泪と共に生きていく

>呼吸し続けるって想いの外大変だ。

プログラム

2006-06-04 20:16:48 | my favorites



夜を突き抜ける橋は空にあいた穴
宇宙の外から差し込む

その光を大きなビンに集めて虫眼鏡で未来占う



もしも全てを知ろうとするのならば
どれほどの器が要るのかな

あふれ出した水 宇宙を彷徨って
永遠をかけてできた星



その地平に花が咲いて
蜂は蜜を集めて
戦車とミサイルでオセロするんだ



ねえどうして僕らは生きているの

二重螺旋を紐解いて

因果もはかれずにサスペンス

動機 衝動 息切れするよ



プログラムされたら

カリキュラム立てて

センター試験受けてる



朝を手招いて日々はとても静かに始まっていくよ
朱に染まり
化学反応で
僕らの寝息も繋がってるよ
青い空



その香りに春巡って
蜜は蜂を集めて
戦車とミサイルで花粉焦がした



ねえ何処へと僕らは向かっているの

二重螺旋の差す未来

理由のない何かを神様が

頭の中に創り出したの



プログラムされたら

カリキュラム立て

染色体は沈黙



イメージの彼方へ
何処か行こうか
ここにいれない



ねえどうして僕らは生きているの

二重螺旋を紐解いて



プログラムされたら

カリキュラム立て

カオスの海で泳いでる



プログラムされたら

カリキュラム立て

センター試験受けてる

いのちのなまえ

2006-05-30 22:10:32 | my favorites



青空に線を引く
ひこうき雲の白さは
ずっとどこまでもずっと続いてく

明日を知ってたみたい


胸で浅く息をしてた
熱い頬
さました風もおぼえてる


未来の前にすくむ手足は
静かな声にほどかれて
叫びたいほどなつかしいのは

ひとつのいのち
真夏の光
あなたの肩に揺れてた木漏れ日



つぶれた白いボール
風が散らした花びら

ふたつを浮かべて見えない川は
歌いながら流れてく

秘密も嘘も喜びも
宇宙を生んだ神さまの子供たち

未来の前にすくむ心が
いつか名前を思い出す

叫びたいほどいとおしいのは

いとつのいのち

帰りつく場所



私の指に消えない夏の日

体験

2006-05-13 22:46:14 | ひとりごと



自身が揺れて揺れた後
来たは恐ろしい恐怖で
なにが怖いのじゃなく
怖いのがただ怖かった

一筋のひかり、なんて
そんな優しい物なくて
なにが怖いのじゃなく
怖くて怖くて怖かった

足がもつれて瞼は重く
心のみちをあるけない
助けてと云ってみるが
時は既にすでにおそい


つらくつらくつらいこと
こわくこわくこわいこと
それが私のきょうの午後
倒れたかぜのすずしい日


ばっとあいらぶゆう

2006-05-07 20:54:27 | ひとりごと



皆に好かれる人間なんて

居ない


なぜなら

皆に好かれているあなたが好きでないだれかが

必ず
居るからだ


分かっていても

納得できても

受け入れるのは大変で

それ以上知りたくない


それ以上知ると

困る気がする

それ以上知ると

泣ける気がする


2006-05-01 10:11:39 | 考えたりしたこと



隙あれば入り込むかぜに
何時しか心一杯の午後

ハウスダストめいっぱい
吸い込んで私は生きている


絶対に日の届かない処で
日に泳ぐカーテンをぼーっと見ていた

羨ましさがうらめしさにかわる私の

日の当たらない醜い部分を
照らすゆるいあかりは

揺れる布をも通り抜けて


まるできみのこえの様に

みたしていく
ゆるしていく



温い炭酸をくちにつけて
いつも眠りに入る午後

ぼーっと見ているカーテン

それが私のやわらかい午後