老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

悲しい出来事

2007-05-13 10:31:26 | 

 
     くじゃくさぼてん                 クレマチス

昨日朝新聞をボストから取り出し、ふと横を見たら地上から二股になって立っていたピラカンサの一本が根元から倒れ、台所へ行く道を完全に塞いでしまっていてびっくり。今年はたわわに花が咲いて嬉しいとブログに載せたばかり。その一本をなくした失意は大きかった。
折りよく長女から電話があった時、そのいきさつを話したら「私行って切り除いてあげるわよ」と頼もしい返事が返ってきた。この日家の修理で職人さんが二人来ていた。木が倒れているのを見てびっくりなさった。「娘が来てのこぎりで切ってくれるんですよ」と言ったら「それは大変だ、私が切ってあげましょう」と電動のこぎりであの太い大きな木を、ほんの僅かの時間で切りさばいてくださった。その時の私の嬉しさは何とも言いようがなかった。
そんな事とはつゆ知らず昼頃娘が到着。既に奇麗に処理されていたピラカンサスを見てこれまたびっくり。私のする仕事がない・・・とその代わり庭の雑草をせっせと抜いてくれた。
切って積み重ねてあった木はおいおい小さくし袋に入れ、ごみの日に出そうと思っていた。ところが大分たって見たら、更に小さく刻まれて袋に全部収まっているではないか。これまたびっくりして職人さんに聞いたら、「屋根裏の仕事で暑く熱中症になりそうなので外に出、休んでいる間にやりました」と事も無げにおっしゃる。何から何まで感謝感激。「有難うございました、お蔭様で本当に助かりました」と何度も何度も頭を下げた。
古い家であるから次々分野の違う職人さんが来てくださるが、どなたも好い方ばかり、「世の中捨てたものではない」といつも思っていたが、昨日の方は更に誠意のある良い方であった。職人さんが帰られた直後、私たちも新宿に出かけそこで娘婿と合流「母の日」と言うことで夕食をご馳走になった。
悲しさから始まり、その気持ちを消し去ってくれてしまったような嬉しい有難い一日であった。

ピラカンサはボリュウムは少なくなったが、手前のが残り見栄えも損なわれず、冬には真っ赤な実をつけ楽しませてくれると思う。