日々の中で、ユーモアはあなたを心配事から開放し、負担を軽減してくれる。ユーモアをもって生活に臨めば、あなたは世のありさまに対する怒りと憎しみ、不平不満を持なくなる。

人が面白い話をしたい時、小話や機知に富んだ話をしたい時、冗談を言いたい時に、最も安全なターゲットとは自分であり、自分を話しの種にし、笑いをとる。そうすれば、機嫌を損ねる人は誰もいないから、腹を抱えて思う存分に笑える。

実は、自分自身を嘲笑うことができる人は、人様の冗談を言う権利があるという「暗黙の了解」のルールが存在している。

マーク・トウェーンは昔、機知に富んだ話である政治家を嘲笑った。「彼は謙遜する人です。多くのものに対して謙遜している」。この話の中の「彼」を「私」に変えると、話に力が増して来る。要するに、我々が持つべき態度とは、あなたが誰かを批判し、恨み言を言ったり、何かを正したいときに、「私(自分)」を対象にするのが最も理想的である。

私達は自分をユーモラスにし、嘲笑う標的にすることができれば、伝えたい情報だけを伝え、表したい意見を表すだけにとどまることができるから、他人を攻撃しなくなる。例えば、「うぬぼれた人は器が小さい、そのため、他人よりも自分に対する興味のほうが強い」、また、「私は決して老いていない、まだ人生の最盛期です。ただ、他の人よりも多くの時間をかけてやっと最盛期に辿り着いただけです。」

多くの有名人、特に役者は、自分を笑いの種にして、他の人々とコミュニケーションをとることが得意な人が多い。彼らは自分のあまり美しくない容貌を使って、自分をユーモラスにしていることがよくある。

ある有名な女優は「私は白い水着で海に遊びに行くことができないのである。だって、私が行くと、飛んでいるアメリカ空軍が別の国家に突入してしまったと勘違いして、大騒ぎになるでしょう」と話した。

イギリスに肥満体型の作家がおり、彼は以前ユーモアたっぷりに「私は他の人よりも3倍親切です。何故ならば、もし、私がバスで席を譲ったら、一気に三人もの人が座れるからです」と語った。

有名人は自分の容姿で笑いを取り、完璧なコミュニケーションに達するだけではなく、時々作り話で自分を笑いにしている。

リンカーン大統領はいつも自分の冗談を通して、聴衆とコミュニケーションをとっていた。リンカーンはかつてこのような話をしたことがある。

“ある日、私は森林の中で散歩をしていると、老婦人と出会いました。老婦人は「あなたは私が今まで出会った中で最も醜い人です」と言いました。私は「私だって仕方がないのです」と答えた。老婦人はとっても納得できない様子で、「少なくとも、あなたは家にいて外に出なければいいじゃないですか」と言った。

亡くなったお笑いスターのボブ・ホープは自分を笑いにする達人である。

ある時、彼は「あなたが例えば球技の試合を見に行くとしたら、それはとても興味深いことである。あなたが実際に下りて球技をするとしたら、それは娯楽になる。しかし、もし、それがあなたの仕事だとすれば、それは大変なことになるのだ」と語った。

また、ある時アーノルド・パーマー主催のバーベキューパーティに招待された時、ボブ・ホープは“私はアーノルド・パーマーのシャツを着て、アーノルド・パーマーの革靴を履き、アーノルド・パーマーのズボンを穿く、しかし・・・私がゴルフをすると、まるであのピエロのペギー・パーマーのようであるのだ”と自分を皮肉った。

あなたが誰かに不満を表したい時、でも、矛盾を激化させたくない場合はユーモアが最高の武器である。

こんな話もある。ある家の水道管が凄く漏れて、庭中が水浸しになった。修理屋はすぐに行くと言ったが、結局大分時間がかかってから姿を見せた。修理屋は気だるそうに家主に、「奥様、今、状況はどうですか?」

家主は、「まずまずだわ、あなたを待っている間に子供達は泳げるようになったわ」

この女性のユーモアは、修理屋に対する不満を減少させた。

ユーモアをもって生活や身の回りの人や物事に接しましょう!そうすれば、あなたの生活は自然と楽しくなるだろう。

 

奥さん、そりゃそうだけど、ユーモアとかジョーク、ウィット、エスプリってのは奥が深い。まず、心に余裕がないといけない。また、一生懸命考えるものでもない。深い思考に溺れることなく、コモンセンスとユーモアのバランスを取れることが大事。50近くなると下半身と共に笑う感覚も衰えてくるのだ。

大晦日はフィリピン人妻と2人でダウンタウンの「ガキの使いSP」をズーと見ていた。番組の企画とか構成に関心がいって笑うこともなかった。しかし、多少日本語の分かる妻は大声で笑っていた。ダウンタウンを観て単純に笑う妻のほうが面白かった。お笑いつーのはインターナショナルだと思ったな。

そんなワケで今年はユーモアをもって生活や身の回りの人や物事に接しようと思う。

 

ロックだぜ!内田裕也が永ちゃんに苦言(スポーツニッポン) - goo ニュース

ロック歌手の内田裕也(70)が主催する「第37回ニューイヤーズ・ワールドロックフェスティバル」が31日から年をまたぎ、東京・銀座の博品館劇場で開催された。

「打倒!NHK紅白歌合戦」を掲げて始めた73年にキャロルのメンバーとして出演した矢沢永吉(60)が紅白の“隠し玉”になったことに裕也は「紅白だけには出てほしくなかった」と本音を吐露。「特別扱いして、NHKも他の歌手に失礼と思わないのか。オレたちはあくまで自分たちのロック魂を貫くだけ」と熱いステージを繰り広げた。

内田裕也(70)による永ちゃん(60)へのヒガミ。元旦はこのニュースだけが笑えた。

内田のジイさんはいくつになってもワケワカランよ。以下、Wikipediaより一部抜粋。


音楽・俳優業以外の活動

お笑い芸人との仕事も多く、ビートたけしとは映画『コミック雑誌なんかいらない』、『エロティックな関係』などで共演した際に撮影現場で数々の逸話を残し、たけしに多くのネタを提供した。 ダウンタウンの松本人志にも注目し、1992年に放送されたダウンタウンの特番に出演。収録現場に現れた内田は「おい、しりとりをやろう!」といきなり言い出し、急遽松本とのしりとり対決が収録される事になった。これに飽き足らなくなった内田はさらに「おい、今から原宿を走ろう!」とこれまた突然言い出し、クリスマスムードに賑わう原宿の中を、松本が内田を追いかけながらしりとりを行うという企画に発展し、松本を困惑させた。また、内田はダウンタウンのごっつええ感じの改造人間カスタムひかるのカスタムヒーローのコーナーにTONOSAMAザウルスという、表には自社さ連立政権代表7人の顔、裏には影で操る小沢一郎の顔を持つ怪人を投稿し微妙な笑いを誘った。

グッチ裕三が彼のものまねをする際に、「シェケナベイビー」(Shake it up Baby)と言うが、これは彼が歌う「ツイスト・アンド・シャウト」を表現したものである(本人はこの言葉があまり好きではない)。