京大植物園では、観察路に落ちる落ち葉など、ごもくの一部を腐葉土にして鉢植えの植物の培土などに使用している。池のすぐ北側に穴を掘り、そこに落ち葉を集め、発酵させる。このプロセスには水分の供給がとても大事なのだという。
朽ちつつある「ごもく」を見つめる観察会参加者。
京大植物園では、この秋からごもくの一部を燃やし、草木灰にして森に返すことが禁じられた。「廃棄物法違反だから焚火は止めよ。」という苦情が湯川記念館の研究者から出されたからである。
それで、今後は落枝などのごもくはゴミ(産業廃棄物)として、経費を使ってたびたび産廃業者に回収されることになる。
京大植物園では、この秋からごもくの一部を燃やし、草木灰にして森に返すことが禁じられた。「廃棄物法違反だから焚火は止めよ。」という苦情が湯川記念館の研究者から出されたからである。
それで、今後は落枝などのごもくはゴミ(産業廃棄物)として、経費を使ってたびたび産廃業者に回収されることになる。
今年最後の観察会は「植物園の落葉落枝(ごもく)たち」。ガイドは園丁の中島和秀さん。園内は落葉に埋もれている。特に、ブナ科のブロックは落葉の絨毯だ。足の沈み方がやさしい。園内の通路にはこんもりと落葉のヤマが築かれている。池の北側の窪みに集めて堆肥化されるという。そこで、一句。
ひとひらの おもさに揺れる 落ち葉かな ムカイノカッパ
ひとひらの おもさに揺れる 落ち葉かな ムカイノカッパ
京大植物園を考える会より、2008年12月の植物園観察会の案内を頂きましたので、以下にご案内します。
★ 第69回 京大植物園観察会のお知らせ ★
日時:2008年12月18日(木)12:05~12:55
テーマ: 『植物園の落葉落枝(ごもく)たち』
案内人:中島和秀さん(京都大学大学院理学研究科付属植物園・園丁)
場所:京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。
主催・問い合わせ先:京大植物園を考える会 e-mail: kyotoubg@hotmail.com
★ 第69回 京大植物園観察会のお知らせ ★
日時:2008年12月18日(木)12:05~12:55
テーマ: 『植物園の落葉落枝(ごもく)たち』
案内人:中島和秀さん(京都大学大学院理学研究科付属植物園・園丁)
場所:京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。
主催・問い合わせ先:京大植物園を考える会 e-mail: kyotoubg@hotmail.com
亀岡の河童グループ、「かめおか団栗団」さんから活動報告『団栗団報』(第3報・第4報、ともに2008年発行)をいただきました。
団栗団は、京都学園大学バイオ環境学部の学生さんを中心メンバーに、亀岡盆地のあらゆる分類群の生物相の解明とデータベース化を目指して居られるグループだそうです。地道な勉強会と野外観察の結果が、ほったらかしにされずに丁寧にまとめられているのに敬服です。
「2006年7月の発足時の目標は『生物500種を記録する』ことでしたが、1年後には730種以上を記録するに至りました。現在、植物ではイネ科やカヤツリグサ科、動物では両生類にも調査対象を広げ、記録集数は840種を超えました。それでも、私たちが調査できたのは亀岡の自然の一部に過ぎません。」(かめおか団栗団学生スタッフ、『団栗団報』第四報「第五報に向けて」p.60.)
団栗団は、京都学園大学バイオ環境学部の学生さんを中心メンバーに、亀岡盆地のあらゆる分類群の生物相の解明とデータベース化を目指して居られるグループだそうです。地道な勉強会と野外観察の結果が、ほったらかしにされずに丁寧にまとめられているのに敬服です。
「2006年7月の発足時の目標は『生物500種を記録する』ことでしたが、1年後には730種以上を記録するに至りました。現在、植物ではイネ科やカヤツリグサ科、動物では両生類にも調査対象を広げ、記録集数は840種を超えました。それでも、私たちが調査できたのは亀岡の自然の一部に過ぎません。」(かめおか団栗団学生スタッフ、『団栗団報』第四報「第五報に向けて」p.60.)