太った中年

日本男児たるもの

パン屋開業

2012-01-24 | weblog

関西弁を話すラリーのオッチャンの親友で大阪に21年いて標準語を話すラリ友さんだが、結局パソコンショップはパン工場にしないでパンの販売店にすることになった。ラリ友さんの姉の家でパンを焼いて早朝、販売店までパンを配達する予定だ。ラリ友さんは大阪でフィリピンパブ、帰国してパソコンショップを経営していたからフィリピン人には珍しく原価計算ができて経費も理解している。パンのローカルプライスをチェックしたところパン工場でお店に卸したのでは思うように利益がでない。それよりも販売店にすれば他店よりも安く売っても充分利益がでると算段した。そこでラリーのオッチャンはここ4日間ほど泊まり込みで改装の手伝いをしてきた。ラリ友さんはパソコンショップが去年からほとんど売れなくなり困っていたところ暮れに姉がパン屋の話を持ってきてパンを焼く中古の機械を格安で購入することができた。現在、爺さんを雇って様々なパンの試作品を作っている。素人の爺さんで大丈夫かなとも思うが、ローカルで販売するならそんなものだろう。問題は小売業の鉄則で「売れる商品の追及と売れない商品の排除」。いくら美味しくて安いパンを作っても売れ残りが多くあったら商売にならない。近所のパン屋のショーケースはいつも売り切れと売れ残りのパンがある。売れ残りは家族で食べる。フィリピン人は不良在庫に鈍感なんだろうな。ラリ友さんにはそのことをアドバイスした。パソコンがまだ10台売れ残っているからよく理解しただろう。さて、試作品を食べたがフィリピンのパンは砂糖は入っていて甘いから苦手だ。ラリ友さんに美味いか不味いか聞かれたが返事に困った。パン屋は是非とも成功してほしい。ではまた。