息をするのが、苦しい
私の友達・・・と私は思っている、彼女は言っていた
そんなにきつかったら辞めればいい
幾人かの人の顔が浮かぶ
さきほどの彼女は一番に浮かぶ
もう、一緒に昼休みを過ごす事は、ないのだろうとおもうと
やくそくなしに顔をつきあわせる事はもう二度とないのだろうと
おもうと
息をするのがこんなにも苦しい
物理的に離れているのに、思い出すだけで、
切なさが過ぎて、
息をするのが苦しい
なみだがあふれる
でも、逃げるしかなかった
逃げないと殺されると、思った
そのせいで
だれもいない
はりぼてのぶたいで
スポットライトのフィラメントはきれたまま
なみだがあふれる
もういちど
願う
もういちど
あいたかった
二度とない邂逅を
願う
もういちど
あいたかった