老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

太平洋戦争の頃を思い出して

2012-08-07 09:13:39 | 

サルスベリが満開です グラジオラス

オミナエシ 

マンリョウの花、真っ赤な実になります 朝顔、いろんな色が咲いています

夏枯れの庭にはまだこの様な花が暑さにもめげず咲いている。

太平洋戦争が終わって約70年経とうとしている今、8月を迎えるとあの戦争終結の日を思い出す。
教会でも「平和主日」の礼拝が持たれている。3年前から私の教会では礼拝後の愛餐会(昼食)で戦争の体験談を聞く事を始めるようになった。一昨日の日曜日3回目、その話しをする番が私に回って来た。
3週間前私に話して欲しいと頼まれた時、私にはとても無理と固辞したのだが押し切られてしまい渋々お受けしたのだった。
何分70年前の事であるから記憶が不確かな事もあり、それ以上に大勢の人前で話しをする事が私には不得手であったから、この3週間気持が落ち着かなかった。

戦争が勃発したのは私が学校を卒業する前の18歳の時であったから、終戦までの2年半の体験は概ね忘れる事は出来ない。
一人函南で働いていた父の世話をした事、一歳に満たない甥の世話を函南で一人でした事、家族全員が疎開し函南で過ごすようになり甥の世話から解放された後、勤めだし約一年後会社で終戦を迎え終戦宣言の天皇陛下のお言葉を拝聴した事などなど、そしてそれからの約70年に亘る私の人生も掻い摘んでお話しさせてもらったのであった。
多くの方が亡くなられたり、悲惨な体験をされた方々の事を思うと、函南で空襲にも遭わず安全に過ごすことの出来た私は幸せであった。多くの犠牲者の上に思いを馳せ、再びこの様な悲惨な戦争が起きる事のない様祈りたい。

皆さん熱心に私の話しを聞いて下さった事に心から感謝すると共に、3週間の落ち着かない気持から解放され、正直の処今ホッとした気持ちでいる私である。

心配事もなくなり、気分も晴れ晴れと11日から19日まで軽井沢で家族皆と涼しく愉しく過ごして来ます。