Nurseのホジキンリンパ腫闘病日記

現役看護師のホジキンリンパ腫の闘病日記です。
同じホジキンリンパ腫で苦しんでる人に役立てばと思い書くことにしました。

ABVD3クール目のに

2012-07-06 01:14:38 | 日記
前回投与から約一ヶ月経ってから3クール目の2回目投与です。白血球の下がりが強く回復がゆっくりでしたので間がだいぶん開きました。
今回はいつにも増してさらに強い吐き気に襲われました。吐くことができればどれだけ楽になるかと思いました。船酔いの強力なのに一晩中苦しめられ、薬もなにも効かず・・・数日続きました。そしていつもの副作用です。
投与して一週間、すでに白血球が低下してきており、好中球の注射と抗生物質の内服をしていくことになりました。10日もすれば少し外に出て歩くようにしましたが、その次の日から寒気と熱が出てきてしまいました。救急で病院を受診し緊急入院です。白血球も下がっていましたし、炎症値もあがっていましたので抗生剤の点滴が始まりました。入院しても強い寒気の後には40度近い発熱、解熱剤を飲んで、6時間も経たないうちに、また寒気に襲われる。それが3日続きました。熱がでている時期は吐き気にもみまわれました。3日後白血球も上がり無事退院です。
ひとたび白血球が上がってしまえば体はぴんぴんしていました。丁度その頃には食欲も全快になり、退院した帰りにハンバーグステーキ屋でたらふく食べたことを今でも覚えています。

その後は体調も戻り毎日一時間の散歩です。ご飯も自分でつくり家事もこなし、毎日を無駄なく生きていきました。散歩に行くと気分転換にもなりますし、気持ちの整理もついて前向きな気持ちにもなれました。この頃から仕事が出来ない状況にいらいらして社会から取り残されているような気分になることがありました。昨日まで元気に働いていたのに、いきなり癌と告知され仕事を休むことになり、仕事も気持ちも整理がつかぬまま闘病生活に入ったので、また働きたい気持ちでいっぱいになっていました。癌になった自分だからこそ、できることがきっとあると思っていました。今まで思って働いていた気持ちとは全く違う気持ちで患者さんと向き合えると感じていましたし、看護師の自分が生き残ることができたら、きっと私が癌になった意味が見つかるんじゃないかとも思っていました。生きた証を残すため、自分にできることを全てやり尽くそうと心に決めていました。


今は強く思います・・・・・私は癌に選ばれたのだと。

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