太った中年

日本男児たるもの

検察の劣化

2009-10-16 | weblog

時価との差額、わいろ性否定 福島県前知事汚職判決(共同通信) - goo ニュース

福島県発注のダム建設工事をめぐる汚職事件で、収賄罪に問われた前知事佐藤栄佐久被告(70)と、実弟で元衣料メーカー社長祐二被告(66)に14日、一審判決より刑を軽くした東京高裁は、メーカーによる土地取引を違法行為と認める一方、「(わいろとして得たのは)土地を現金化した利益にとどまる」とし、検察側が主張した時価との差額約1億7千万円のわいろ性を否定した。

(以上、共同通信より引用)

どうした!東京地検特捜部

“手柄を焦る”組織の疲弊~福島県知事汚職事件

小沢一郎民主党代表(当時)を辞任に追い込んだ西松建設の違法献金事件捜査が最終局面を迎える一方で、鳩山由紀夫首相の資金管理団体が政治資金収支報告書に物故者や実際には献金していない人物からの献金を記載していた問題で、東京地検特捜部が関係者からの参考人聴取を開始したと伝えられている。

「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」

こうしたさ中、1つの判決が今日、東京高裁で言い渡される。前福島県知事・佐藤栄佐久氏が収賄罪に問われた「福島県汚職事件」の控訴審である。

昨年8月、東京地裁で行われた一審では、佐藤氏と弟の祐二氏に対し、収賄罪で執行猶予付きの有罪判決が言い渡されている。

その際、地元新聞社から私もコメントを求められたが、事件および捜査の詳細を把握していたわけではない。ところが、先月半ば、当事者である佐藤栄佐久氏が『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』(平凡社)を出版し、特捜部の捜査や取り調べの実態を明らかにした。そこには現在の特捜検察の迷走を如実に示す生々しい体験が冷静な筆致で綴られている。

ちょうど同じ時期に、拙著『検察の正義』(ちくま新書)も出版された。刑事司法の「正義」を独占してきた検察が社会・経済の構造変革から大きく立ち後れ、危機的な事態に至っている姿を、東京地検特捜部や地方の地検などでの経験に基づき、内部の視点から描いたものだ。その観点から、佐藤氏が著書で訴えていることについて解説することとしたい。

“「知事は日本にとってよろしくない。いずれ抹殺する」(東京地検特捜部検事)”

この著書の帯に使われている言葉だ。同氏に先立って逮捕された弟の祐二氏の取り調べを担当した検事が述べたとされるこの言葉が、福島県知事の職にあった栄佐久氏を「抹殺」しようとした特捜検察側の政治的意図を象徴するものとして扱われている。

不可解な点が多過ぎる収賄事件

 確かに、栄佐久氏が起訴された収賄事件にはあまりに不可解な点が多い。実弟が経営する会社の土地の売却価格が実勢より高いということが賄賂とされたが、その土地売買への同氏自身の関わりはきわめて薄い。しかも、その後、その土地が高く売却された事実もあり、はたして実勢より高値の取引だったか否かも微妙だ。

 また、同氏が「天の声」を出して前田建設の受注に便宜を図ったとされるダム工事は一般競争入札である。指名競争のように、発注者側が職務上便宜を図ることは困難である。それがあり得るとすれば入札参加資格を認めることぐらいだが、ダム工事で豊富な実績のある前田建設の入札参加資格に問題があったとは考えられない。仮に「天の声」があったとしても、民民間の談合への影響力の問題で、知事の職務権限に関連して工事発注に便宜を図る余地は考えにくい。

「東京一極集中に異議を唱え、原発問題、道州制などに関して政府の方針と真っ向から対立、『闘う知事』として名を馳せ、県内で圧倒的支持を得た」(同書カバー)という氏から見れば、こうした「空中楼閣」のような収賄事実で逮捕・起訴されるということは何らかの政治的意図によるものであり、その背後に、政府の方針に真っ向から立ち向かう「闘う知事」を排除しようとする国家の意思が働いていたと思えるのも、無理はない。

しかし、現在の特捜検察は、当初から明確な政治的意図を持って知事を「抹殺」するということを行う余裕もなければ、その力もないように思える。

マスコミ等から提供されたネタで捜査に着手し、何とかそれなりの成果を挙げて捜査を終結させようとして迷走を続け、無理な強制捜査・起訴に至る、というケースが相次いでいる。佐藤栄佐久氏の事件が、その主張通りだとすれば、それは、政治的意図による捜査で「抹殺」されたというより、むしろ、そういう特捜検察の苦し紛れの捜査の犠牲になったと見るべきであろう。

2000年以降相次いでいる東京地検の強引な捜査

2000年以降、「鈴木宗男事件」「日歯連事件」「ライブドア事件」「防衛省汚職事件」「西松建設事件」など特捜検察が手がけた多くの事件の捜査が、検察にとっては不本意な結果に終わっている。そして、佐藤優氏の『国家の罠』、細野祐二氏の『公認会計士VS特捜検察』、堀江貴文氏の『徹底抗戦』など、起訴された被告人の立場で、検察の捜査や公判を批判する著書の出版が相次いでいる。そこで描かれているのは、事実とは異なる不合理な犯罪ストーリーを設定し、威迫、利益誘導などを用いた取り調べでストーリーに沿った供述調書を作成し、強引に事件を組み立てようとする特捜捜査の姿だ。

今回の佐藤栄佐久氏の著書もその延長上にある。前半部分で「闘う知事」としての実績が熱く語られているのとは対照的に、後半の自己の収賄事件に関する部分では、実弟の祐二氏が経営する会社の土地取引を巡る疑惑が週刊誌で報じられ、同氏の逮捕、自身の逮捕、そして、事実と異なる自白調書に署名するまでの経緯が、淡々と描かれている。それだけに、かえって検察捜査の異常さが強く印象づけられる。

日本の検察は刑事司法の「正義」を独占してきた。つまり、刑事司法は、すべての刑事事件が検察官によって「適正に処理されている」ことを前提にしてきた。検察は、原則として、刑事処分などの判断について公式に説明を求められることはない。不起訴処分について判断の理由の説明が公式に行われることはないし、不起訴記録も開示されない。

検察の判断の適正さは、その理由を外部に説明することではなく、基本的には、「個々の検察官の判断ではなく検察庁の組織としての判断が行われる」ということによって維持されてきた。

このように「刑事司法の正義」を検察が独占する構図は、殺人、強盗などの伝統的な犯罪、伝統的な刑事司法の領域には妥当する。行為の反社会性は明らかで、犯罪者の多くは社会的逸脱者である。事実が認められる限り処罰されるべきことに基本的に異論はない。問題になるのは、証拠によって事実が認定できるかどうかであり、その点について、刑事司法の専門家の法曹からなる検察の組織による適切な判断が行われることを信頼すればよかった。

閉ざされた検察組織だけで政治・社会・経済を判断するのは難しい

例外的に社会の中心部で活躍する政治家、経済人などを摘発の対象にし、社会的に大きな影響を与える捜査の遂行を使命とされてきたのが特捜検察である。そこで対象とされるのは、政治・社会・経済の中心部分で起きている複雑・多様な事象そのものであり、刑事罰の適用に関しては社会的な価値判断が求められる。

そのような社会内の事象を、どのような観点からとらえ、どのように評価していくのかの判断を、検察の組織という閉ざされた世界の中だけで適切に行うことは、もともと容易ではない。しかも、その困難さは、社会・経済の複雑化・多様化に伴って一層顕著となっている。

1990年代以降、日本の経済社会において、企業、官庁などあらゆる組織が構造変革を迫られる中、組織内で自己完結した「正義」に依存し、旧来の捜査手法にこだわり続けた特捜検察は、社会・経済の変化に大きく取り残された。そして、面目と看板を何とか維持しようとして「迷走」を続けてきた。

そうした「迷走」が限界に近づきつつある状況で行われたのが福島県知事をターゲットとする東京地検特捜部の捜査だったが、それは、結局、土地取引を巡る疑惑を報じて捜査の発端となった週刊誌の記事とほとんど同レベルの事実しか明らかにできず、その事実を無理やり贈収賄の構成に当てはめただけという結果に終わった。

前記の拙著でも述べたように、かつては特捜検察が起訴した事件について裁判所が消極判断を示すことはほとんどなかったが、昨年7月の長銀事件についての最高裁の逆転無罪判決、つい最近のPCIの元社長の背任事件の一審無罪判決などに見られるように、裁判所の特捜検察に対する見方は次第に変わってきているようにも思える。今回の事件に対して東京高裁がどのような判断を示すか、控訴審判決が注目される。

郷原 信郎 Nobuo Gohara

1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年弁護士登録。08年、郷原総合法律事務所開設。コンプライアンスの第一人者であるとともに、検察問題についても積極的に発言。著書に『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮選書)、『思考停止社会―「遵守」に蝕まれる日本』(講談社現代新書)、最新刊に『検察の正義』(ちくま新書)がある。

(以上、JBpressより引用)

郷原さんは小沢秘書逮捕で検察批判をした人。上記、福島県知事汚職事件についても検察は「手柄を焦る」自己目的化した組織であると批判。さらに社会の構造変革に取り残され、その閉鎖性故に改革が困難であるとする。注目の福島県汚職事件控訴審判決は土地取引の違法行為は認めながらも検察側の収賄罪についてわいろ性を否定した。従って郷原さんの言っていることが正しいのだろう。硬直化した検察の劣化は根深い問題だ。

それから下記は今年5月のあるブログエントリー記事

検察の劣化と公権力の暴走 - Windows Live

『 検察の劣化 』・検索表示が激減 - Windows Live

まあ、そんなものだろうな。

追記

10月14日、控訴審の東京高裁は著者に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡し た。一審の東京地裁は懲役3年、執行猶予5年だったから、さらに罪が軽くなったこと になる。東京地検特捜部は、著者の実弟が経営する会社の土地をゼネコンが買った価 格と、市価との差額1億7千万が賄賂だとしていた。

ところが東京高裁は、賄賂の金額が「ゼロ」だと、贈収賄裁判史上大変珍しい判断を した。賄賂がゼロ。そういう贈収賄ってあるのだろうか。 つまり、実質的には無罪なのである。東京高裁は、東京地検特捜部の顔を立てたにす ぎない。それにしてはトリッキーな手である。

この判決で浮かび上がったのは、原発問題や道州制反対などに対して、国家の大きな 力が働いたのではなく、知事を抹殺したのは東京地検特捜部であるということだ。当 時の大鶴特捜部長時代、手柄をはやり、手当たり次第に事件を広げた「とばっちり」 なのだ。大鶴部長は当時、「福島県汚職を絶対に上げろ。そうでないと俺の出世にか かわる」と言っていたと報じられている。そう考えれば、著者が「誰が私を殺した か」はっきり指摘できない理由がよくわかるのである。著者は闇夜で撃たれたからだ。(以下、略)

(以上、『知事抹殺 つくられた福島県汚職事件』(平凡社) ブックレビューより)

上記は新宿駅で痴漢に間違われそうになった人のレビュー、タイムリーでピカ一だ。


転換策

2009-10-15 | weblog

羽田、成田すみ分けで合意 千葉県知事と国交相が会談(共同通信) - goo ニュース

前原誠司国土交通相と千葉県の森田健作知事が14日、国交省で会談、羽田空港と成田空港の役割分担をめぐり(1)両空港を一体的にとらえ合理的なすみ分けをする(2)これからは誤解のないよう意思疎通する―ことで合意した。森田知事は会談後、記者団に「原則的に国内線は羽田、国際線は成田という原則を国交相に確認した」と述べ、その枠組み内で羽田の国際化に「柔軟性を持つ」とした。

(以上、共同通信より引用)

自民党がやりたくてもできなかった転換策をやる民主党政権

日本の民主党政権は、自民党がやりたくてもできなかった転換策を相次いでやっている。中国との親密さは自民党も大事にしていたが、911後は対米従属の維持に飲み込まれ、日中関係を軽視せざるを得なかった。国内問題でも、たとえば成田空港を東京の国際空港、羽田空港を国内空港としておく政策は、ハブ&スポークの国際航空体制の発達の中で、明らかに失策となり、韓国などに旅客を奪われていたが、土建政治の一環として成田空港を作った経緯に縛られる自民党の政権下では、成田の失敗を認めて羽田に再一本化することなど不可能だった。だが、就任したばかりの民主党政権では、すぐに羽田への再一本化の方針が出された。

多極化にぎりぎり間に合って対米従属を離脱できてほっとしている外務省と同様、国土交通省の官僚も、ようやく成田失策のしがらみから逃れられると安堵しているかもしれない。官僚がひそかに感謝する政策を次々と打ち出す民主党政権は、意外と長続きするかもしれない。

原口総務相が担当する「地方分権策」も、その意味は、厳しくなっていく政府財政の地方への配分を減らすことであり、建設事業を通じて東京から地方に金を流すのが存在意義だった自民党では、必要と知りつつ推進が難しかった。元ネオコンの原口や前原国土交通相は、やはり小沢戦略の「実働部隊」「鉄砲玉」であるようだ。以前の記事に書いたが、前原や原口のかつてのネオコン戦略は、小沢一郎がやらせた試行錯誤の一つだったのだろう。

(以上、田中宇の国際ニュース解説より抜粋)

ダム、JAL、沖縄基地と大忙しの前原国交大臣。羽田ハブ化は「成田、羽田のすみ分け」つーよくわからない玉虫色の決着。まあ、田中宇の「自民党がやりたくてもできなかった転換策を相次いでやっている」というより民主党政権は腐った自民党利権政治の尻拭いをやっている感じでどうなるのやら。

嘉手納統合案、「話にならない」と米が拒否(読売新聞) - goo ニュース

ただし米国が相手になると手ゴワイぞ。

国家戦略室政策参与、「派遣村」村長の湯浅氏起用へ(読売新聞) - goo ニュース

民主党の国家戦略室自体まだよくわかんないが、これも人気取りで胡散臭い。

全国知事会の現状批判/川勝知事

田中宇は原口、前原が「小沢戦略の鉄砲玉」と言っているけど、我が静岡県の川勝知事こそが小沢さんの鉄砲玉。川勝さんは新幹線の中で小沢さんと数分談笑したあと急遽知事選出馬を決めて当選したのだ。


勝ち組ファンド

2009-10-14 | weblog

米国は強欲資本主義から脱皮できるのか 

「ヘッジファンドに牛耳られたオバマ政権」

オバマ政権の中枢には強欲資本主義をこれまで実践してきた人物たちが並んでいる。今後のアメリカ経済はヘッジファンドが主導権を握る形で進むことになるだろう。前政権とは比較にならないレベルで勝ち組ヘッジファンドが「わが世の春」を謳歌することになる可能性もある。

注目を集めたジョージ・ソロス氏のカムバック

FX会社最新順位と比較 アメリカ発の金融パニックが世界を不安の渦に巻き込んでいる。その一方で、したたかに莫大な利益を稼ぎ出している投資家たちも健在だ。

その代表的存在がヘッジファンド業界であろう。2008年、約1万社と言われるヘッジファンドの中には運用の失敗により倒産したり、吸収合併の対象になるケースも多かった。1000社近くのヘッジファンドは姿を消し、全体の3分の2近くのファンドも平均すると18%近くの損失を計上したという。

ところが、中には史上空前の利益を上げたファンドも存在していた。彼らはきびしい投資環境の中で2006年以降、毎年対前年比で大幅増の収益を上げているというから驚かされる。

ヘッジファンドの業界情報誌「アルファ・マガジン」が毎年発表する前年度の収益ランキングを見ると、2008年のトップ10社の中にはこのところ毎年記録を更新し続けているルネッサンス・テクノロジーズのジェームズ・シモンズ氏を筆頭にポールソン・アンド・カンパニーのジョン・ポールソン氏、センタウラス・エナジーのジョン・アーノルド氏などがランクインしている。

とはいえ最も注目を集めたの、はかつて「ヘッジファンドの帝王」と異名を取ったジョージ・ソロス氏のカムバックであった。なんと同氏は2008年、11億ドルの収益を上げ、「アルファ・マガジン」が選んだヘッジファンド・トップ10の第4位に返り咲いたのである。

ソロス氏はすでに数年前から世界的な金融収縮の動きを予測し、迫り来る危機の可能性について警告を発し続けていた。そして自らの予測の正しさを立証するかの如く、金融パニックの到来の先回りをし、得意の空売り戦略を駆使。昨年は「自らの投資家人生の中で最も実りの多かった1年だ」と述懐できるほど大きな利益を手にしたのである。

逆張り投資で11億ドルの利益

これまでにもソロス氏は世界的な金融危機の到来を2度にわたって予測していた。多くの投資家たちはこの天才投資家の見通しに耳は傾けたものの、実際に金融危機の対処法を実践するまでには至っていなかったようだ。

ソロス氏は自らが立ち上げたクゥオンタム・ファンドの中身を全面的に組み替えることで「世界的な大恐慌にたとえられる今回の荒波を巧みに乗り越えることができた」と自己評価している。

すでに現役からはリタイアし慈善事業であるオープン・ソサエティーの仕事に専念していたソロス氏であるが、2007年に突如、古巣のヘッジファンド・ビジネスにカムバック。息子に任せていた投資ファンドの運用を引き受けたのである。

その結果、2008年には29億ドルの運用資金を集めた上で、住宅バブルや金融危機の流れを読み、逆張り投資によって11億ドルの利益を生み出したという。78歳になるファンドマネージャーとしては異例の賭けに成功したといえそうだ。曰く「これまで生きてきた中で体験したすべての成功、失敗の教訓を総動員し、今回は大勝負に出た。若い連中にはまだまだ負けられない」。確かに35歳限界説が囁かれる業界において、78歳の活躍ぶりは驚異的だ。

冴え渡るシモンズ氏の分析

ヘッジファンドの世界ですでに「伝説的な最高プレーヤー」と崇められている元数学教授のジェームズ・シモンズ氏も相変わらず健在で、ルネサンス・テクノロジーを率いて2008年には25億ドルの利益を稼ぎ出した。

国防総省の暗号解読チームを統括した経験もあるシモンズ氏が得意とするのは市場の動きの精密な分析である。高等数学の理論とコンピュータを駆使したトレーディングの仕組みは実際に安定した利益を生み出しており、元ナスダック会長のマドフ氏の「ねずみ講」的ヘッジファンドとは大違いといえよう。危機や混乱が深まれば深まるほど、シモンズ氏の多元的な分析は冴え渡るようだ。

我々の存在は「砂漠の中のオアシス」

2008年、第2位に輝いたジョン・ポールソン氏は住宅バブルの崩壊を織り込み、不動産価格の急落を前提に空売り投資を繰り返した。大方の投資家の逆を行くことになったが、その結果かつてない利益を上げたという。

ポールソン氏に言わせれば「多くの投資家が莫大な損失を計上していることを思えば、我々の存在は『砂漠の中のオアシス』のようなものだ。マドフ氏の名声にだまされた投資家も多いようだが、我々に運用を任せてくれた投資家はいずれも大満足のはずだ」とコメントしている。ちなみにポールソン氏は20億ドルの利益を手にした。

こうした巧みな資金運用で皆がうらやむような高い利益を上げているヘッジファンドのマネージャーたちは、今また確実に儲かるチャンスを手にいれようとしている。オバマ大統領の指示を受け、ティモシー・ガイトナー財務長官が大手金融機関の救済計画を進めていることは承知の通りであろう。

オバマ政権はアメリカの金融機関が所有する不良債権を一括処理しようという計画に着手しはじめた。どのような形にせよ納税者の資金すなわち公的資金を投入し、金融機関の抱える不良債権や不良資産を肩代わりしようというアイデアであるが、その受け皿となるのが実はヘッジファンド業界なのである。

安値で売却された債権や不動産が後に値上がりすれば、莫大な利益を上げることができるだろう。万が一、逆に引き受けた資産が値下がりした場合には再び公的資金で損失補てんが行われる。受け皿になるファンドにとっては、実に虫のいい条件の救済計画である。言い換えれば、「濡れ手に粟」と言っても過言ではない。とりあえず、公的資金の注入で大手金融機関の出血を止め、その間、不良債権を買い取ってくれる投資家にはじっくりと品定めをしてもらうという話だが、すでに受け皿となるファンドのとの水面下でのすり合わせが進んでいるようだ。

現在、品定めに応じようとしている投資ファンドは大半が勝ち組ヘッジファンドである。中でもガイトナー財務長官が指名に傾いているのが、5大投資ファンドと言われている。これらはすべて2008年のトップ10のリストに入った有力ヘッジファンドばかりである。2008年の金融危機を勝ち抜き、中には「焼け太りをした」と批判を受けるようなケースもあるヘッジファンド業界の雄たちなのだが、さらなる飛躍を成し遂げる条件が整いつつあると言えるだろう。

2008年、第9位にランクインしたFXコンセプツと呼ばれるヘッジファンドの社長ジョン・テイラー氏は、「我々が成功できたのは政府による介入があったからだ。もし、公的資金の注入という追い風がなければ、これだけ有利な条件で投資案件の売り買いはできなかった。まさに政府のお陰」 と語っているほどである。ことほど左様に政府による救済計画の最大の恩恵を受けているのがヘッジファンド業界というわけだ。

サマーズ氏の気になる過去

思えば、オバマ大統領から指名を受け、ホワイトハウスの経済諮問会議の議長に就任したラリー・サマーズ氏もヘッジファンドの世界にどっぷり浸かっていた人物である。

オバマ政権の中枢には強欲資本主義をこれまで実践してきた人物たちが並んでいる。今後のアメリカ経済はヘッジファンドが主導権を握る形で進むことになるだろう。前政権とは比較にならないレベルで勝ち組ヘッジファンドが「わが世の春」を謳歌することになる可能性もある。

(以上、マネージン 浜田和幸コラムより引用)

オバマ政権は勝ち組ヘッジファンドとズブズブの関係だから米国強欲資本主義は変わらないって話。

なーにが「チェンジ」だつーことですがな。


永山則夫

2009-10-13 | weblog

永山則夫連続射殺事件(ながやまのりおれんぞくしゃさつじけん)とは、1968年10月から11月にかけて、東京都区部・京都市・函館市・名古屋市において発生した、ピストルによる連続射殺事件である。警察庁による名称は「警察庁広域重要指定108号事件」である。

*****

裁判

永山則夫は、犯行当時19歳の少年だったが、犯行累積の抑止と逮捕のために指名手配されたこともあり、当初から実名報道がなされる。

10年を費やした1審の審議では、1979年に東京地方裁判所で死刑判決を受けたが、2審の東京高等裁判所では、心境の変化(下記参照)家庭環境・生育状況が劣悪であった事、配偶者を得たことを酌量による減刑の理由として、犯行時未成年であったことからその更生を期して1981年に無期懲役に減刑された。

しかし、検察側はこの判決が欧州の死刑制度廃止への潮流に乗った、現行制度の変更への道筋と考え最高裁へ上告し、事件は死刑制度への審判の様相を呈した(差し戻し判決まで死刑制度は現実的に停止した)。最高裁は1983年に東京高裁の判決を破棄して、東京高裁に審理を差し戻し、1987年の東京高裁(第二次)と1990年の最高裁(第二次)は「永山則夫が極貧の家庭で出生・成育し、両親から育児を放棄され、両親の愛情を受けられず、自尊感情を形成できず、人生の希望を持てず、学校教育を受けず、識字能力を獲得できていなかったなどの、家庭環境の劣悪性は確かに同情・考慮に値するが、永山則夫の兄弟姉妹たち7人は犯罪者にならず真面目に生活していることから、生育環境の劣悪性は永山則夫が4人連続殺人を犯した決定的な原因とは認定できない」と判断して、死刑判決が確定した。

獄中での心境の変化

一審頃まで

永山は生育時に両親から育児を放棄され(ネグレクト)、両親の愛情を受けられなかった。裁判が始まった当初は、逮捕時は自尊感情や人生に対する希望や他者を思いやる気持ちも持てず、犯行の動機を国家権力に対する挑戦と発言するなど、精神的に荒廃していた。

二審頃まで

その後、獄中結婚した妻やその他の多くの人の働きかけと、裁判での審理の経験を通じて、自己が犯した罪と与えた被害の修復不可能性に関して、自己に対しても他者に対しても社会に対しても客観的に認識・考察する考え方が次第に深まった。その結果、反省・謝罪・贖罪の考えが深まり、最終的には真摯な反省・謝罪・贖罪の境地に至った。また5人分の命(被害者と自分)を背負って贖罪に生きることが償いになるのではないかといったやり取りが残されている。二審のやり取りの中でもし社会復帰をしたらの問いに対し「テストで1番の子がビリの子を助けるような塾をやりたい」といった趣旨の発言をしている。

差し戻しから死刑確定頃

差し戻し審で無期懲役が難しくなると一転して1審のような国家権力に対する発言に変わったが関係者の話では1審のような迫力はなかった。また拘置所で面会に訪れた人に対して社会に出た時の話をしなくなった。弁護士に対して「生きる希望の無かった人に生きる希望を与えておきながら結局殺す。こういうやり方をするんですね」といった趣旨の発言をしたとされる。

死刑執行

永山則夫は、1997年8月1日に東京拘置所において死刑を執行された。享年48。

死刑執行の署名をした法務大臣は松浦功。親族は遺骨の引取りを拒否し、弁護人の遠藤誠が引き取った。遺骨は本人の遺志でオホーツク海に散骨された。

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手紙

永山は獄中からたくさんの手紙を書いている。内容は獄中結婚した妻や支援者とのやり取りから本の読者からの悩み相談まで多岐に渡る。また永山は返信する文面を写していたため遺品の中には受け取った手紙と返信した手紙が対になって保管されている。

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永山基準

この事件以降殺人事件において死刑判決を宣告する際は、永山判決の傍論である死刑適用基準を判例と同等に参考にしている場合が多く、永山基準と呼ばれその影響力も大きい。1983年に第1次上告審判決では基準として以下の9項目を提示、そのそれぞれを総合的に考察したとき、刑事責任が極めて重大で、罪と罰の均衡や犯罪予防の観点からもやむを得ない場合に許されるとした。

1.犯罪の性質

2.犯行の動機

3.犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性

4.結果の重大性、特に殺害された被害者の数

5.遺族の被害感情

6.社会的影響

7.犯人の年齢

8.前科

9.犯行後の情状

余談だが、傍論の効果や是非について議論される時には、永山基準が参考にされる事が多い。

殺害された被害者の数

この判例以降、4人以上殺害した殺人犯に対しては、裁判所が被告人の犯行時の心神耗弱・自首を認定して無期懲役に減刑して判決をした事例(1980年の新宿西口バス放火事件(6人殺害)、1981年の深川通り魔殺人事件(4人殺害)や地下鉄サリン事件の林郁夫の例)を除けば、裁判所は原則としては死刑判決を適用している。

また、1人だけを殺害した殺人犯に対しては強盗や身代金目的誘拐など金銭目的ではなく、殺人の前科がない場合は、死刑判決を回避する傾向が長らく続いてきたが、近年は厳罰化の世論の影響で、被害者が1人であっても死刑判決が確定されるケースが見られるようになった(三島女子短大生焼殺事件、奈良小1女児殺害事件、闇サイト殺人事件など)。

(以上、永山則夫連続射殺事件 - Wikipedia より抜粋)

一昨日、NHK-ETV特集「死刑囚永山則夫 獄中28年間の対話」を観た。半分寝ながらでよく覚えていないからアレなんだけど、永山の心境の変化を獄中結婚した妻(坊主頭のミミさん)のインタビューを中心にした番組構成。つまりは永山寄り=死刑廃止論がNHKの意図するテーマなのは明白。

実は死刑制度に対する存廃問題について避けて通りたい鬱陶しい問題だと常々思っていた。

それは「永山基準」から分かるように裁判の死刑判決、刑の量定ってのは相対的なものだから。

ところが共同体はその時代のパラダイムに基づいて絶対的な死刑判決を下す。だから欧米の裁判員制度導入はイヤだってのはズーと前にエントリーした。ただ、死刑制度を廃止する欧米人権派思想に反対かと言えばそうでもない。一旦犯罪者となればロクな裁判もしないでバカスカ死刑にする中国共産党はオゾマシイ。でも日本の死刑制度廃止の人権派は中国の人権問題には言及しないだろ。日本男児たるものこうした政治の泥沼には関わりたくないのが本音だっつーの。

*****

さて、ミミさんはフィリピン人の父親、日本人の母親を持ち沖縄で生まれ、永山同様親に捨てられた。アメリカ在住中に「無知の涙」を読んで永山と獄中結婚。番組では眼に涙を浮かべ言葉を選んでいた。

獄中結婚なんて被害者家族の気持ちを逆撫でする売名行為だと思いきや、ミミさんの場合は妻となって一緒に被害者へ贖罪する心を持っていた。頭デッカチの左巻き人権派女性弁護士とはエライ違い。

「生きる希望の無かった人に生きる希望を与えておきながら結局殺す。こういうやり方をするんですね」

ミミさんには永山に「人に生きる希望」を与えた責任があると自覚していた。番組の印象はこんなところ。NHK-ETVにしては珍しくいい番組だったけど、如何せん眠かった。惰眠を貪る中年は太るのだった。

 

訃報

軍事評論家の江畑謙介氏死去 湾岸戦争をテレビ解説(共同通信) - goo ニュース

湾岸戦争のとき特異な髪形で彗星の如く現れた江畑さん。60歳とはまだお若い。お悔み申し上げる。


男の自慢話

2009-10-12 | weblog

女の子がウンザリする自慢話9パターン

恋愛に関するライフハックを発信しているスゴレンです。不用意に自慢話をした結果、女の子から連絡がこなくなった経験はありませんか? そこで今回は「女の子がウンザリする自慢話9パターン」を紹介します。今までしてきた自慢話は、どんなパターンでしょうか。

【1】知り合いについて自慢する。

「あの有名な社長、俺の知り合いなんだぜ。」と権力者や有名人との繋がりを自慢するパターンです。女の子にとっては、会ったこともない相手について自慢されても、共感することは難しいでしょう。

【2】昔はワルだったことを自慢する。

「昔はワルかったんだぜ。」と自慢するパターンです。事実なのかもしれませんが、女の子に「ウソっぽい。」と思われては、イメージダウンするだけです。また、暴力的要素を嫌う女の子もいるので、注意が必要です。

【3】女の子にモテたことを自慢する。
「今までに、50人くらいに告白された。」など、今までに付き合った人数や告白された人数などを自慢するパターンです。このような自慢話を聞かされては、女の子もウンザリするでしょう。モテ自慢している時点で、モテないと思われるかもしれません。

【4】徹夜したことを自慢する。

「昨日は徹夜だったけど、平気な顔して、飲み会に来ているオレって、カッコイイ」とアピールすべく、徹夜したことを自慢するパターンです。徹夜したことを伝えたいのであれば、「徹夜したから、ちょっと眠い。」と弱音を吐いた方が可愛げがあるのではないでしょうか。寝不足自慢がもたらす影響5パターン(スゴレン)もご参考にどうぞ。

【5】仕事の規模について自慢する。

勤めている会社や取引相手が有名企業であることなどを自慢するパターンです。そのような内容は自分から話すのではなく、聞かれてから答えた方がインパクトは大きく、効果的にアピールできるでしょう。所属している企業名や仕事の相手などは、女の子から聞かれるまでしゃべらずに我慢しましょう。女の子に仕事の話をするときの5つのコツ(スゴレン)もご参考にどうぞ。

【6】高級店で食事したことを自慢する。

「この前、あの有名な〇〇行ったよ。」と高級店で食事したことを自慢するパターンです。女の子に自慢するよりも、女の子を高級店に連れて行って、喜ばせてあげましょう。高級店でスマートに会計を済ますために、デートでクレジットカードを使うときの5つの心構え(スゴレン)も確認しておきましょう。

【7】のど自慢

女の子を見つめながらラブソングを歌い、「のど自慢」するパターンです。女の子はリアクションに困るので、控えましょう。また、腕前によっては、即座に恋愛対象外のレッテルが貼られる恐れがあるので、注意しましょう。カラオケにおける迷惑な歌い手7パターン(スゴレン)を確認して、カラオケで嫌われないように注意しましょう。

【8】かなり昔の実績を自慢する。

「小学校の絵画コンテストで入賞した」など、かなり昔の実績について自慢するパターンです。女の子でも、「あなたは、小学校以来、実績を残していないの?」と突っ込みたくなるでしょう。

【9】同じ自慢話を何度も繰り返す。

同じ自慢話を何度も繰り返せば、女の子もリアクションに困ります。女の子に「同じ自慢話を使い回しているの? 他に自慢はないの?」と思われかねません。どうしても自慢話を披露したい場合には、効果的な自慢話の仕方、アピールの仕方(スゴレン)をご参考にしてください。

(以上、ライフハッカー日本版より引用)

大体、フィリピン人妻以外自慢話をする女性がいないから関係ないんだけど、フト、男が男にする

【10】デカマラ自慢

を思い出した。興味のある奥さんは下記を参照、但し18禁。

中学2年生のデカマラ自慢の話

奥さん、トンデモねぇ中学生だな。

「親の顔を見てみたい」つーよりも「父親のマラを見てみたい」だろ、ハッハッハ。


缶詰買占め

2009-10-11 | weblog

松平アナのNHKスペシャル「マネー資本主義」のDHD録画を見る。

いつもながらNHKの取材と編集はハゲしく低レベルでかったるい。

 

太った中年が100年に1度の世界金融危機に最大の関心を寄せているのは言うまでもないゾ。

 

さて、そのとき最愛のフィリピン人妻はインターネットで現地台風被害の情報を検索していた。

この前の台風でフィリピンでは300余名の死者が出た。悲しみに暮れる妻。

*****

勿論、現地在住でお馴染みJet師範のブログにも台風被害の状況はエントリーされている。

Ondoy来襲!~その2

ナント、嘗て妻が住んでいたコンドミニウム隣のデパートで缶詰の買占めがあったのだ。

そのことを妻に教えると、

 

 

突然、近所のフィリピン雑貨店で缶詰を買占めてきた。ナンデダロウ・・・

 

参照: 買占め - Wikipedia


二人の福田+

2009-10-10 | weblog

思い出されるのが、2008年9月1日の、福田康夫首相の突然の辞任である。「あなたたちとは違うんです」との名(迷)セリフを残して記者会見場を後にした「のび太総理」だが、じつは、アメリカ政府から、しつこく「ドルを融通してくれ」との圧力を受けていたようなのだ。しかも、それは半端な金額ではなかった。じつに、日本が保有する全外貨準備高にあたる1兆ドル(約100兆円)の提供を求められたという。これは、アメリカ政府が今回の金融パニックを封じ込める目的で投入を決めた7000億ドルを上回る金額である。要は、自分たちの失敗の尻拭いを日本に押し付けようとした、アメリカのムシのよすぎる話に福田前首相はキレてしまったというのである。

*****

いくら同盟国とはいえ、あまりに無茶な要求。いくらお人よしの日本とはいえ、そんな理不尽な要求は飲めない」。そこは頑固な福田氏。あの手この手で迫ってくるブッシュの手先に対して「ノー」を言い続けた。そしてついに堪忍袋の緒が切れ、アメリカに対して「そんなにしつこく言うなら、辞める」となったのが、ことの顛末だという。「総理の職を投げ出した」と批判が沸き起こったが、いっさい言い訳をしなかった福田前総理は、じつは意外なサムライだったのかもしれない。

(以上、「大恐慌」以後の世界より抜粋)

まずはお久しぶりの福田チンパン。

上記は福田元首相辞任の真相を語ったもの。

突然の辞任後にリーマンが破綻したからなぁ。

1兆ドル拒否が本当なら福田チンパン改め福田サムライ。

 

光母子殺害実名ルポ 元少年側差し止め申請 著者「言論の自由への挑戦」(産経新聞) - goo ニュース

山口県光市母子殺害事件をめぐり、被告の元少年(28)=差し戻し控訴審で死刑、上告中=を実名で記したルポルタージュ本の出版に対し、元少年の弁護団が出版の差し止めを求める仮処分を広島地裁に申し立てたことが6日、分かった。

少年時の事件で家裁の審判を受けたり起訴されたりした人の氏名は少年法61条により報道が禁止されており、新聞、テレビなどは元少年を匿名で報じている。

東京・霞が関の司法記者クラブで同日、会見した著者で大学職員の増田美智子さん(28)は「本人の承諾は得ており、問題はない。元少年の人物像を知ってもらうためにも必要なことだ」と反論した。本は「A(実名)君を殺して何になる」(インシデンツ刊)で、増田さんが昨年から計25回にわたり元少年と面会、元同級生などを取材して執筆した。

増田さんによると、今年3月に元少年から実名出版の了解を得たという。しかし、9月になり元少年の弁護団から「事前にチェックさせてもらう約束があった」との要求があり、実名出版についても「本人は了解していない」と主張してきたという。

増田さんは、「弁護団の要求は言論の自由への挑戦」と反論している。

(以上、産経新聞より)

福田君を殺して何になる

もう一人は光市母子殺人事件犯人(元少年)の実名。

実名ルポを書いた著者のオツムは左巻き。

タイトルの「殺して」は「罪を償わせて」が正しい。

社民党辻元の内縁の夫は元赤軍派。

記者会見で著者に同席した出版社の男も似たようなものだろう。

それから、

「ヨウジヤマモト」経営破綻(朝日新聞) - goo ニュース

二人の福田君+山本さんってことでY’sが逝っちゃった。

ブランド崩壊によるヨージ・ヤマモトの倒産、そりゃそーだろな。

でもユニクロブランドが最高益だから「ブランド価格」ってことか。

ノーベル平和賞にオバマ米大統領 核なき世界へ尽力(朝日新聞) - goo ニュース

さらに、福田、山本+オバマさん。

ノーベル賞ビジネスでもこんなのアリ?ってほどデキレース、インチキ臭いゾ。

U2のボノが受賞しろなんて言わない。これで核開発しているイラン攻撃の準備が整った。


人民元国際化

2009-10-09 | weblog

中国・人民元の国際化加速、円の地位低下懸念も(読売新聞) - goo ニュース

10月27日に人民元建て国債を中国本土外で初めて発行するほか、中央銀行である中国人民銀行には近く、専門組織が発足する見通しだ。

先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が3日採択した共同声明も、中国の人民元レート柔軟化への取り組みを歓迎した。ただ、変動相場制への移行など「真の国際化」の実現には時間がかかりそうだ。

◆格好の「実験場」

中国政府が本土外では初の試みとして香港で発行する総額60億元(約790億円)の国債は、満期が2、3、5年の3種類ある。9月28日には募集が始まり、窓口となる中国銀行(香港)と交通銀行香港支店の担当者は「お客さんの反応はすごくいい」と顔をほころばせる。

これまで中国の金融商品を購入できる外国人は原則として、中国政府から許可を得た機関投資家に限られ、限度額も設定されていた。しかし、今回は個人投資家も含めて特別な許可は不要で、限度額もない。欧米の金融機関が集まる香港を「実験場」として、「人民元の国際的地位を高める」(中国財務省)のが狙いだ。

一方、人民銀行は近く、貿易決済の拡大、対外投資や対外援助などに人民元を幅広く使うための仕組みを検討する部署を行内に新設する。

◆円の地位低下も

中国が人民元国際化を目指す背景には、国内総生産(GDP)が日本を抜いて米国に次ぐ2位に躍り出ることが時間の問題となるなど、世界経済における中国の存在感が高まっていることがある。昨秋のリーマン・ショック以降、米ドルに対する信認が揺らいだことを受けて、アジア域内に「元経済圏」を広げたいという思惑もうかがえる。

温家宝首相は9月に大連で開かれた「世界経済フォーラム(夏季ダボス会議)」で、「人民元の国境をまたぐ流通は拡大しており、それに伴って人民元の国際的な地位も高くなるべきだ」と訴えた。

人民元の国際化は、同じアジアの主要通貨である円の地位低下につながる可能性もある。鳩山首相が提唱する「東アジア共同体」構想でアジア域内の共通通貨創設が検討課題となれば、その議論の過程で日中の主導権争いが激しくなることも予想される。

◆変動相場には時間

G7は3日の声明で、中国の人民元レート柔軟化に向けた取り組みが「中国経済及び世界経済全体のより均衡のとれた成長促進に寄与する」と明記した。

ただ、中国政府は、人民元レートの値動きを市場に完全に任せる変動相場制への移行には当面踏み切りそうにない。元急騰を招く可能性が高く、高成長を支える輸出産業に大きな打撃となりかねないからだ。

さらに、海外からの国内投資に制限を設けない資本移動の自由化についても、世界的なマネーの動きに国内経済が 翻弄 ( ほんろう ) される懸念があるとして消極的だ。

野村香港リサーチの木下智夫エコノミストは「中国政府は、変動相場を実現させる場合でも10年ほどの時間をかけるのでは」と指摘している。

(以上、読売新聞より引用)

再来する日中通貨戦争

■水面下の覇権争い重大 軍事と合わせ浸透作戦

昭和20年8月15日をもって時代が一変した、とみなすのは間違っている。戦前と違うのはあくまでも様相であって、日本の運命を左右する歴史の地殻は戦前と変わってはいない。

通貨という市場経済の基本単位を起点に時代を考えてみよう。

日本は1930年代初め、中国大陸で軍事と合わせて日本円の浸透作戦を展開していた。当時、中国は銀本位制だったが、経済社会は大混乱に陥っていた。大恐 慌の最中、米ルーズベルト政権が銀を産出する米西部諸州の要請で銀相場を暴騰させたため、中国から銀が米国に向けて大量に流出したためだ。

そこで英国が米国を誘い込んで蒋介石国民党政権の幣制(通貨制度)改革を支援し、国民党政権は1935年、中国統一通貨「法幣」の発行にこぎ着けた。日米開戦の6年前、ABC(アメリカ、ブリテン、チャイナ)の通貨連合に日本円は包囲された。

日本軍は、日本円を信用の基盤とする軍票や1940年に樹立された汪兆銘による親日派政権の発行する銀行券で物資調達し、占領地域の民生の安定を目指した が、いずれも法幣の信用力にかなわず、苦戦を強いられた。命綱の通貨が使えなければ、武力にものを言わせる戦線拡大しか打開策はなく、最後には真珠湾攻撃 まで突き進んだ。

汪兆銘政権の政府顧問だった陸軍経理将校、岡田酉次氏は、その回想録で「幣制改革は日中戦争の一つの導火線となったと同時に、 中国戦勝の一大原動力ともなったように思われる」「幣制改革は、蒋介石政権の戦時経済体制の根幹をなした。日華事変以前にこの改革がなければ、『焦土抗 日』を叫んで全面戦争を指導展開することは、すこぶる問題だっただろう」と述懐している。

◆教訓生かした“勝者”人民元

しかし、蒋介 石政権は抗日戦争で勝利した後、腐敗堕落し、法幣を乱発したことで悪性インフレを引き起こした。対する毛沢東の共産党は30年代から「辺区券」と呼ばれる 通貨を発行し、法幣や日本軍票に対峙(たいじ)してきた。優秀な経済専門家たちが設計した規律ある辺区券は信用度が高く、法幣を圧倒。中国共産党は中華人 民共和国の建国に先駆けること10カ月、新統一通貨「人民幣」(人民元)発行に踏み切った。人民元は通貨戦争の最終的な勝者なのである。

中国は 戦前のこうした通貨戦争の教訓を現代に生かしている。基本は米国との「連合」である。胡錦濤総書記・国家主席は党内の異論を押し切り、ドルと米国債を買い 続け、人民元の発行量もドルに合わせることで対ドルレートを安定させている。一方でため込んだドルを利用し、海外の石油資源を買い占める。

北京は人為的にドルとの交換レートを安定させることで、信用度を急速に高めている。昨年9月のリーマン・ショック後は台湾やベトナムなど周辺地域・国で人民元の流通促進を図っている。ブラジル、ロシアなどとも通貨協定を結び、人民元による貿易決済を始める計画だ。

◆国際流通少ない…日本円

自国通貨で投資したり、代金を払えたりすることはその国に莫大(ばくだい)な利益をもたらす。例えば、今年3月末時点でドル札は約57兆円分が米国外で流 通している。米国はドル札を刷ることで海外から57兆円のモノやサービスをほぼタダで手に入れているわけだ。ドル札1枚当たりの印刷コストはわずか4セン トにすぎず、百ドル札1枚を刷れば99ドル96セントの貨幣発行益を獲得できる。

日本円は「国際通貨」と呼ばれながらも、海外での流通はごくわ ずかだ。日本企業はアジア地域の子会社との取引では円を使うが、残る大半はドル決済である。中国はその点、国際化で出遅れながらも、東南アジアを中心にじ わじわと人民元を浸透させつつある。上海の証券市場を対外開放すれば、企業や投資家は人民元建ての金融資産を大量保有し、人民元の国際化は一挙に進展しよ う。

金融危機はいま、モノやサービスで中国市場の国際的地位を一挙に高めている。中国系企業が人民元を武器にビジネス機会を広げる好機である。日本企業が円を使えず、中国や東南アジアなどで人民元で投資や貿易の決済を迫られる日もいずれ来るだろう。

通貨の覇権争いは残酷な戦場ではなく、水面下で静かに繰り広げられる。そしてその勝敗は一国の富を、国民の幸不幸を左右する。忘れても時代は繰り返す。重大さを自覚できないようだと、戦う前に負ける。

(以上、産経新聞 イザ!より引用)

人民元国際化が始動 プラス面とマイナス面

人民元国際化のプロセスは7月1日、「越境貿易人民元決済試行管理方法」の公布・施行によってその第一歩を踏み出した。もちろん、人民元の本当の意味での国際化を実現するまでにはまだかなりのプロセスを経なければならない。中国内外の現在の条件や環境も、人民元を本格的に国際化するほどに整ってはいない。だが、人民元の国際化の効果について事前研究や分析を行ったり、将来の関連政策を制定したりするのにあたって、人民元決済業務のスタートが大きな意義を持つことは間違いない。「人民日報海外版」が伝えた。

あらゆる経済現象は二面性を持ち、中国経済の発展に対する人民元国際化の影響にもプラスの面とマイナスの面がある。人民元国際化について考える時には、両方をきちんと見据えることが必要だ。

まず、人民元国際化によるプラスの影響としては、次の6点が挙げられる。

第一に、人民元国際化は、人民元の国際的な地位を上げることになる。ある通貨が国際間で一般的に受け入れられ、支払い・決済・投資・貯蓄の手段となれば、その通貨は、その他の通貨より高い地位を持っているということができる。人民元国際化のプロセスは、人民元の地位が不断に高まるプロセスでもある。

第二に、国際金融制度の構築や国際ルールの制定における中国の発言権を強めることになる。国際通貨制度改革のプロセスに対する大きな影響力を米国が持つことができることと、世界通貨・準備通貨としての地位を米ドルが持っていることとは、切り離して考えることはできない。

第三に、人民元の国際化は、中国に通貨発行益をもたらすことになる。人民元国際化の最終目標は国際準備通貨となることであり、準備通貨の発行は、通貨発行益を発行国に与える。人民元の国際化が実現すれば、外貨の利用によって引き起こされる財産の流出を減らすことができるだけではなく、海外の資金の利用に新たなルートを与えることともなる。

第四に、中国の貿易取引と非貿易取引にあたって人民元を直接使って支払い・決済ができることになる。外貨を使って支払いをする必要がなくなることは、中国の貿易取引と非貿易取引の発展に有利なこととなる。

第五に、人民元が国際準備通貨になれば、外貨準備高を減らし、巨額の外貨準備を管理するためのコストを減らすことができる。

次に、人民元国際化のマイナス影響としては、次の4点が挙げられる。

第一に、人民元の国際化は、資本項目へのコントロールを中国が取り消すことを意味しており、自由両替が可能な通貨に人民元がなることを意味している。これによって、中国の金融市場が海外投機資本のターゲットになる可能性が出てくる。投機資本の打撃を受ければ、人民元と中国の金融市場に大きなダメージが出ることになる。

第二に、人民元国際化は、中国にインフレを起こす可能性がある。人民元が国際化すれば、国際間の価格計算・支払い・貯蓄に使われる手段になるため、人民元の需要は大きく上昇するだろう。このような需要増加によって、人民元の発行量は大きく増加し、インフレ圧力を引き起こす恐れがある。

第三に、中国の貨幣政策のオペレーションに一定の困難を与える可能性がある。人民元が地域化・国際化していない状況では、中央銀行がどれほどのベースマネーを投入しても、中国の国内で流通するだけだった。だが人民元が地域化・国際化を実現すれば、かなりの部分が海外で流通することになる。こうして海外に流れ出た貨幣が国内の物価にすぐに影響することはないが、正確なデータはつかみにくくなり、数量の増減は貨幣当局がコントロールできる範囲を超えてしまう。そうなれば貨幣供給量に対する中央銀行の調節は難しくなる。海外に流出したこれらの人民元は一定の条件が整えばいっきに還流し、国内の通貨流通と貨幣価値の安定に影響を及ぼす可能性がある。また資本の流出や流入に対する制限を取り消せば、中国の金融市場と世界の金融市場は一体化し、中国国境を資本が自由に出入りすることになる。貨幣政策の効果は人民元国際化で薄れることになる。

第四に、中国経済の成長持続にもある程度のマイナス効果が出ることが考えられる。人口が多い中国では就職難の問題が長期的に存在してきた。就職難を緩和し、急速な経済成長を維持するためには、内需拡大と外需開拓を同時に行う必要がある。だが、人民元国際化の最終目標は国際準備通貨になることだ。準備通貨となれば、人民元は、国際流動性をほかの国に提供しなければならなくなる。このことは中国の国際収支を必然的に赤字にする。さもなければ、人民元準備の出所をほかの国がなくしてしまうことになる。国際収支が長期的に赤字を続けるということは、輸出の減少と輸入の増加を意味している。その結果、外需は減少し、国内市場の一部もなくなることになる。国内の就業を増加させ、中国経済の急速成長を保つことに対しては、一定のマイナス影響が出ると考えられる。

このように、人民元国際化にはプラス面とマイナス面がある。人民元が国際化の歩みを始めた今日、人民元国際化の利害を客観的に認識し、その利益を増やし被害を減らす方策を事前に研究することは、経済学者にとっての差し迫った課題だと言える。

(以上、中国共産党機関紙人民日報のネット版人民網日本語より引用)

前エントリーに続き、中国共産党が深謀遠慮を廻らせ米ドルの信用低下に伴い第3の基軸通貨を狙う人民元。先のイスタンブールIMF総会は世界の主要国になった中国に対して内需拡大政策を維持しながら世界金融危機から脱却したときに対ドルの為替レートを引き上げることで合意したようだ。そうなると必然的に円の地位も低下するわけで、そのことについて日本政府はどのような戦略を持っているのだろうか、よくわからないね。


ドルの地位低下

2009-10-08 | weblog

原油取引でのドル利用停止協議との報道、ドルの地位低下を反映

英インディペンデント紙が6日、アラブ湾岸諸国が原油取引でのドル利用を停止し、人民元などで構成する通貨バスケット建て取引に移行する案をロシア・中国・日本・フランスと極秘に協議していると報道、ドルの地位低下が裏付けられる形となった。

同紙がアラブ諸国や中国の匿名の銀行筋の情報として伝えたところによると、ドルの代わりに使う通貨バスケットは、円・人民元・ユーロ・金のほか、サウジアラビア、アブダビ、クウェート、カタールなど湾岸協力会議(GCC)関係国が計画している統一通貨などで構成される。

原油の取引通貨としてドルを使うのをやめること自体は、イランがすでに実行していることでもあり、それほど困難ではないかもしれない。

ずっと難しいのは、原油価格の設定をドル建てから変えることだ。現在はニューヨークからドバイ、シンガポールまで、原油のベンチマーク価格はドル建てとなっており、これを変えるには大変な努力が必要だ。

つまり、原油取引でのドル利用停止が仮に実行された場合には、輸出国は外貨準備の多様化が容易になり、輸入国は代金支払いのためにドルを取得する必要性がなくなるという点では外為市場にとって大きなニュースだろうが、原油取引自体の革命につながるとは考えにくい。

ドル建ての原油取引停止は新しい案ではなく、ドルの下落に伴いここ10年、度々浮上しているが、これまでのところ実現したことはない。

原油のドル以外での売買シェアが上昇したとしても、こうした売買の価格を決定する指標がドル建てという現実を変えることにはならない。 

<原油の指標価格はドル建て>

原油の取引通貨をドルから変えようとする上で障害になるのは、アラブ産油国と米国との間の強固な政治的結びつき以外に、世界で最も流動性の高い原油市場はニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)であり、それに続くのはロンドンのブレント先物という現実だ。

ドバイで2年前に取引が始まったオマーンの原油先物もドル建てだ。

アラブ産油国が原油輸出に関する規制を緩和し、ベンチマーク設定が自由にならない限りは、産油国が取引通貨に影響を与えるのは困難だ。

日本と中国では、自国通貨建ての原油先物取引が行われているものの、最終的には域内のドル建てベンチマークにリンクバックしている。

<兌換性の問題> 

人民元やアラブ湾岸諸国の通貨の多くが完全兌換性を持っていないという問題も、ドル利用停止に向けた動きにとって大きな障害となるとみられる。 

<イランの事例> 

イランは、ドルの利用低減という点では、一定の成功を収めている。

イランは2年前、アジアの顧客に対し、ドル以外の通貨での決済を要請。大半が同意した。しかしイランは依然として、輸出価格を決定する際、ドル建ての指標価格にリンクしたフォーミュラを参考にしている。

イランは石油輸出国機構(OPEC)に対し、国際価格の算定にドルを使わないように要請しているが、今のところ支持は得られていない。

関連ニュース

米ドル以外での原油取引、実現には広範な合意必要=イラン経済財務相

(以上、ロイターより引用)

ドル利用の地位低下とは国際決済通貨としての信用低下、つまりはドル基軸通貨体制の終わりの始まりってことなんだろうな。上記ニュースから如何に安定させながら新しい基軸通貨体制へ移行させるかが世界の重要課題だってことが読み取れる。で、気になるのは「人民元などで構成する通貨バスケット建て取引に移行する案をロシア・中国・日本・フランスと極秘に協議している」こと。藤井ジイさんのオツムで大丈夫か?で、問題は人民元。前エントリーで投信FXに失敗した奥さんたち、これからは第3の基軸通貨を狙う人民元の時代だよ。


主婦投資家

2009-10-07 | weblog

以下、プレジデントロイターより転載。奥さんたちも世界不況を味わっていた。

 

沸騰!匿名座談会 *写真はイメージです

主婦(仮名)大黒美千代・46歳。首都圏の高級住宅地に居を構え、夫(48歳)の経営するIT企業の役員に名を連ねる。FX投資で2500万円が消えた。株投資で稼いだエルメスのバーキンを3つ保有。

 

主婦(仮名)高橋百合・35歳。昨年末に派遣先を解雇され、同棲中だった会社員の夫(38歳)と入籍。夫の年収800万円は漸減中で、「4000万円で購入したマンションのローンが厳しい」。

 

主婦(仮名)中西まゆみ・37歳、都内在住。外資系金融機関を退職。退職金をつぎ込んだ投資信託が半減したが、すでに億単位の資産を蓄積し、金融機関勤務の夫(39歳)も引退が視野に。子供なし。

 

貯金がゼロに! 投信・FX妻たちの天国と地獄

「FXをやる前の私の700万円と夫の300万円が消滅。運用の履歴書はもう見たくない。奥にしまい込んである」

“貯蓄から投資へ”のスローガンが掛け声倒れに終わった今、3人の主婦投資家に語っていただく機会を得た。投資を始めたきっかけは様々だが、おのおのがFX(外国為替証拠金取引)や投資信託で大きな傷を負っている面々だ。

かろうじて余裕資金の消滅で済んだ方がいる一方で、窮乏生活を強いられている方もいるなど一様ではないが、グローバル経済急転落のあおりをまともに受けた彼女たちに「敗戦の弁」をきいた。

――FXを始めたきっかけは?

大黒 円・ドルの取引から始めて、変動幅の大きい円・ポンドに切り替えました。為替取引は10年くらい前から。友人の紹介で、「小遣いを稼げたらいいかな」と思って始めました。本格的にのめり込みだしたのは3年前。仕事や株で貯めた100万円が原資でした。

――株もやっておられたんですね。

大黒 バブル期にやってましたが、今は凍結状態(苦笑)。自営なので、仕事の合間でも手軽にできるし、FXのほうが安全だと思って小遣い稼ぎに始めました。

中西 私は投資信託が主。共働きの夫がネットでアドバイザーを見つけてきて、2005年、年率10%を目安に2000万円から始めました。

高橋 まだ結婚前でしたが、夫の勤務先でやっている人が多くて、「何でやらないんだ」「簡単だぞ」といわれて、07年の2月から夫が300万円、私が貯金700万円のうち500万円を元手に始めました。受付のオペレーターだったから、ネットは使い放題。帰宅後もずっとパソコン。中毒みたいなものですね。

大黒 私は自宅のパソコン。あまりマメじゃないので、「レートがこのへんまできたら無条件で売る、買う」という基準をつくった。ポンドが動くのって夕方なんです。早出のヨーロッパ勢(の機関投資家など)が出てきて相場が動くから。

高橋 円とオーストラリアドル(との売買)で始めたんですが、動きが少ない。主人の周囲の人が(動きの激しい)ポンド、ポンドといってたので、すぐに円・ポンドにいっちゃいました。

――どれくらい儲かったんですか?

大黒 最初は1日5000円とか1万円程度でしたが、のめり込みだしてからはちょくちょく見るようになって、一番儲かったのは去年の4月18日。1日で70万円儲けました。

――イギリスの中央銀行の金融機関支援策が出て、ポンドが急上昇したときですね。

高橋 すごーい! 私は最高で月100万円くらいです。ただ、画面の上だけの話で、儲かった分も換金せずにどんどん賭けていったので。でも、調子のいいときは朝起きれば上がってるし。

大黒 やってて一番面白かったのは、市場が総崩れする直前の昨年9月頃でした。スワップポイント(2つの通貨の金利差でつく儲け分)だけでも月に10万円くらいついてました。生活費とは別に、それだけのお金があったら嬉しいじゃないですか。毎日、パソコンの画面を見るのが楽しい。

中西 夜中につい、パソコンやケータイを開けて「うふっ」と笑って、また寝るとか(一同爆笑)。

高橋 みんな、やること同じですね。

大黒 あるとき、300万円入れた元手が400万円に増えた。嬉しくって、100万円の(エルメスの)ケリーバッグ買っちゃいましたもん。

一同 おー(感嘆の声)。

高橋 一昨年の7月には、250万円ずつ2つに分けていた元手の一方が850万円まで増えてました。夫の300万円も500万円に増えたから、お盆に2人でセブ島に行ったんですけど……。

――サブプライムが本格化した頃?

高橋 そう。時期が悪くって、1日中現地のネットカフェにこもってました。夜は夜でケータイをずっと使い通し。全然楽しめなくて。旅費の40万~50万円はカード払いだから、結局は私の生活費をそのまま使ったことに。帰国したら、パケット代も2万円超えてました。それ以降は損ばっかり。3日で250万円がなくなったこともありました。お金を次々に追加しても焼け石に水。どんどんロスカット(損切り)され、9月や10月には私も夫もちょっとおかしくなってた。

中西 (絶句)……貯金は今、どれくらいあるんですか?

高橋 今ですか?(苦笑)年末に結婚したときはゼロ。FXをやる前の私の700万円と夫の300万円が消滅。でも、カネの切れ目が縁の切れ目にならず、かえってしがらみがなくなったことで結婚に踏み切れた感じ。ただ、運用の履歴書はもう見たくない。奥にしまい込んである。

一晩で600万消滅! 投信・FX妻たちの地獄と今

「今、手元にある800万円は、保険からの貸し付けと友人からの借金です。いつ何が起こるかわからない」

ふりかけご飯で何とかしのぐ毎日

大黒 ほんと、ポンドがここまで下がるとは、私も考えが甘かった。

中西 どれくらい消えたんですか?

大黒 トータルで……2500万円。

一同 えーっ!?

大黒 元本割れはかろうじて免れましたけどね。特に去年の10月7日は、一晩で600万円が消えたんです。前日急落したポンドに、また上がると思って買いを入れたんです。何となく嫌な予感がしたんですが、朝、起きたら画面がゼロになってた。もう、頭の中が真っ白ですよ。主人には内緒の分だったので……。

高橋 なんか男っぽくてカッコいい。

――アメリカで金融安定化法が成立したときですね。欧州に金融危機が飛び火し、円以外の主要通貨が叩き売られた。

中西 私は目標額1億円まで増やしたら、年利4~5%の金利生活に入る計画で、東欧やインド関連の(年利)20%くらいのにバンバン突っ込んだんです。そのうち双方の実家に「やらない?」と声をかけました。主人の実家は2000万円を市場並みの金利のタイプに、主人の弟は1000万円を外貨建ての元本保証型に、ウチの実家も円建ての元本保証型で年利3%、毎年60万円小遣いが出るタイプに2000万円入れました。

――じゃ、親族を巻き込んで……。

中西 はい。去年の2月か3月からおかしくなりだして。運用成績は毎月10日にウェブ上で見られるんですが、ウチも双方の実家も2000万円が半減。義弟は数百万円の大損。今は、塩漬けしたまま見て見ぬフリしてます。

大黒 ケリーバッグを2000万円超で買った計算になった(苦笑)。今、手元にある800万円は、保険からの貸し付けと友人からの借金です。いつ何が起こるかわからない。正直、毎日が不安ですよ。今も勝負はしてますが、一度に1万円程度。そりゃビビりますよお。

高橋 大きく使ったのはセブ島旅行と、夫が10万円の腕時計を買ったくらい。月20万円のマンションのローンが残って、生活もままならない。ブランド物のバッグを質屋に出し、信用できる人から50万円ほど借りて生活しています。毎日をふりかけご飯でしのいで、ドッグフードも安いのに替えた昨年末、今度は私が派遣切りにあったんですよ。

一同 ……。

高橋 主人は負けず嫌いで、私に隠れてケータイで3万円、5万円でまだやってた。パソコンで見ればすぐバレるのに、男って可愛いというか。「解約するからね!」ってケンカしました。もう一度やれといわれてもイヤ。恐怖ですよ。

――貴重な体験談、有り難うございました。


中川氏急逝

2009-10-06 | weblog

気分障害を患って自滅したという点で、安倍氏と中川氏は共通している。

中川昭一元財務金融大臣の突然の死のニュースが流れましたが、自殺だか事故だかまだよく分かりません。しかしイタリアサミットでの泥酔記者会見からわかるように、酒か薬物による中毒状態ではなかっただろうか。それ以前にも中川大臣は二日酔いの状況でテレビに出ていた事があるし、麻生内閣で大臣を拝命した時も酒を断つことを約束していた。

中川氏は鬱病とは言わないまでも気分障害を逃れる為に酒が止められなかったのかもしれない。それが酷くなってアル中状態になってしまったのかもしれない。酒席で酔うのは当たり前のことですが、仕事の最中でも酒を飲むというのは明らかにアル中だ。酒を飲まない時は鬱状態がぶり返して酒に手を出す。その繰り返しで止まらなくなる。

大臣ともなれば重責でありストレスとの格闘の毎日になる。安倍元首相も元々胃腸が弱かったのが、首相になってストレスにより胃腸障害が重症になって辞任しましたが、政治家というものは肉体的にも精神的にも非常にきつい仕事であり、世襲で仕事が務まるような仕事ではない。普通の議員なら何とか務まっても、大臣や首相ともなると二世議員ではひ弱さが出てきてしまう。

欧米では二世議員はほとんど見かけませんが、仕事が過酷でありとても息子や娘には継がせられない職業だからだろう。ところが日本では二世議員がどんどん増えてきて自民党では51%が何らかの意味で世襲議員だ。自民党は万年与党であり政権を維持するには議員が引退しても息子に継がせることが一番適当だったのだろう。

長期政権が続けば官僚たちも政権与党に組み込まれて、大臣がやるべき仕事でも官僚たちがみんな用意してくれて能力が無い議員でも大臣が務まってしまう。国会答弁も前日に官僚たちが聞いてくれて答弁のアンチョコが製作される。だから年功序列で大臣になり出世して行く。普通なら政権交代が起きて与党と官僚との関係も断ち切られるのですが日本は長期政権が続いた。

安倍首相にしても福田首相にしても二世議員のひ弱さが出てしまったのであり、麻生首相も首相になって能力不足を感じさせてしまった。首相ともなる人は権力闘争を勝ち抜いてきた国会議員がなるべき地位であり、人気投票で選ばれた人がなれる職務ではない。しかし自民党内は二世議員ばかりになってしまって、人材不足を露呈してしまった。

中川昭一議員も一議員なら何とか務まったのでしょうが大臣ともなると二世のひ弱さが出てアルコール依存症になってしまった。世界に醜態を晒して自民党が野党に転落する原因の一つを作ったとも言われますが、本人も選挙で落選して、順風満帆だった人生で始めて大きな挫折を味わった。叩き上げの議員なら一度や二度の落選でもここまで落ち込む事はなかっただろう。

議員の世襲が是か非かと言う問題よりも、議員という過酷な仕事が世襲できる事の方が異常なのであり、本人はもとより選挙区の有権者も先代の息子さんだからという事で議員を継がせるのは国の為にも良くない。中川昭一氏の死は残念な死でもありますが、アル中になった段階で周囲の人が国会議員を辞めさせるべきだったのだ。中川氏の死は自殺に近い病死だ。

民主党政権になって民主党の各大臣も職責の重圧と戦っている事だろう。鳩山首相も岡田外務大臣も席が暖まる閑がないほど海外を飛び回っている。前原大臣もダム問題からJALや沖縄に至るまで問題が山積している。長妻厚生大臣も待ったなしの問題を抱えているが、官僚を敵に回して仕事が出来るのだろうか? 本来は官僚を敵に回しても政策を貫き通すのが大臣の仕事ですが、二世議員内閣といわれた麻生政権では公務員制度改革は当然無理だ。

自民党は政権奪取のためには議員を総入れ替えするくらいの出直しが必要だ。中川昭一氏も国会議員を引退して第二の人生をスタートすべきだった。支持者の中には首相になるべき人だったという人もいるが、アル中では国政は任せられない。死因はおそらく薬物の大量摂取だろう。鬱病の苦しさはなった人でないとわからないのであり、ひ弱な二世は国会議員になるべきではない。

(以上、株式日記 私のコメントより)

上記は株式日記トラちゃんのかなり手厳しいコメント。アル中ってのは何らかの精神障害とセットであり、中川さんも精神が病んでいたのだろう。中川さんで思い出すのは例の「もうろう」会見の他、拉致議連会長として会合で横田夫妻と同席したとき、涙を流して拉致被害者救済を訴えたこと。繊細で心優しき愛国者なんだけど政治家個人の資質として問題があると思った。そのニュースは当然北朝鮮も監視しているワケで、つまりは北朝鮮に鼻で笑われるだけだ。安倍さんも拉致問題には積極的に取り組んだけれど、結局、何ひとつ進展しなかった。やはり政治家は肉体及び精神がタフでないと務まらない。死んでしまったら何もならないのだ。

 

「これからも生きていく、私は生きていく」 鈴木宗男

 

報道関係者から9時50分過ぎ、中川昭一さんが亡くなったらしいという連絡を受け、直ぐ別の報道関係者から亡くなったと伝えられる。

10時過ぎるとテレビ、新聞等、マスコミ関係者から取材要請があり11時過ぎ札幌事務所でインタビューを受ける。

「ただただ驚き、びっくりで言葉もない。何という事か。私と中川さんについては、昭和58年の最初の選挙で骨肉の争いとか、確執とか言われたが中川一郎先生は世襲反対論者だったが息子さんが出る以上、息子さんの事を心配されたであろうし又、私の事も心にかけてくれたと思う。だから私は二人当選することが天国の中川一郎先生に報いる事だと思いながら戦った。その証拠に中川一郎先生の弟さんが後援会長もして下さり、ご兄弟も応援してくれた。中川一郎先生の議員会館にいた秘書仲間も全員私の元に駆け参じてくれた。お陰様で2人共当選出来て私は何よりだったと思った。

私は中川昭一さんに対しては堪えずお仕えした人の息子さんという思いで接してきた。その最大の証(あかし)、出来事は平成7年中選挙区制から小選挙区制になった時、中川昭一さんは十勝、今の11選挙区を希望した。私も十勝生まれ、十勝育ち、ましてや先祖の墓もある生粋(きっすい)の十勝っ子である。中川さんは東京生まれの東京育ちだ。私にもこだわりがあったが釧路根室管内に国替えをし中川さんに譲ったものだった。
 
あの時、コスタリカ方式で残ることも出来たが私にはやはり、お仕えした人の息子さんの強い意向というものを尊重しなくてはという思いにかられた。いつも私はその事を胸に刻みながら接してきました。こんなにも早くお別れするのなら一度ゆっくりいろんな話をしたかったと叶わぬ事とはいえ今、とっても残念でなりません」と話させて頂く。
 
中川昭一さんのご冥福を心から祈るのみである。
 
人生何があるかわからない。失望や挫折はついてまわる。自分の計算通りにはいかない。私自身十分経験し天国と地獄をみてきた。しかし私は正直に、信念を持って生きてきた。これからも生きていく。
 
改めて政治の世界が厳しいものだと実感する。
 
私には松山千春さんはじめ変わらざる後援者、秘書スタッフ、何よりも家内はじめ家族の支えに心から感謝するものである。今、生かされている事に感謝しながら与えられた環境で精一杯生きていく。
 
「生きる事が辛いとか 苦しいだとかいう前に 野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ」
 
松山千春さんの名曲「大空と大地の中で」のフレーズを頭に刻みながら私は生きていく。

(ムネオ日記より)

心を打つ弔詞、ソウルフルなメッセージだ。


石原失政

2009-10-05 | weblog

五輪落選、招致費150億円検証へ…再立候補は?(読売新聞) - goo ニュース

2016年夏季五輪招致で、リオデジャネイロ(ブラジル)に敗れた東京の石原慎太郎都知事ら招致委員会のメンバーは3日、国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれたデンマークのコペンハーゲンから帰国の途についた。

今後、20年大会への再立候補も視野に、敗因を分析する方針だが、総額150億円に及んだ招致費用の検証や会場予定地のあり方など、様々な課題も浮上する。

◆招致費用◆

「負けた以上、金の使い道を都民にきちんと説明しないと、示しがつかない」。東京の落選後、ある民主党都議はこう語った。職員の海外派遣や国内イベントなどにかけた招致費用のうち、公費が100億円も投入されているためだ。08年夏季五輪招致で、北京に敗れた大阪市が使った公費は約48億円。都はこの約2倍をかけたことになる。

招致レースが終盤に入った先月、ある都幹部は「赤字は何としても防がないと」と漏らした。招致費用が予算を上回れば、これを 補填 ( ほてん ) しなくてはならず、批判を招く恐れがある。招致委は、海外への職員派遣を絞り込むなど経費削減に努めたが、今後は都議会で、使途や最終的な使用額などについて検証が行われる見通しだ。

◆会場予定地◆

再立候補に意欲を示した東京だが、10万人を収容するメーンスタジアム建設を予定していた中央区晴海の都有地も、利用法が議論の対象になる。

今回の開催計画に沿って再挑戦すると、4年間は、この土地が“塩漬け”になる可能性がある。「議会で相当、考えないといけない」。石原知事も2日、現地でこう語り、課題であることを認めた。

◆求心力◆

「知事も都政も、最大の目標を見失った」。複数の都幹部は懸念する。

石原知事の任期は11年4月まで。2日の記者会見では、招致失敗の引責辞任を否定したが、今期限りの引退も改めて明言した。都幹部の間では、「残り1年半では、これまでのように大がかりな政策は打ち出せない」「求心力の低下は避けられず、再挑戦するにしてもどこまで推進できるか……」という声も上がる。

(以上、読売新聞より)

石原都知事の冒頭写真が印象深い。新都民銀行といい失政が続く。もう、先がないだろうな。

 

中川昭一元財務相が自宅で死去 循環器系持病の可能性(共同通信) - goo ニュース

自殺ではないみたいだ。

もう少し調べてみよう。


バリ島殺人事件

2009-10-04 | weblog

バリ島に邦人女性の遺体、殺人事件で捜査

インドネシアの観光地バリ島の警察当局などによると、同島クタ地区で28日、日本人の女性旅行客サノ・リカさん(33)=漢字不明=が遺体で発見された。

顔や体に傷や打撲の跡などがあり、警察当局は殺人事件とみて捜査している。

警察当局などによると、女性は東京都出身。別の女性と島内のホテルに16日から滞在していたが、25日に警察官を名乗った地元の男に連れ出されて以来、行方が分からなくなっていた。連れの女性も25日に強盗被害に遭っており、警察では関連を調べている。

遺体は、茂みの中で半裸状態で見つかり、近くには化粧品やホテルのカギ、サンダルなど被害者の所持品が散乱していた。

(以上、 読売新聞)
 
 
インドネシアのバリ島を旅行中の佐野理香さんが殺害された事件で、現地の警察は、インドネシア人の男を逮捕しました。
 
逮捕されたのはデヴィットと名乗る男で、2日の昼過ぎに逃亡先のジャワ島で逮捕され、2日夜遅く、バリ島の警察署に移送されました。現地警察は、容疑など詳細については4日に発表するとしています。
 
捜査関係者によりますと、佐野さんの遺体が見つかった現場に男の携帯型音楽プレーヤーが落ちていたことが逮捕の決め手になったということです。
 
 
 
(以上、TBS News)
 
 
バリフリークスの友人Hから電話が有り、滔々と上記バリ島殺人事件を語った。
 
 
「殺されてかわいそうだけど」
 
 
Hによれば被害者の女性が泊まったホテルは繁華街クタの外れにあって、現地ブルーバードタクシーが進入出来ない危険地区。数年前にも日本人女性グループが強姦、強盗の被害にあったエリア。被害者の女性は現地人男性と一緒にチェックイン、レンタルバイクを乗り回していたと言うから、相当男遊びに慣れ目立っていたんだろうな。まあ、奥さん、男遊びもほどほどにつーことだ。それにしても冒頭YouTubeのBALI-TV。フィリピンもそうだけど遺体映像にボカシがない。リアルでメゲル。
 
 
「ジゴロ被害は自業自得」
 
 
ジゴロのグループは、互いに利権を巡って反目しながら、縄張りを持っている。ひとりのジゴロにひっかかると、相手の女性はそのジゴロ・グループの所有と判断される。
 
長期的展望に基づいたプロの手口、薬で眠らせて金品を客室から持ち出す手口、車を使ってなかなか帰れない状況をつくりだす手口など、グループ、状況、期待できる総収入によって様々。結婚詐欺や不動産詐欺に発展して、非常に高額な出費となることもある。
 
ジゴロをホテルの客室に連れ帰ると、金品の授受などは基本的にふたりの問題となり、ホテルの従業員などほかの人の介在する問題ではなくなる。 会ったばかりの人を部屋に入れないこと。こんな言い方はどうかと思うが、バリの男の人はあまり働かない。 もちろん全員ではない。したがってバリの男から見れば日本人女性はバリ人女性以上に言ってみれば 金になる。

日本人男性では言わない、甘い言葉をサラリという。それでハマッてしまうのか、何故か日本人女性がそれで詐欺まがいの被害が後を絶たないと聞く。 自分が思うに バリ人男性からバリ島を引いてもまだ好きなのか。
 
バリ人男性じゃなくバリに住めるというステータスの方が先行しているのでは、と思う。 不動産詐欺のようなものもある。「ある土地があるから共同で買おう。」などという話をもちかけてくる。しかし法律では日本人名義にできなく、泣き寝入りするケースが多い。
 
一番はまた、日本人女性だが結婚し家を建てる時はまず、大概日本人が費用をだす。そしてもう、これ以上金を引っ張れないと思ったら離婚。日本では財産分与があるが、バリではまず一銭も返ってこないと思ったほうがいい。
 
ここまでのことはもちろん加害者が悪い。悪いに決まっているが、実際9割のことは 自己防衛、自己責任で防げる。まぁバリ島に限られた事ではないが。日本人だからチップを要求とか、日本人だからボッタくるとかいい加減にしてほしい。
 
が、まだ改善の余地はあると思う。 これから訪れる日本人が日本人のイメージを一新させる努力をすればいい。 成功例があるからまた、と思って仕掛けてくる。 成功例などなくすしかない。
 
日本人の真面目さ、人当たりの良さみたいのはそのままでいいと思うが、日本人は何をされても怒らずヘラヘラしているイメージ。嫌なものは嫌と毅然と言うようにしたい。 結局ナメられてるように思う。 バリでは怒るのはよくないらしいが(特に人前で)、そんなもの日本人がカモられたら ブチ切れてもいいと思う。
 
切れられるような事をした奴が悪い。 特に海外では自分の身は自分で守ることを肝に銘じて行動したい。危なそうなところに行かない、全ては自己責任だ。
 
(以上、バリ島 ジゴロより転載)
 
上記はバリ好きと思われる女性のサイトから引用。「全ては自己責任だ」、この一言に尽きる。それから日本人女性殺人事件の犯人がジャワ人だったようにジゴロの大半はジャワ人。ヤツラの宗教はモスリムで男尊女卑の考えが根底にあるから始末が悪い。あと、ジゴロはフィリピンパブで疑似恋愛をエサにピン中オヤジから金を巻き上げるタチの悪いフィリピーナそっくりだってことを発見した。
 
 

中川昭一元財務相が死亡 東京・世田谷の自宅で(共同通信) - goo ニュース

自殺かな、合掌。

ああ、そうだった、中川さんの親父も自殺だった。


脳の活性化

2009-10-03 | weblog

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める

はてなブックマークで話題になった本。茂木ちゃんで懲りていながら脳みそに関するこの手のハウツーものについつい関心を寄せてしまう。本の内容はナーンのことはない、脳の活性化を自己啓発と生活習慣病予防に関連づけただけのもの。以下、モノジンより抜粋、興味のある人はチェックしてくれ。

 

「頭が冴える15の習慣」

 

生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう

散歩など軽い運動/部屋の片付け/料理/ガーデニング/挨拶+一言/音読10分程度。


集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう。

仕事の区切り毎に時間制限を設ける。


睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間。睡眠中の「整理力」を利用しよう。

夜の勉強は中途半端で止め、起きてから整理すると効果的。


脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう。

雑用は前頭葉の持久力を高めてくれる。


問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう。

書類整理のルール、予定表などで脳が一度に扱う量を整理する。


思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう。

物の整理は思考の整理に通じている。


注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう。

目で立体的な情報を捉えたり、耳だけで情報を吸収すると脳が活性化される。


記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう。

入力→情報処理→出力。


話す力を高める―メモや写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう。

質問によって話しは長くさせることが出来る。


表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう。

ありそうな質問を考えれば、話しを膨らませることが出来る。


脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう。

食事制限以前にまずは動くこと。そして消費する以上に摂取しないこと。


脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう。

MRやPET検査を受ける。


脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう。

小さな失敗、人から受けた注意を書き留める。


創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう。

アイディアを生み出すポイントは、誰のためになるのかを考えること。アイディアを組み合わせること、思い付きを書き出しながら考えること。


意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメな自分を見せよう。

褒め上手な人は観察力が優れている。

 

「脳を活性化する47の方法」

 

一度にいろんな事をやろうとしない。無理だから。

脳は一度にひとつの事にしかフォーカス出来ない。これは科学的にも実証された事実。単調な仕事は別として、集中力や、論理的思考、意思決定を要求するようなことに関しては、ひとつに集中するべきだ。


身体だけじゃなく、脳エクササイズが必要。

多くの人は、学生じゃなくなった瞬間に学ぶことをやめてしまう。外国語でも、新しいスキルでも、楽器でも、何でもいいから新しいものを学ぶことで脳は最適な状態を保てる。


世界は謎だらけだ。

周りを良く見渡して、疑問を見つける。見たり、聞いたりするもの全てをそのまま受け入れないで、一度疑ってみるだけでも脳のエクササイズになる。それには、可能な限り自由な好奇心を持つことだ。


右脳も左脳も使う。

日常の論理的、数学的な問題に対応することで左脳が働く。想像力を自由にすることで、右脳が働く。日々の自分の生活を振り返ってみれば、脳のどっち側を多く使っているかわかるはずだ。そして、使ってない方の脳も使うよう工夫してみる。


睡眠のパターンを知る。

睡眠は身体の疲れを回復するだけでなく、脳の疲れも回復する。自分は何時間寝たときが一番すっきりとした朝をむかえられるのか一度はっきりと調べてみると良い。また、睡眠に悩みがある人は仕事や勉強の効率に必ず影響する。これを期に『「朝がつらい」がなくなる本―ぐっすり眠る、すっきり起きる習慣術。』などで自分の睡眠を改善してみるべきだ。

インプットするならまともな情報を。

脳はノイズの少ない寝ている間に、昼間インプットした情報を振り返り、消化する。どうせ入れるならまともな情報を脳に与えよう。


学習量を増やすなら、歩きながらやる。

動くことで血液の循環がよくなり、脳に酸素が行き渡る。歩きながら学習することで記憶力も増す。


もう一度言うけど。

エクササイズはたぶん脳の許容量を増加させる最も効果的な方法だと思う。避けて通ることは出来ない。


人付き合いをする。

人付き合いに積極的な人は年をとっても脳がシャープだ。


インターネットを利用して脳を活性化する。

UCLAの研究チームによると、インターネットで何かを検索しているとき、意思決定や複雑な理論を司る脳の中心部分が刺激を受けていることがわかった。


ダークチョコを食べる。

ダークチョコを食べるとドーパミンが放出されることがわかっている。ドーパミンは学習や記憶を助ける物質だ。


歌を覚える。

好きな歌の歌詞を覚えるという作業は、聴覚や記憶力を保つのにとても効果的だ。


脳を刺激するような映画を視る。

ミステリー系映画のような、頭を自然と使う映画は脳を活性するのに役立つ。


テレビゲームをする。

テレビゲームは認識力を高め、アルツハイマー防止に役立つことがわかっている。


利き手じゃないほうの手でいろいろやってみる。

利き手ではない手を使うと脳のさまざまな部分を刺激できるし、とにかく楽しい。


ストレスを緩和するには瞑想が良い。

瞑想をしてストレスを緩和することの効果は多くの研究で認められている。ストレスを感じる度に脳細胞は失われてしまうからだ。


笑う機会を増やす。

声を上げて笑うと免疫機能を刺激してエンドルフィンという物質を刺激する。これは身体にとって良い物質だ。


ポジティブな思考。

ポジティブな思考は脳を活発に保つ。反対にネガティブな思考は精神だけでなく免疫機能も低下させる。


感謝することを忘れない。

感謝することで幸福感は劇的に高まりストレスレベルを下げるのに役立つので、脳にも身体にも良い。


セックス。

セックスは心肺機能を正常に保つのに役立つ。つまり、脳に酸素がまわって脳を健康に保つのに役立つということ。


良い本を読む。

どんな種類の本であれ、読書は脳を健康に保ち、活性するのに役立つ。老化の防止にもなる。


アルコールの量を減らす。

適量のアルコールは実は脳に良い。ただし、度を越えると脳細胞の減少につながる。


仕事をする。

多くの人は年を取ると仕事をやめリタイアする。しかし、パートタイムでもいいので仕事をしていると脳に良い刺激を与えられる。ボランティアワークでも同じ効果が期待でいる。


最新の出来事、ニュースに注目する。

脳を健康に保つには、新しい情報を与えるのが良い。ストレスを感じない程度に、ニュース番組などで最新の動向を追うこと。


音楽を聴く。

通常聞くのとは違うジャンルの音楽を聴くというのも、脳を活性化するひとつの良い方法だ。音楽はポジティブな感情を喚起する効果がある。


踊る。

ダンスで新しい振り付けを学ぶことは認知力、空間認識、社交性、運動能力を向上させる。これは身体にとっても精神にとっても良い影響を及ぼす。


キャッチボールをする。

キャッチボールは知覚、触覚、そしてこの2つを連携させる能力など、感覚神経の向上に役立つ。


ちゃんと食べる。

しっかりとした食事は、脳の細胞に良い刺激を与える。


水をたくさん飲む。

水分補給がしっかりしていると、細胞が適切に働いてくれる。


お茶を一杯飲む。

冷たいのでも、熱いのでもよいので、お茶を飲む。お茶は脳に刺激を与えてくれる。


旅行をする。

旅行は視野を広げるのに役立つ。


議論をする。

友達や家族と友好的に議論を交わすことで、論理的思考や想像力を向上させることが出来る。


ちょっと長めに寝る。

通常より一時間多めに寝る、ということを時々すると脳が若返る。これは学習速度を速めるのに効果が高い。


昼寝をする。

10分程度の昼寝でも疲れやが取れたり、脳がすっきりしたりする。


テレビの音を下げる。

テレビを多く見る人は、音を下げることで、聴力や集中力を高めることが出来る。


日常のパターンを破る。

毎日同じような行動パターンを持っている人は、時にはそのパターンを破ってみると良い。そうすることで脳の働きを活発に保てる。


新しい言葉を覚える。

新しいことを学ぶのは、それがどんなことであれ脳を健康に保つのに役立つ。新しい単語(言葉)をひとつ覚えると言うやり方は、もっともシンプルな方法だ。


古い写真を見る。

これは、記憶を蘇らせ、脳細胞間のつながりを強めるのに最良の方法だ。


突拍子もないことをする。

バンジージャンプや、スカイダイビング、ロッククライミングなど、普段絶対にしないような経験をすることで脳は活性化する。


脳を鍛える。

脳トレが現在盛んであるが、これはちゃんとした理由に裏打ちされているからだ。効果がちゃんとあるので、やらない手はない。


サプリメントを採る。

オメガ3、葉酸、ビタミンB12、コエンザイムQ10、アセチルLカルチニンなどは老化防止に役立つといわれている。


集中力。

もっともシンプルな集中量を高めるエクササイズは座って、リラックスして、自分の呼吸に意識を集中すること。


批判的思考を育てる。

批判的思考とは、自分や自分の周りの事柄に疑問をなげかけること、そして自分の見識の根拠を探すこと。


哲学する。

人生に関する、大きな問いかけをしてみる。多くの場合、明確な解答を得るには至らないだろうが、これは脳にとって大きな刺激となる。


自己肯定する。

自己肯定は自分の設定したゴールに集中するための最善の方法だ。肯定することでイマジネーションが喚起され、脳の様々な部分が刺激され、記憶力や想像力も高まる。


思考の壁を破る。

知識の枠のなかで考えている限り、思考の壁を突き破ることは難しそうだ。しかし、『論理性を取り払って考える』ということは可能だ。


大声で歌う

歌うことは集中力を高めたり、ストレスを発散するのに役立つ。歌うことで、思考のような自分の内側で完結する活動から開放され、外側の活動(自分の声など)に集中でき、これが幸福感につながる。また、歌うことで記憶力も高まる。


亀ゲバラ

2009-10-02 | weblog

ゲバラ日記 - 千夜千冊

上記、松岡正剛の千夜千冊は「ゲバラ日記」を20世紀最後のエントリーにしている。その理由をセイゴウ先生は「20世紀で最も重要な人物はチェ・ゲバラとマルコムXだ」と言っていた。世界中の若者がゲバラをファッションとして楽しんでいるので、未だ影響力のあるかっこいい人なんだろう。

実はゲバラについて余りピンと来なかったりする。

しかーし、

―――(応接ソファーの横にある壁に高く掲げられたチェ=ゲバラの肖像写真を見て)キューバの革命家・チェ=ゲバラの写真が事務所内に飾られているんですね。こりゃ、すごいや。

亀井静香:私はゲバラを最も尊敬する人物として政治活動をやっています。自らを捨て、苦しむ民衆の救済に身を捧げたゲバラこそが、本当の政治家の姿だと思う。アメリカ合州国のジミー=カーター大統領(民主党)の時に副大統領を務めたウォルター=モンデール駐日大使(当時)が私の部屋に来て、ゲバラの写真が飾ってあるのを見てびっくりしましたよ(笑)。

―――亀井先生と「革命家」「チェ=ゲバラ」が並列されても不思議に思う人がほとんどでしょう。ゲバラというと御長女のアレイダ=ゲバラさんが昨年、来日されましたね。2週間かけて日本全国を回り、講演されたそうですが……。

亀井:私は御本人にお会いしましたよ。彼女もゲバラも医者です。しかし、ゲバラの面影があまりなかったな。

(以上、ツカサネット新聞より抜粋)

そう、亀ちゃんはチェ・ゲバラを尊敬していたのだ。ゲバラはキューバ革命達成後、貧民救済のため国立銀行総裁に就任した。亀ちゃんのモラトリアム政策もそんなゲバラを見習ってのことなのか。

さて、亀ゲバラを猛攻撃しているのが 池田信夫 on Twitter

(以下、最近のエントリーを抜粋)

・亀井静香の「革命的金融政策」は、倒閣運動だと思う。 http://j.mp/T84xu

・デイトレーダーは亀井静香に期待:「モラトリアムやったら銀行株は暴落する。日経平均が5000円ぐらいになったら、日本株は買える」。希望を捨てるのが、ベストのシナリオかも。

亀井担当相:返済猶予制度反対なら「私を更迭すればいい」 http://bit.ly/393WhV ご要望にお応えしては?>鳩山さん

・社民党より国民新党のほうが「危険物」だとわかったので、補選で2人当選して川田+糸数を入れ、あと1人鞍替えさせたら、国民新党をたたき出せる――と小沢は計算していると思う。

訂正:補選で2勝して川田と糸数が入ると民主会派は国民新党を除いても117人。社民(5人)と合計で過半数なので、鞍替えなしでも亀はたたき出せる: http://j.mp/1KCp1v

Tobias Harris: 鳩山と小沢は、急いで亀の口をふさぐべきだ。 http://j.mp/vXU3b

Apologies to Ikeda Nobuo, Kamei starts trouble in the cabinet. http://j.mp/gLinO

亀は、仕手筋とつながっていると思う。銀行株を大量に空売りし、ボロボロに下がったところで買い戻して前言撤回。もうけは**組と山分け。 http://j.mp/BaW1V

亀のねらいは、モラトリアムという「暴投」で、落とし所として「貸し渋り対策」に資金を引き出すことだろう。これは90年代に政治家の斡旋収賄に「活用」されたが、不良債権をかえって増やした。 http://agora-

亀「臨時国会でバラマキ補正を」。一方で補正のむだを洗い出してるのに、マッチポンプ、いやポンプマッチか。 http://www.nikkei.co.jp/new...

そんなワケで池田センセによる亀ゲバラへの凄まじい反革命闘争だった。

あーそうそう奥さん、松岡正剛が絶大な評価をするチェ・ゲバラとマルコムXはラップ・ミュージシャンの精神的支柱でもあるワケだ。で、池田センセはジャズフリークス。で、ラッパーはジャズ・ミュージシャンを「白人に媚びるアーティスト」としてバカしている。こんなところでも軋轢があった。これは結構本質的な例え話だよ。