「も～っと！」と来たら「ドッカ～ン！」を越えて「ナ・イ・ショ」の方向で

今更でありますが、今月頭に発売された「神様のメモ帳」 (Amazon)の4巻がコレまでの杉井作品中の最高傑作であろうと言える件について。
　

　
笑わせてデレて熱くさせてハッとさせて最後にホロリとさせる、コレまでの杉井作品と同じ流れではあるのですがシリーズを積み重ねてきた各キャラ各キャラの台詞がこれぞリアクションとも言うべきもので感動的ですらある。過去作を見てきた杉井へのリップサービスもあったりしてイロイロと想像させる造りになっているのは良いなぁ。
この傑作に比べると「ドラマCD」(Amazon)の方は尺がやっぱ短いよね。脇の男キャラがいい味出していたから悪くは無いんだけど。
　
そんな杉井繋がりで

　
一ヶ月に二冊杉井の新刊が拝めるとはっ・・・！ と言う訳で「剣の女王と烙印の仔」(Amazon)の二巻をば。まだ序盤も序盤ですが立ち読みでも拝める「夫婦の営み」を想像して足をバタつかせるミネルヴァには最初から杉井節がクライマックスである事を伺わせます。
まぁ読むのがチョッと遅いけど本日は勘弁して欲しい。何せ
　

　
メロン積みでお判りの通り、MF文庫J始まったのでしたから。
　

　
シリーズ物、作家買いで新規購入の冒険を全く犯していないにも拘らずこの有様。一回の発売日でラノベをココまでまとめて購入したもの初めてではなかろうか。
　
「もっと！陰からマモル！」 (Amazon)は非常にストレートなシーズン2。というか一旦シリーズ完結したとも思わせない容赦の無い続きっぷりで、それが却ってマモルらしいかと。サクっとあっさり読めるのも変わらず。あとがきで確認すると前シリーズ完結から二年も経っているんですね・・・。で「も～っと！」と来たら「ド(ry
前巻ラスト、絶望のズンドコから如何に戻すかを立ち読み部だけであっさり覆しやがったのが「ギャルゴ!!!!!」(Amazon)最終巻。すんなりオチたと言うか前巻のラノベ史上屈指のヤンデレラスボス半世紀処女も含めて力業ではあるものの大団円。ダラダラと語らないエピローグも今の時代却って新鮮だったかと。
　
未読ではありますが次代のMF文庫マルチメディア展開筆頭の「えむえむっ!」(Amazon)と今回唯一の新シリーズ、タザリアからの作家買いである「焔のシグナティス」(Amazon)も期待していたので。や、毎月電撃の発売日付近になると書店で一人や二人はその日発売されたラノベを全て買っているような猛者を見ていたのですがそれに近い真似をするとは思わナンだ。
・・・しっかしこうやって見るとMF文庫のハーレム路線推奨っぷりがよく判りますな。
　
で、購入後に気が付いたのですが創刊7周年フェアで三冊で一口か・・・。コレはもうヒトツ買えと言うフラグか何かでしょうか？