「和」の心を楽しむ月刊誌『和樂』の6月号は、白洲正子さんの生前の知られざる姿を特集しています。
日本文化全般に造詣が深く、町田の藁葺き屋根の古民家を終の棲家とした白洲さんですが、日々の生活では、和のものも洋のものも古きも新しきも、軽やかに取り混ぜて暮らしていたようです。
白洲さんの本をごっそり買いながら、遅々として読み進められず“つん読”状態になっている私は、もしかしたら見落としているだけなのかもしれませんが、白洲さんが音楽について書いた稿は今まで目にしたことがありません。
しかし、『和樂』のページを繰っていくうちに、見覚えのあるLPジャケットが現れ、唖然としました。何とそこにはYMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が…!なんでも、娘婿が持ってきたレコードを気に入っていつの間にか横取りしてしまったとか。自分の好きなものにはトコトン貪欲な白洲さんらしいエピソードとはいえ、齢70は回ったであろう頃に最先端の電子音楽を楽しんでしまうとは驚きです。
果たして、自分が70になった時にそのような柔らかな頭と心が残っているかなぁ…?別に避けていたわけではないけれども、最新の音楽をとりたてて聴いてはいなかった私は、まだまだ凝り固まっちゃいけないな、と身の引き締まる思いがしたのでした。
日本文化全般に造詣が深く、町田の藁葺き屋根の古民家を終の棲家とした白洲さんですが、日々の生活では、和のものも洋のものも古きも新しきも、軽やかに取り混ぜて暮らしていたようです。
白洲さんの本をごっそり買いながら、遅々として読み進められず“つん読”状態になっている私は、もしかしたら見落としているだけなのかもしれませんが、白洲さんが音楽について書いた稿は今まで目にしたことがありません。
しかし、『和樂』のページを繰っていくうちに、見覚えのあるLPジャケットが現れ、唖然としました。何とそこにはYMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が…!なんでも、娘婿が持ってきたレコードを気に入っていつの間にか横取りしてしまったとか。自分の好きなものにはトコトン貪欲な白洲さんらしいエピソードとはいえ、齢70は回ったであろう頃に最先端の電子音楽を楽しんでしまうとは驚きです。
果たして、自分が70になった時にそのような柔らかな頭と心が残っているかなぁ…?別に避けていたわけではないけれども、最新の音楽をとりたてて聴いてはいなかった私は、まだまだ凝り固まっちゃいけないな、と身の引き締まる思いがしたのでした。