西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開148日目

2017-03-14 20:59:01 | 石木ダム
いつものようにゲート前へ上がると、もう地権者のみなさんや木場や石木の支援者のみなさんがゲートの前に座り込まれている。

慌てて鉢巻きを締め、ゼッケンをつけてゲート前に並ぶ。



今朝は6時前にダム事務所の職員と業者が現場に入ったとのことだ。




昨日は座り込みを終え、帰宅途中に電話がかかって来た。

「いま、県職員と警察40人ほどが現場に入って中の車を出している」とのことだった。

現場に入っていた車は「わ」ナンバーのトラックもあり、レンタル料がかかるだろうに…と他所事ながら心配までしたのだ。

やっぱり出したかったんだな~。

警察が来ているって何なのだろう? しかし、いまから折り返して現場に戻ることはちょっと無理だ。



気になりながら今朝の新聞を開くと『監視カメラが壊れ、県が被害届』を出したのだそうだ。

それで警察がやって来たというわけだ。

そもそも現場に7台もの監視カメラが必要なのだろうか?

現場事務所や入れ込んだトラックなどをフェンスで囲み、その周りに監視カメラを設置するという異様な現場だ。
県が、それほどまでやるということは結局のところ自分たちが行う工事に自信がないことの現れではないだろうか?

石木ダムが川棚川の治水にも佐世保市の利水にも必要のないものだということは、県のダム事務所が一番よくわかっているはずなのだ。

その監視カメラが壊れたことを反対派のせいだと言い立て被害届を出すことも、自分たちが「石木ダム」建設に大義名分を見いだせないでいるからではないのだろうか?

そう思えてならない。


ところで、現場に入っているダム事務所職員3人のうち2人はビデオで、建設課長はデジカメでゲート前で抗議している私たちを撮ること撮ること。



私たちの映像だけで、いったい何時間分あるんだ?

2017.3.14ゲート前


現場には新しく「フェンスに横断幕などを取り付けた場合、警察に通報する」という立て看板が設置された。



これまで撮りためた映像をもとに、また私たちを訴えるのだろうか。