帰ってきた常時リソース不足

センセイ(べ・一文字)の日々是アキバ系ヲタ生活 あーかいぶ

戯画『パルフェ』 其之参 コンプ直後の取り留めない妄言

2005-03-30 21:53:29 | えろげ
良かった。

何って「パルフェ」の感想です。一昨日の後里伽子ノーマル、玲愛トゥルー、里伽子トゥルーときてフルコンプ。エロゲを購入して一週間以内フルコンプしてしまうなんて何時以来だろうか。それだけ各システムがきちんと設計されて使いやすく、ストレス無くサクサク進めることが出来る(良いトコ①)ということで、初めてエロゲーをプレイする初心者にも十分お勧めできるのがすごい。前作が前作だけにこれだけで十分合格点ですが、シナリオがまた良い。


※以下、儲の妄言が続きますので、お嫌いな方はスルーしてください。

泣き系エロゲとしては最高のクオリティではなかろうか。しかも「奇跡」とか「ちから」とかに介在すること無い社会的に地に足のついたお話で締めくくられている(良いトコ②)。無論フィクションなので嘘であるのは百も承知だが、嘘の領域が最初の舞台設定のみであとはきちんと人と人とのヒューマンドラマになっており、通常のゲームではおざなりになりがちなライバル店の店長や店員等の非ED搭載キャラもきちんとキャラクターとして描かれている(良いトコ③)。エロゲーに限らずゲーム全般の物語としてなかなか出来ないことよコレ。
シナリオの構成は王道。前半の選択で後半の各キャラ一本道ルートというものですが、各ルートでキャラクターの奥深くまできっちりと描ききり、様々な困難が出現するも、主人公はそれを文字通り真正面から乗り越える。その清清しさたるや!(良いトコ④) 今回のシナリオはすっきりプレイできた事もあり少々短めだったが、きちんと物語の三段『序破急』は構成されて、プレイ中何度「こうきたか!」「うわやられた!」と叫んだか。

キャラクターに関しては、もはや語るまでもナシ(良いトコ…測定不能)。
ダダ甘姉萌えいらっしゃい、天然系カモーン!、ツンデレここにあり、甘えた妹分、無口でもあなたの事は一番良く知っているわよ黒幕等、各キャラの丁丁発止の軽いやり取りがプレイする人間のマウスボタンを次々クリックし、バックログを読み直したくてマウスホイールを回転させる事請け合いです。

よって2005年度現時点で文句ナシのベストワン。しかもこの壁は昨年の「Fate」「CLANNAD」並に厚いぞ。

上部でエロゲー初心者もお勧めと書いたが、DOSの頃からエロゲーをプレイし続けていた古強者(ふるつわもの)にこそプレイすべき作品ではないか、と強く訴えよう。かつてのエロゲ的王道、蛭田昌人・剣乃ゆきひろ・高橋龍也・山田一と言うテンポの良いテキストの系譜に連なり、キャラクター描写がより一層洗練された俺達が待っていたエロゲ的王道がここにある、と。

2 コメント

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やっぱりパルフェは名作ですよね。 (トラックバックアリガト!(´▽`)ございました)
2005-04-03 16:33:06
やっぱりパルフェは名作ですよね。
記事を読ませていただいてその感が強まりました。

私はまだ一人しかクリアしてないので急いで続きします!

名前を挙げられていたシナリオライターの方々、私も好きです。
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パルフェ。 (tr4989da)
2005-04-03 21:03:13
パルフェ。
システムも音楽も丁寧に作られているのがヒシヒシと感じられた良い作品でした。
特に、「奇跡」とかなんとかに頼らないストーリー展開と「前に進む」「家族」というありがちなテーマを上手く演出していたのでは、と。
良い作品でしたね、楽しかったです。
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