老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

上高地に行って来ました

2014-09-06 19:17:38 | 

昨日満91歳になりました。一年経つのがなんと早い事か!あっというまでした。節目の誕生日は一族が集って祝ってくれますが、普通の年は一人で過ごしたり誰かが祝ってくれたりでした。
今年は次女が一晩泊まりで上高地に連れて行ってくれました。折悪しく上高地の天候は雨でしたが素敵な景色に私の心は満足感で満たされた二日間を過ごさせてもらうことが出来ました。
30年ほど前叔母と姉二人とで上高地に来たことがありましたが、私は偏頭痛を起こし皆が見物に出かけた1日中一人旅館で寝ていた事を思い出しました。当時会社の経理の仕事をしていて疲れていたのか、見物できない残念さより只管眠る事が出来た嬉しさの方が大きかった様に思ったものでした。こんな訳で上高地は初めてという感を持った今回だったのです。
往きも帰りも新宿からバスで片道約5時間位掛かりましたが唯座っていればよいのでとても楽、次女と一緒ですからおしゃべりで退屈する事もありませんでした。

 
   中央高速道路から見た諏訪湖               バスの中から撮った梓川

 
     帝国ホテルの表玄関               ホテルの裏側 赤い屋根が印象的でした

 朝、新宿7時20分発のバスでホテルに着いたのが12時過ぎ、昼食を済ませ小雨の中河童橋に向かって歩き始めました。

  
白樺の林が素敵でした    梓川、水がとても澄んでいます    白い大きな花です

  
   黄つりふね草         こんな可愛い実を付けて    こんな花も咲いていました

 
  私の大好きなススキが沢山ありました        珍しい根っこが多く見られました

   
     河童橋          河童橋から見た梓川       青さぎ             猿

ホテルを出てから1時間余素敵な景色や花々を見て歩きやっと河童橋に着いた。私はもう大分疲れていたのでここまで来たのだからもうホテルに帰れるのだと思っていたのに次女はもう少し先まで行こうと言う。明神池までは1時間以上掛かるから無理だろうけれどもう一寸行ったら素晴らしい処があるからお母さんに見せて上げたい!と。一寸辛いな~と思ったけれど折角の娘の厚意を無下には出来ないと勇気を振り絞って歩き出した。でも辛かった。死ぬ思いでついて行った。雨が降っていて雲がもくもくとあり山も頂上までは見えないけれどとにかく素晴らしい景色だった。大きな青鷺がいたし、沢山の猿が人間を恐れもせず歩き回っていた。自然の猿をこんなに沢山見たのは始めてだった。河童橋まで戻りそこからホテルまでは相当歩かねばならないけれどもう駄目とタクシーに乗ることにした。(上高地は車の規制が厳しく乗用車は相当手前までしか入れない。タクシーとバスは河童橋の近くのバスターミナルまで、その先の車の進入は厳禁である)
何とかバスターミナルまでたどり着きタクシーに乗ってものの5分くらいでホテルに帰りついた。部屋に入りベットにたどり着きバタンキュー!!夕食の時間まで1時間余ぐっすり眠ってしまった。ホテルを出てから約2時間半くらい歩いたのだから疲れて当たり前ではあろうけれど良く倒れもせず歩けたものと自分ながら呆れている。寝たおかげで気分は元に戻り夕食を美味しく頂いた。

夕食の献立です。とても美味しいでした。

   
   

 

二日目

早朝5時半起床。予約しておいたタクシー5分くらいで大正池に行った。ホテルを出た時は雨が降っていたのに降りたら止んでいてラッキーと二人で喜んだ。朝早くもやの掛かった池を撮るのが目的だった。概ね目的を果たすことが出来た。間もなく又雨が降り出した。帰りは素敵な景色を見ながら梓川の畔を約1時間歩いてホテルに帰り着いた。やはり相当草臥れた。9時からの朝食の予約だったので1時間位眠った。11時ホテルをチェックアウトし河童橋までタクシーで行き相当な雨だったので何処にも行かずレストランに入ってお茶をしながら外の景色や、この雨にもめげず重装備して山に登るらしい団体の様子を見たりし、娘と尽きぬ話をしながら時を過ごし3時出発のバスに乗り帰途に就いた。

  
      大正池                               木道が素晴らしいでした

  
      田代池

  
                        凄い雨でした         レストランで暫し休憩 

  
             帰りのバスの中から素晴らしいひまわりを見ました 

以上ずいぶん長い上高地の様子を掲載いたしましたが、91歳の誕生日に私にとっては忘れ得ぬ自然の素晴らしさを堪能させて貰った嬉しい旅でした。 何から何まで真心を持って尽くしてくれた次女に心から感謝しています。本当に有難う。