太った中年

日本男児たるもの

一敗塗地

2009-12-17 | weblog

Manila Bay

 

一敗塗地

一敗地に塗(まみ)れる。

戦いに負けて肝臓や脳が飛び出し、あたり一面に飛び散ることから、失敗して収拾がつかなくなること。

秦二世元年(209年)、秦朝の統治に抵抗するために、陳勝・呉広が大澤郷でむしろ旗を立ち上げ、他に多くの郡県の民も蜂起していた。沛県知事も蜂起しようと思い、沛県の山中に身を隠している劉邦(後の漢の高祖)を呼ぶつもりであったが、後に考えを変えて、劉邦が町に入ることを阻んだ。劉邦は県民に手紙を書いて、県知事を殺すように示唆したので、県民は知事を殺して、劉邦を迎え、さらに県知事になるように頼んだのである。

劉邦は「世はまさに乱れて、諸侯がてんでに蜂起しているだけに、ここで、もしも適当でない人物を選んだら、一敗地に塗れることになるから(完全に叩きのめされて収拾がつかなくなる)、やはり他の能力のある人材を選んでもらいたい」と謙遜して言った。しかし、県民の意向で、結局劉邦が沛県知事になったのである。

出典:西漢・司馬遷「史記・高祖本」

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戦いで脳ミソや臓モツが辺り一面飛び散るとは映像的にグロテスクで強烈なインパクトがある。

なるほど失敗したら収拾がつかなくなる。

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さて、一連の陛下特例会見騒動は奸臣羽毛田が日本人の嫌中感情を巧みに利用したって感じだ。

では、羽毛田に政治的野心があるのかと言えばそれはない。あるのは自己保身という官僚病だけ。

なにしろ羽毛田はノーパンしゃぶしゃぶに狂っていた変態ジイさんだからな。

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異例の陛下会見 中国:「最高級儀礼で中国に親近感 日米同盟を破滅へ」

大紀元

政府は11日、外務省の記者会見で、中国胡錦濤国家主席の最有力後継候補とされる習近平国家副主席(56)が14日から3日間の日程で日本を公式訪問し、鳩山首相との会談、ならびに天皇陛下との会見を行うと発表した。習近平国家副主席と天皇陛下との会見は、15日に慣例を踏まずに急きょ決定した。この異例の会見に、国内で「政治的な利用」であるとの批判が高まっている。

一方、中国側は、「日本政府が天皇の儀礼原則を破り、習近平国家副主席を温かく接待することになった」と報道、「民主党政府が日米同盟を破滅への道に追い詰めながらも、中国に最高級の礼儀を提供することで、中国に親近感を示す姿勢である」と大きく宣伝している。

「天皇陛下との会見の申請は(慣例では)1か月前までに行う」とする内閣の取り決めを破り、中国・習近平国家副主席との会見が設定されたことで宮内庁に危機感が広がっている。宮内庁・羽毛田長官は11日、記者会見で、天皇陛下の政治的利用につながるのではとの指摘に、「大きく言えばそういうことになる」と不快感を表明した。平野官房長官から直接、「ルールは理解するが、日中関係の重要性にかんがみ、ぜひ」と2度も電話で強く要請された経過を明かし、「陛下の国際親善は政治的な重要性や判断を超えたところにあり」、「天皇陛下の役割について非常に懸念すること」とつらい思いを語った。

これに対して岡田外務大臣は、「1か月ルールは、陛下の健康を考えて設けられていると承知している。その陛下の健康に支障がないということで、今回の決定がなされた」と述べた。

鳩山首相は11日、「諸外国と日本との関係をより好転させるためで、天皇陛下もできれば(会見)との話で、『政治利用』という言葉はあたらない」と述べたが、会見を特例的に実現するよう指示していたのは民主党の小沢幹事長で、首相側に会見実現を強く要請していたという。

一方、中国側の情報筋の話によると、天皇陛下との会見が実現できなければ、習近平副主席の面子(メンツ)を損なうことになるので、関係者が責任を問われることになる。そこで、民主党の小沢幹事長のルートを通して、鳩山首相に働きかけ、今回の会見が実現できたという。

対外宣伝を趣旨とする中国の政府報道機関「中評社」12日の報道によると、中国側の関係者の話では、今回の会見は慣例を破っていることを中国側が自覚していながら、外交部王光亜副部長が今月初め、北京の日本大使館幹部に、習近平副主席の日本訪問の成功は、天皇陛下との会見が実現できるかどうかにかかっていると圧力を掛けた。それを受け、小沢幹事長が8日、鳩山首相に電話で、「面会しないといけない」と話したという。

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中国は「日米同盟の破滅」と報道したらしいが大袈裟。米国は占領国をそう易々とは手放さない。

 

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「小沢さんこそ憲法よく読んで」志位委員長(読売新聞) - goo ニュース

共産党の志位委員長は15日、民主党の小沢幹事長が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見を天皇の国事行為だと指摘したことについて、「憲法をよく読むと国事行為として厳格に定められている項目があり、外国の賓客との会見は入っていない。公的行為だ。小沢さんこそ憲法をよく読んでほしい」と批判した。

都内で記者団に語った。志位氏はさらに、「政府がこの問題に関与したことで、政治的性格を与えてしまった」と語り、会見実現を宮内庁に求めた鳩山首相や平野官房長官らの対応も問題だとした。

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憲法秩序に反しているのは宮内庁

国事行為の憲法論議については上記を参照することにして、党綱領で将来、天皇制廃止を掲げている共産党委員長が「国事行為ではなく公的行為だ、憲法をよく読んでほしい」と言ったのは笑える。

そもそも明治憲法下の共産党は憲法の礎となる英国を手本とした立憲君主制をブルジョワ君主専制と曲解、天皇制なる言葉を作り出し、それを打倒してプロレタリアート独裁を訴えていた。新憲法になっても共産党は天皇に政治権力を持たせるとまた侵略戦争を始めるから天皇の政治利用を監視しなければならない、天皇制=反民主主義=悪だという考え方だ。共産党が「憲法をよく読んでほしい」と言うまえに立憲君主制を学習しろ突っ込みたいが、それは無駄。今回は中国共産党の次期主席との特例会見だから微妙な立ち位置だったのだろう。

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ホントは立憲君主制について深い考察をする予定だったけど山本一太のツイッターだ。

http://twitter.com/ichita_y

角川春樹が消滅してしまった。つなぎで一太だ。一太のブログはツマランがツイッターはイケル。

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沖縄にカジノ特区を=国民新・亀井氏(時事通信) - goo ニュース

国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相は16日、党本部での記者会見で、沖縄振興のため、国内で禁止されているカジノを沖縄に限って認めるよう政府内で検討すべきだとの考えを示した。亀井氏は「カジノを特区でやればいい。一大レジャーランドになって、世界中からわんさと(人が)集まって、県民所得が上がる」と語った。

同党幹部によると、亀井氏は11日に鳩山由紀夫首相と会談した際、この構想を伝え、首相も賛意を示したという。

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亀ちゃんのこの発想はイケテル。実現してほしい。