帰ってきた常時リソース不足

センセイ(べ・一文字)の日々是アキバ系ヲタ生活 あーかいぶ

LONG LONG AGO,20th Century ~『ヒッポン・エイジス』

2011-11-19 23:59:00 | イベント
 
阿佐ヶ谷ロフトAにて開催されたトークイベント、『ヒッポン・エイジス~あの雑誌の誌面から振り返るテレビゲーム80's』に逝って来たぁぁぁぁぁぁ!!!!
 
左からライター成澤大輔氏(ダビスタ伝道師・メガテニスト)、編集平林久和氏(当時の誌面では「ヒラ坊」)、ライターとみさわ昭仁氏(FF竜騎士団)、編集兼ライター元宮秀介氏(ポケモン書籍マスター)
当時の誌面PDFを調べる成澤氏
87年!ファミコン黄金期!
 
 
 
 
 
 
 
コンシューマゲーム、当時はそう言わずに家庭用ゲーム機とかビデオゲームと言われていた80年代中旬、情報源として数多のゲーム専門誌が出版された。その中で特に異彩を放っていた雑誌『ファミコン必勝本』の当時の送り手たちによるトーク・イベントでした!
まぁチョッと濃い人々ならこのスタッフを見て震えるに違いないと言う当時の編集・ライター陣の数々の記事は常に読者を虜にしていた事間違いなしで、センセイもかく言うその一人。起源はヒッポンである、と胸を張って言えるほどです。
その雑誌が幾多の編集方針の変更、廃刊を経て10年以上、今年の5月にツイッターでの遣り取りを経てこう言う場が設けられる事になったのでした!ツイッターすげぇ!
 
と言う訳で、当時の読者・投稿人の端くれとして逝って来たわけであります
 
 
楽屋からゲスト・ベニー松山氏(小説家)登場!
 
 
 
 
第一部は『業界』と呼ぶほど成熟していなかったゲーム市場から何故に「ファミコン必勝本」が誕生したかを、当時の編集者にして現・ゲームアナリスト平林久和(当時の誌面では「ヒラ坊」)が一人語り倒す!
その会話の端々に今回の発起人でもあるライター成澤大輔(ダビスタ伝道師・メガテニスト)始め、編集兼ライター元宮秀介氏(ポケモン書籍マスター)、ライターとみさわ昭仁氏(ゲームデザイナー)の容赦ない茶々とオフレコ話が満載!
無論この会話の流れで創刊当時の目玉記事「マリオ256W」の話は出るわオフレコと銘打った会場中がどよめくような話がバシバシ出てくるわで本当にアッと言う間に時間が過ぎていくのでした。
 
当初このイベントを生中継配信って無謀だよ! そりゃ編集した上での後日配信に切り替わって正解だ。
 
 
 
 
第二部、キメラ高橋政輝氏(イラストレーター)、平林氏、ベニ松氏
当時の愛称でベニ松氏を呼び度々オフレコ発言を連発ww
 
 
 
 
 
 
 
 
第二部は必勝本が産んだ偉大なる作品、「小説ウィザードリィ」について作者のベニー松山氏、挿絵の高橋政輝氏と担当だった平林久和氏があんな事やこんな事を次々と語り倒します。
成程、当時誌面からも原稿が遅いんだろうなぁと言うのは薄々感じてはいたけどガチに遅かったんですな。当時の原稿遅延二大巨頭がベニ松成澤両氏だったとか。
当時販売されていたアオシマのウィザードリィメタルフィギュアをしげしげと眺めてモンスター描写の一助にしていたとかは非常に興味深い話でした。アレを塗る為にメタルプライマーを買った覚えがあるぞ。あとは平林氏は元々文学青年だったけど、ベニ松氏の文を見て小説は書けないと確信したとか。まぁ隣にいるベニ松氏を誉め倒すこと誉め倒すこと。
さらにHiPPONが産んだ小説家と言えば手塚一郎氏!「小説家の友達だから書けるだろ?」と無茶振りされてファンタジーを書いたと言う今ではありえないお話にどよめくやら苦笑するやら。
バックに流れていたのは’91年に開催されたWIZ10周年記念イベントの映像。舞台劇でWIZをしたりとか凄いイベントの映像で当時関係者に配られた物を成澤氏が個人保管していたとか。
 
 
キャラメルママ所属赤松直人氏(バグボーイクラブ)、とみさわ氏、手塚一郎氏(ライター・小説家)
 
 
 
 
そして第三部はやはりHiPPONを代表する読者コーナーを中心に。編プロのキャラメルママに所属していた鈴木みそ・赤松直人両氏にバグボーイクラブからの投稿コーナーのアレコレをぶっちゃけ(こう言う言い方のほうが正しいと思う)。「当初は自分自身でネタを書いて埋めてた。そのうち葉書が来るようになって、投稿人を持ち上げて育てていった」「ハガキのネタもこっちの思考を裏読みするようなネタがきて、ハガキに対してリアクションを返す、今で言うと2chのまとめサイトみたいな感じ?「『必本』と言う略称も読者の投稿から生まれた」等など会場中がどよめく話を次々と。
また四大RPGコーナーの話では後発だった「FF竜騎士団」を構成したとみさわ昭仁氏が「ゲームがグラフィカルな物だったので、最初にロゴを作りゲームのイメージを増幅する感じに」「だから(第一回に掲載されている)イラストの投稿人も全部女性だよね多分」と会場全体が首肯するような話がされてました。
ここでも感心したのは、当時の誌面をスキャンしたデータを成澤氏が個人保管していた事。当時の原稿も全部テキストファイル化して保管していると言っていたし、すごいなぁと。
読者代表として、「とものよんまん」の帯ネタにもなったジョッカーアキラ氏(現在は菊池ドクケン氏)からのビデオメッセージが!やっぱ「ジョッカーアキラ」位だと皆知っているなぁと。ただひたすら関心。コレだったら信山しんざん師匠大聖リース氏にも一声かけるべきだったかなぁ・・・ってカカ師匠来てたんですかイッ!?
そして写真に上がった「メタルスレイダーグローリー」の話を創造主の☆よしみる氏と「販売したソフト本数よりもファンブックの方が数が出た・・・」と言い始めた時にタイムアップ!イベントの予定時間が押しに押していたので終了宣言!じゃぁ次もやりましょうとイキオイで第二回宣言もして、明日が誕生日だと言うキメラ高橋政輝氏(キメラの由来は「童顔で上半身は子供だけど、下半身は大人の合成獣」)を平林氏の音頭にて会場全体で「おめでとー」とお祝いして幕を下ろしたのでした。
 
やっぱしこの面子では三時間は短すぎです!どうせならもっと時間とを取るようなオールナイトでお願いします!まぁオフレコ話も非常に多いんですけどね!
 
 
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と言う訳で物販していた☆よしみる氏のキャティさん同人誌(「グローリー」内登場ヒロインです)。さらに今だ所有している「メタルスレイダーグローリー」ソフト内同梱ミニポスターにサインを頂く等。有無を言わさぬ存在感!
 
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さらに本日のメイン話のヒトツ「小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春」ベニー松山氏と平林久和氏のサインを!いやあんな話を聞いたら二人一緒に貰わないと失礼だよ!まだ消費税導入前の書籍に20年来の万感の思いでサインして頂きました!ベニー松山氏のサインは「グレーターデーモン風」とか。
手塚一郎氏にも「幻奏王」にサインを頂きました!この「幻奏王」が入口付近に私物として置かせていただいたのですが、女性の参加者多数も見て頂いたようです。
 
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そして成澤大輔氏には当時の担当読者コーナー女神転生ファンページ「CLUB 邪教の館」の掲載ノベルティコースターにサインを! 同梱の案内状を見て「この字、間違いなく書いたの俺」とお墨付きも頂き当時のアレコレが・・・!本日は有難う御座いました!次は是非ともキッチン南海で!
 
 
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最後に本日お手伝いで当時読者のくさなぎゆうぎサンが居られると聞いたので、レトロゲーム漫画「れとろげ」 にもサインをして頂く等。この4コマの端々に感じる濃さはHiPPON経由だと言われると妙に納得。本日は有難う御座いましたーっ!横に私物の「幻奏王」も置かせていただいたし!
 
 
 
と言う訳でセンセイ的な意気込みとしてはイベント参加と言うか同窓会と言う雰囲気でしたが、来て良かった!来なかったら一生後悔する所だった!
次回開催に想いを馳せつつ、13年前のリニュ後継誌『攻略の帝王』休刊で妙に落ち込んでいるセンセイ自身に「落ち込むなよ、13年後に同窓会があって当時の編集者たちに会えるぞ」と伝えようと誓った日でした(ツイッター大喜利)。
 
 
 
 
 
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