fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

niflgiger:

2010-10-23 00:00:00 | essai-?
えー、最近どうも調子悪です。
急に寒くなったしねぇ。
寒い季節は苦手です。お肌カサカサになって痒いし、すぐお腹痛くなるし。
それでも気合の入った真冬っ!ならともかく、季節の変わり目は猛烈にテンションが下がるわ…。

そんで、なんか知らんがH.R. ギーガー(H. R. Giger)好きです最近。
なんか周期的にマイブームが来るような気がします。
特にそう大した画集とかは持っていないんだけれど…(小さいのがいくつか)。
ギーガーのネクロノミコン(Necronomicon; アブドゥル・アルハザードのアレではなくて、画集の名前)のでっかいの欲しいなぁとか思うんだけど。
部屋小さいのにあんなのがデーンとあったら、さぞかし薄気味悪がられるだろうなぁ(笑)。
骨格標本も普通に転がってたりするし(汗)。
 救いと言えば、私の絵やら何やらの趣味ってかなり雑食で浮気性なので、
 まぁ大概はそこそこ一般受けしそうなものが置いてあるってところか。

しっかしギーガー絵のこの邪悪感は一体どこからやってくるのやら。
"ネクロノミコン"の画集の名の通り、
やっぱりラヴクラフト的なコズミックホラー感がギーガーにもあるみたいで…。
(ギーガー節のクトゥルフを見てみたいんだが、描いておられるかしら?)
ギーガー的冥府は
アングバンドだったりモルドールだったり、ニヴルヘイムだったり…というのはありだけど、
ヨミとか黄泉とかハデースとかジャハンナムとかシェオルは少し違う気がする。
ヘルヘイムという言い回しも少し違うかな?ニヴルヘイムと同じものだけど(笑)。
(また敢えて言うなら昔、村田蓮爾の『FLAT』で安倍吉俊が描いていた『古街』の空気が
 実は少し似ている…かも?と初見時思った。)
つまり、どうしたものかギーガーの絵に出てくるひとたちって、
例えば"死者"と言うにはあまりに生すぎる気がするのです。
あんだけ色々崩壊しているのに(笑)。
ヒエロニムス・ボシュの描く地獄よりよっぽど生き生きとしてる。
たぶんギーガー絵の怖さの源泉のポイントはそこなんだろうなと思った。
死後の世界が怖い、というより、
例えば"下水道の奥に実は人知れず存在する二度と抜けられない世界"に対する怖さ、
そこで永遠に生きる怖さ。
そんな感じかなーって。


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