泪と共に生きていく

>呼吸し続けるって想いの外大変だ。

陸@みー

2004-10-20 12:13:43 | 考えたりしたこと


女の子なんかが持ってるプロフィール帳
それは他人が友達になるためのパスポートみたいな
宿題よりもテストよりも面倒くさい紙
まあ点数はそれを出し忘れたりしなければ100点なんだろうけど

変な所で真面目な自分と
初めて会った人などにここまでさらけだしてたまるかなんていう
意地がぶつかったりする質問ばかりで攻めたててある紙

その中によく出る質問
他の質問なんて適当に答えてもOK
これも例外じゃないはずだったんだけど
この言葉の何かが何処かに引っかかって
とりあえず空欄にしちゃった

結局その子には
猫面で『こんなんでいいかな?』とか言っちゃって
こんなんも何も適当過ぎる紙を渡す

後で思い出すんだ
あの質問に答えてなかったって
一瞬後悔する自分は今の所
真面目な一面が勝っているようだ
認めたくないけど


もらって書く内
初めは本当に適当に
憶えていないくらいに
平和でありきたりな事を書いていた気がする
その内
妙な事を考え始めた自分に気付く


もし死んだ人間が
絶対に何かに生まれ変わらなくてはならないと言うのなら
自分は死んだままの状態を許される何かになりたい


こんな事はあの数センチほどのカッコの中には書けない
それに
仮にこう答えたとしても
友達候補がひとり減るだけなんだろうな



存在しているものと仮定して
神と呼ばれる仕事を背負う何かに向けて

もし自分がこの『世界』から
たった今追い出されたとして

それによって泪を流してくれる人がいたとして

自分はまた
自分として
その人の前に立つ事ができるでしょうか
できるなら
自分は一心にそれを望みましょう

できないのなら
自分は




プロフィール帳の一質問なんかで
ここまで考えが飛躍する自分は
おかしいんじゃないかと本気で思う

変な自分




生マレ変ワッタラ何ニナリタイ?

伍@今日

2004-10-16 18:47:18 | 考えたりしたこと

引きずられながら
今日も暗がりを歩いていました

今日あった事を思い出して
いろいろ忘れてなくしたなぁなんて
のんきにも考えていました

自分では真剣に考えてる訳じゃないと思っていました
でも
考えると突然不安になって

暗くて足元が見えないので
手探りで
忘れたものを見つけようとしました
不安と焦りがだんだんと
心臓に鉛をつけていきました

ふと
探すのを止めて前を向きました
全部すりガラスを通して見ているようでした
自分の泪のせいでした

こぼすまいこぼすまい
探そうとしていたものが濡れてしまうよ

必死で眼を見開きました
少しでも良く見えると思ってやったつもりでした
実は
泪を流さぬようにと思っていたのでした




ナガシテモカマワナイ


どこかから聞こえた気がしました
初めは気のせいだと思いました

アナタノサガシモノハヌレナイヨウニシテアゲル

そうしたらもう一度聞こえてきました

誰かいるの?

下だけじゃなく
もうあたりが全部真っ暗でした
次は声を手探りで探します


自分の目の前に
その人はいました

それが分かった途端
私は眼を閉じて良いと理解しました

手が震えます
頬を液体が通ります

恐る恐る眼を開けました
あたりは眩しい程に明るくて
探していたものは意外にも近くにありました

重大な事に気付いて
今まで探しものに向けられていた視線を
目の前に向けました



おとすまいおとすまい
目の前の人の心に鉛をつけぬように
なくすまいなくすまい
今度あたりが真っ暗になっても



絶対に終わりと始まりがある事
それが私の探したもので
まだ知っているだけで
見つけてはいないけれど
見つけようと思えば
見つける事が終わりなのだから

また視界がすりガラスみたいになっても
もう大丈夫だと

考えていたら何時の間にか
家の玄関の前に立っていました。

肆@______________       

2004-10-02 23:12:52 | 考えたりしたこと

今日もひとりで泣くの
暗闇で
泪を照らす光もないところで

だって全部自分が悪いんだもの

誰かが私に怒鳴り散らす事をとめるには
私が聞けばいいんだもの
黙って聞いておけば良いんだもの

理由も無いのにどんどん
私を家に縛って繋ぐ鎖が増える
でも
悪いのは私なんだもの
納得する必要なんか無い
だって悪いのは私なんだもの

だから
誰も居ない場所で 誰も来ない場所で
今日もひとりで泣くの
だって悪いのは私なんだもの


愚痴られるのは好き
ひとつ、私が誰かの役に立っていると思えるから
でも愚痴るのは嫌い
だって悪いのは私なんだもの

しゃべると
自分を正当化してしまいそうになるから
私はいつも誰かの壁になって毛布になっていたい
理想だよ
私にはそんな広さはない
堅さも柔らかさもない



よりかかりたいよ
包んで欲しいよ

今日もひとりで泣くの
明日気持ちを抑えつけて笑いたいから
だって悪いのは私なんだもの
自分が壁
自分が毛布
どんなに削られても弾力がなくなっても
これが戒め
息が苦しい 胸が痛い 泪が止まらないよ
誰か助けて
でも悪いのは全部


私なんだもの




よりかかって泣きたいよ
抱きしめられて泣きたいよ