――1975年12月。東京のとある公共ビルの会議室で小さな催しが開かれた。
参加サークル数30余。動員人数約800。ファンによる集会にすぎなかったこのイベントは、回を追うごとに規模拡大の一途をたどり、いつしか日本全国のヲタが集まるヲタク最大の祭典になる。
コミック、アニメ、ゲーム、ノベルなどの表現を主目的とし、一種異様な有象無象が一堂に会す。エロティック描写に特化しきった版権無視の2次著作同人誌、同人ソフトが売買される。
世界的規模で見ても最もダメ人間達による、
世界的規模で見ても最も愛されてるイベント。
それが、コ ミ ッ ク マ ー ケ ッ ト 。
通称、 コ ミ ケ 。
見渡す限りのヲタクたちが、さしたる混乱もなく整然と行列を作り、狂騒の幕開けを待ち続けている。
静寂にも似た喧噪、整然にも似た混乱。
個々の自己管理によって限りなく平穏をよそおわれた欲望が、
欲望が、
欲 望 が っ !
開催の瞬間を待ち焦がれている。
外気温、6℃。
しかし体感温度、正に40℃以上。
極寒の中、今年最後の熱い、熱い、 熱 い 祭 り が、文字通り最後の幕を開けるーーーー
(月面基地前『らくえん ~あいかわらずなぼく。の場合~』より一部引用・改変)
本年度の締めくくり、トリのトリ、コミックマーケット83の三日目へ逝って来ましたーーーっ!
参加された方々お疲れ様でした! 何度でも言いますがホントウにお疲れ様でした!
延べ参加者数が三日間で55万人と冬コミ最高の人数を数えており、あーそうだよな混んだよなーモノスゴい人数だったよなー、黒バスの件が無かったらドコまで伸びるんだと言う感想です(小並感)。
しかしその黒子の件では便乗犯が会場に置手紙を残している等根本的な事態は解決しておらず、他山の石と考えず、我々参加者は次回が無事開催されるよう、粛々とワルい事をしないように勤めるのみです。そしてこのイベントの歴史の一端をホンのちょびっとでも担ってきた年寄りヲタとしては、こうやって語り継いで経験地が薄い若者達の力になればと思う次第で。ねぇまーしゃ兄さん? びん兄ィちゃん? いや語り継いで行かないといけないのはマジで考えていますよ?
そんなコミケですが圧倒的な集厨力を誇るジャンルみたいなものは感じなかったものの、夏に引き続いてSAOが強く、ただし正妻じゃなくって巨乳義妹とセットで!と言う感が強かったなぁと感じるジャンルの強さでした。エヴァQは思ったよりも伸びずその分を厨二病がガッツリ補ったと言う全体的な印象でしょうか。エヴァQだと眼帯アスカね無論。だから会場中至る所で正妻アスナさんと巨乳義妹直葉と厨二病眼帯六花のあられの無い姿が拝めると言う状態になっておりました。
そんな訳で本日も買ってファンネるしてファンネる飛ばして渡して受け取って欲望の限りを尽くしてきました!
黒ノ御神籤(御敷仁)
きなこの山(倉嶋丈康)
涼屋(涼香)
ひとりでできるもんっ(むにゅう)
あいすとちょこ(七尾奈留)
裏FMO(フミオ)
あじのひらき(魚)
たたらば&小糸創作所(蔓木鋼音&ひなた睦月)
二十極秘屋(師走ほりお)
つづくデスカ(笛)
65535あべぬー。(赤人)
あんあんわんこ(犬洞あん)
ショコラテ(一葉モカ)
ケンソウオガワ(フクダーダ)
OVERALL(ゆーじ)
琥珀亭(堺はまち)
バス亭シャワー(桂井よしあき)
ニリツハイハン(ニリツ)
桜眠都(金丸)
舞子海岸迄五分(勇栄)
マリアッチ(ろど)
Circles' Square(八満とシアン)
こんとんたうん(渡士郎)
はんぐりーべあー(はにべあ)
テンタイ→カンソク(え★)
らっかせい(山鯨)
青橋商店(青橋由高)
※敬称略
・・・マッタクモッテ一体どのような悪辣な手段を講じてコレだけのものを査収したのか、と言う感想をセンセイ自身が思うほどの物欲です。物量です。足です。
まぁ毎回毎回言っているのですが、センセイ一人でできるわけが無いので現地でお会いした皆様の協力あってこそです。その分センセイもファンネるとして会場を縦横無尽に駆け抜けているのでまぁ許してたもれ(イロイロな方面に向けて)。
まぁここでも判る正妻アスナさんと巨乳義妹直葉と厨二病眼帯六花の割合の高さ。こう来るとどういう展開でまわすかと言う所で個性が出るのですが、涼屋(涼香先生)の六花本は指フェラとオチの姉登場が実にかわいらしかった。
そんな中きなこの山のイラスト本でのリズベット率の高さが何と誰特。
あと黒ノ御神籤のイラスト本は、見本誌チェックで引っ掛かって修正を現地で入れていたと言うシロモノでして、
ス ジ 一 本 黒 マ ジ ッ ク 修 正 !(画像はボケさせています)
いやーぁガチマジック修正だわ。まぁ頒布している途中もリアルタイムで修正しながらの頒布だったからいつも以上の牛歩だったと言う恐ろしいオチもついてきましたし。
さらにはんぐりーべあー(はにべあ)、テンタイ→カンソク、らっかせい、の食べ歩く本ばかり揃ってしまったのはもうなんと言うか。あの一角キケン。
あと最近ではツイッターの乱行のお詫びと言うか挨拶をさせて頂いているのがコミケでは一番大きいかなぁと。こう言うのがイベントの醍醐味になりつつありますね。まぁそう言っても、ただでさえ祓えない煩悩をこの三日間中二日の参加だけで増加させていれば世話ないですよね。
と言う訳で、2012年も終了です。
フィギュアを撮影したりえろげを買ったりイベントやライブに逝ったりするヲタ生活を綴るのみの当「常時リソース不足」で、某氏に「更新しなきゃ駄目だよ」と怒られる位に、「月末金曜日のヒト」と言われる位にツイッターでのぼやきばっかしになっておりますが、そんな中でも毎日毎日足を運んでいただき感謝の念が耐えません。
コメントをいただいた皆様方、ツイッターでリプライやツッコミをして頂いているフォロワーの皆様、リンク・トラックバックをしていただいたサイト・ブログ様、オフ会でもオンでもセンセイのたわ言に付き合って頂いている玩具系サイト管理人の皆様、センセイの同僚・上司・後輩・友人たち。ネタを提供してくれたアキバの愉快なお店達、製品を販売してくれたメーカー様、センセイの時間を無限のように吸い取るえろげの数々、感動の瞬間を与えてくれたアーチスト、そして何よりご覧になって頂いた皆様のおかげです。
こんなヲタBlogを訪問してくれた方、そして読んでくれた全ての方に感謝を。
訪問してくれた方が楽しくなってくれたら、笑って頂けたら、それに優る物はありません。皆様の2013年が楽しい年でありますように。
べ(一文字・センセイ)
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