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震災⑩周年!今だから話せる暴露噺。

2005年01月24日 | ちょっとした小噺
今年、阪神大震災⑩周年ということで、それにまつわるエピソードを。

自分も被害者の一人でした。
中学の頃、実家が全壊したこともあって、一時期、まぁ一年くらい仮設住宅で暮らしてました。

ある日、学校から帰宅して、密集する仮設住宅の中の一つ、我が家に帰ってきた時のことです。今も忘れません。

いつもはドアに鍵がかかってるはずのドアに鍵がかかっていなかったのです。
そこで、怪しいと思いつつも、ドアをガラガラと開けて、中へ。
すると、どうでしょう。
入ったところは、キッチンなのですが、そのキッチンが完全に模様替えされてるじゃないか!

「どういうことだ!」

「誰の差し金だ!」

「これはドッキリか?」

様々な思いを胸に、中へ入っていくと、次の部屋(一応リビング)も模様替えでがらっと変わっていた。しかも、そこはテーブルとテレビと本棚しかなかったのに、ベッドが置かれてる!

そこで、ビクッ!

なんとそのベッドに人が寝てるじゃないか!

「家宅侵入者だ!」

しかも、覗いてみると、おじいちゃんなのだ。おまえ誰や!?と思いながら、辺りをきょろきょろ見渡し、全く部屋が変わってる事に疑問を抱く。そして、少し考える。
ちょっと待てよ。もしかして・・・。

あ、部屋間違ってる!?

俺が、家宅侵入や!!


おじいちゃんを起こさないように、慌ててその家を出ました。そして、部屋番号を確認。

あ、一列ズレてた。。。

危ない、危ない・・もし家の人が起きてたらきっと警察呼ばれて、いろいろとめんどくさいことになってただろう。
運がいいのやら悪いのやら・・・。

まぁ、今年、阪神大震災⑩周年ということで、この家宅侵入事件も時効を迎えたわけです(苦笑)。

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