総合地球環境学研究所のシンポジウム、「森は誰のものか?」に参加してきました。
東南アジアの熱帯林の話を中心にいろいろと興味深いお話が飛び交っていましたが、井上真さん(東大・農学生命科学研究科)の『「入れ子構造」(あるいは異なるスケールの制度間の連携)は確かに重要であるものの、資源をめぐるポリティクスを考えると、むしろそれを無視すること(あるいは崩すこと)も視野に入れる必要がある』という指摘は興味深いものでした。
では、具体的にはどうやって「入れ子構造」を壊すのか?
お話の中では、選手個人の特性よりチームの協調が重んじられている日本のサッカー・チームにロナウドのような極めて個性的な選手を入れたらどうなるか、といった喩え話を用いて、既存の「入れ子」を敢えて無視した一種の撹乱が、個々の選手(アクター)の自由な動きをもたらし、さらにはそれぞれの持ち味をうまく生かした「協治」を行えるようになるのでは、というイメージを示されていました。
東南アジアの熱帯林の話を中心にいろいろと興味深いお話が飛び交っていましたが、井上真さん(東大・農学生命科学研究科)の『「入れ子構造」(あるいは異なるスケールの制度間の連携)は確かに重要であるものの、資源をめぐるポリティクスを考えると、むしろそれを無視すること(あるいは崩すこと)も視野に入れる必要がある』という指摘は興味深いものでした。
では、具体的にはどうやって「入れ子構造」を壊すのか?
お話の中では、選手個人の特性よりチームの協調が重んじられている日本のサッカー・チームにロナウドのような極めて個性的な選手を入れたらどうなるか、といった喩え話を用いて、既存の「入れ子」を敢えて無視した一種の撹乱が、個々の選手(アクター)の自由な動きをもたらし、さらにはそれぞれの持ち味をうまく生かした「協治」を行えるようになるのでは、というイメージを示されていました。