JUNZO サックス ターミナル

ジャズサックス奏者藤田絢三の
ライブ情報やレッスン日記、練習方法や
プライベートコラムなど

上達の秘訣2

2015-05-19 18:18:35 | Weblog

これはサックスに限ったことではありませんが。。。

壁にぶつかっている人のほとんどは、自分の基礎能力では簡単には越えられない内容のものに挑戦しているという、当然の現状を受け入れましょう。

1、まず、すぐに近道を探さないこと。

2、正しく上達のステップを上ろうとすること。

3、できるだけ、そのステップを楽しむこと。

 

2のステップこそ柱なのですが、自分一人では闇から抜け出せなさそうな場合は、

やはり先生にアドバイスをもらうのが理想かもしれません。

ただしプロのミュージシャンを目指すなら、そのステップと創り方もできるだけ自分で考え出すべきです。

すべてはその人の大切なオリジナりティーの元となるからです。

 

 

(もちろん、これは楽器やマウスピース、リードなどの

コンディションに問題が無いことが前提です。)

 

例えば、あるフレーズが吹けない;

まず、そのフレーズを吹く目標のイメージが出来ているか?また声に出して歌えるか?

しっかりインターバルや、クロマティック、bや#の対応、タンギング&ブレス&フィンガリングのバランスはとれているか。

テンポ自体に問題はないか?

そして、ひとつ、ひとつがクリアーされていく、その過程で、くり返し、くり返し吹き、チェックして、休んで、

また、くり返し、くり返し。。。。。自分ができるであろうという感覚が20~30回だったら、その数倍の回数をこなす。

また毎日のように同じ練習を続ける。そうしてはじめて活路が見えるという

それは根気のいるものなんです。 音楽の練習とは。

 

まず心をおちつかせ、腹を据えて、なるべく楽しんで!

 


サックスの魅力、再確認。

2015-05-12 20:06:32 | Weblog

最近レコードが注目を浴びています。デジタルの手軽さ、ノイズの無いクリアーさ、

音楽のソフト面を支えてきたCDに疑問符がついて久しい時代です。

 

そんな中、僕が参加しているジャズバンド「DANCE OF THE VEIL」は、

今年の3月にCDをリリース、ツアーも周りました。

そして、いろいろと勉強させていただきました。

お客様の一番多かった声は「生音っていいんですね!」という嬉しいメッセージでした。

普段ライブなどに足を運ばれない方もたくさんいらっしゃったので、

目の前でピアノ、ドラム、そしてサックスが即興でぶつかりあっている響きは、

パソコンや携帯から聴いているソレとは、全く違うものとして実感していただけたと思います。

 

サックスは歌に一番近い楽器と言われています。管体の振動やキーを締める音、ブレスの感じ

~その全てがサックスという楽器の表現であるわけです。

CDを買っていただかなくっちゃキビシイのですが(笑)

ライブにいらしていただく事で、本物の味わいを体感できることをお約束します。

そうして、やっぱりサックスっていいなあとか、早く帰って吹きたいなあとか、思い切って始めてみよう!って

心が湧きたっていただけたら、ものすごく嬉しいです。

 

今日も教室で生徒さんとロングトーンからレッスンを始めました。

いいもんです。。。。