fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

guilala strikes back!

2008-08-06 00:00:00 | film・bilder++
『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』(2008/日/監:河崎実)  を観に行った話。

予想通り、低予算・悪趣味で今世紀最初の馬鹿映画!まったくくだらない!
¥1500ドブに投げる気合で観に行きましょう。
あ、つまりはサイコーだったってことですよ?

写真はパンフですが、良い昭和の味出しています。
レコード風の団扇付き。

内容もトコトン昭和・1960年代後半-1970年代前半期の、ゆる~い特撮映画時代を反映していて、
分かる人ならば5minに1回はクスッとしてしまいます。
それから、どうやらビートたけしのタケちゃんマンを出したかったらしく、
そのウルトラグレードアップ版、(というより"(大魔神+タケちゃんマン)÷2"?)、タケ魔人なるニューヒーローが
キングコング(東宝版)や昭和期のモスラよろしく、村人の祈りにより登場、
クライマックスでギララと激戦を繰り広げるわけですが、
この戦いもジャイアントスイングにウルトラ投げに、近年見なくなった怪獣プロレスをメッチャ反映しまくっていて、
実に楽しい。

映画の概要をネタばれしない程度に描けば、
  
…みたいな雰囲気である。

作戦の中心がG8の集まる洞爺湖サミットだけあって、
(皆避難しようと言う矢先にアメリカが「国民は怪獣と戦う大統領が見たいんだ!」「怪獣を倒せば歴史に残るぞ!」
 「支持率が上がる!」などと捲し立てて、サミットをギララ対策本部にしてしまう;笑)
各国が各々の微妙な関係を抱えながらも、ノリノリでお国柄たっぷりの作戦を展開していく。
ある意味スバラシク社会派の映画として成立しているが(←アイロニー)、
だが結局国家なんぞ、ギララなんて大怪獣を前にしちゃあどこも似たようなもんで、
互いの利害関係なんざ、笑い飛ばせてしまうような些細なことにさえ成り果てる。
所詮ヒト大勢集まって作った"概念"だ、クニ自体に良いも悪いもないよね。(某国のトップは明らかに悪役扱いだったが;笑)

どうでもいいが、フランス代表のソルコジ大統領は作戦そっちのけで通訳を口説き落とし、
「浮気だって気にしないさ」なんて発言までなさっておられたのだが…
いいのか?某国将軍の部下に捕えられた首脳陣を救ったのは、彼の浮気性のお陰だったなんて(笑)。

Guilala! -Monster X Strikes Back Trailer


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Guilala returns:

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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラバ御礼申し上げます。 (ガメラ医師)
2008-08-11 16:40:56
 ご返事が遅くなりまして、申し訳ございません。
「ガメラ医師のBlog」管理人でございます。
 パンフレットの外見は、サントラのカバーとリンクしていたんですよ(団扇は、CDのラベルに対応してます)。
内容のイラストには感心致しました。本作は正に、この画像通りの雰囲気ですね。ノ^^)ノ
 拙Blog8月11日の更新(下記TBリストの5件目)にて、こちらの記事をご紹介させて頂きましたので、ご報告申し上げます。何卒これからも、宜しくご贔屓の程お願い申し上げます。 
 それではこれにて、失礼致します。
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TBありがとうございました (Chunky)
2008-08-12 20:41:31
初めまして。Chunkyと申します。
遅くなりましたがTBありがとうございました。
イラストすばらしいですね。
映画の場面がよみがえります。
私の記事はいまいち気合が足りないので
TBは控えます。
それではまた。
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どうもありがとうございます (LOKI:(fantasia*diapsida))
2008-08-13 00:53:11
> ガメラ医師様
なにかと毎度お世話になっております。
わざわざ記事内での紹介までしてくださり、誠に感謝です。
貴ブログにはちょくちょく足を運んでおりますが、
毎度参考になることも多くて、非常に助かります。
今後もよろしくお願いいたします。


>Chunky様
どうもこちらこそコメントありがとうございます。
改めてChunky様のブログもよく拝見させていただきましたが、
映画も音楽も本当にお好きなんですね。
私もかく文化的でありたいなぁと思うものですが…
なかなか。
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