fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

godzilla rising...:

2010-04-03 00:00:00 | film・bilder++
今更ですが、ゴジラ、またハリウッドで復活するようですね☆
Legendary Pictures・東宝製作で2012年公開予定です。

2004年に『Godzilla Final Wars』があって、
個人的に次回作は2013年と目算していたので
{第1期~第2期の空白期が9年なので(『メカゴジラの逆襲』1975-『ゴジラ』1984。ちなみにこの間にも既にアメリカ版ゴジラの企画があった)}
1年外れてちょっと残念。
でもほぼ正解ってことで良いですね。
(『ALWAYS -続・三丁目の夕日-』の奴、CMに出現する個体などは除く)

前回アメリカが作った『GODZILLA』(1998)は、
いきなりムルロア環礁に野生のウミイグアナがわらわらいたり、
日本の漁船にハングルが書いてあったり、
太平洋にいたはずのガッズィーラが一瞬でマンハッタン近辺にワープしたり、
オスだが単為生殖で200個の卵を産む、なんて無茶苦茶な…
軍用ヘリに余裕で追いつけるくせにタクシーに翻弄されるし、
なんかそもそも「科学的に追求した」と主張する割にガッズィーラの造型に無理がありまくったりするのは何故だ。
{スタッフは「ゴジラは爬虫類だから…」と言っていたが、そんな設定明示されてたっけ?しかも"爬虫類"ってなんてザックバランな表現…。
 (本来は「水中生活から陸上獣類へ進化途上の生物」であり"恐竜"は後付け設定。
 もっとも原作者の香山滋自身認識していたように、「"進化途上の生物"というのは学問的に存在しない」ので、
 ここで「ゴジラとは一見現実には存在しえない、妖怪のように神掛ったものだ」と暗示している。
 ちなみに造型として、敢えてヒト、ないしひょっとしたら単弓類を意識した部分も多い。
 初代『ゴジラ』の画面を精査すると、この辺かなり詳しい人物が製作に関わっていた気がしてならない)}

と、突っ込みどころ満載なフツーーーーのアメリカン中心主義パニック映画になっていたので、
まぁゴジラとしちゃかなり残念な出来だったけれども、
それはマニアな人々にとって、だけでなく、マジョリティとしてそういう意見が支持されたようなので、
今度はなかなか面白いのが出来るんじゃないかなぁ。

映画の風潮としても、やたら妙チキリンな"リアルっぽさ"を目指していた'90年代に比べ、
ゼロ年代からこっち、古き良き怪獣が見直されるようになってきたので、
{最近『映画秘宝』などでゼロ年代のベスト作品にラインナップされる『The Lord of the Rings』三部作が、恐らくその実質的な発端だ。
 ちなみに毎度のことながら、『ロード・オブ・ザ・リング』なんてクソみたいなカタカナ邦題は嫌いです。
 字幕・吹き替えも含めて、私の生涯の愛読書の映画化になんてショッボイ訳を与えるんだ!ってことで、
 私はこれ、字幕なしの英語版で見ることにしています。
 敢えて日本語で言うならば"PJ版『指輪物語』"と呼びますのでよろしく。}
ハリーハウゼン崇拝な人々が映画をつくるようになってきたしね。
この調子で円谷英二で育った人が、そういう流れを作って欲しいです。
いいんじゃない?『ダークナイト』のレジェンダリーなんだし(笑)。



そうそう、
やっとこさ日本公開してるみたいだけど、『第9地区』(DISTRICT 9)、本気でおススメだから。
字幕も何もなしで観たんで、ちょっと分からないところもあったんだが(前述の件をクリアしてない;笑)、
なんで、もう一回観ようかなぁ。



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