元傭兵の気分的なレビュ倉庫

移転しました。恥ずかしい文章ですけど放置です、放置。

装着変身 仮面ライダーキバ キバフォーム

2010年11月28日 02時28分33秒 | アクションフィギュア
仮面ライダー、最後の装着変身フィギュアシリーズ。


オープニングでこの姿を見た時、ヘルズゲートが剣の柄のように見えて「この先こんな魔剣でも出てくるのかな…」と夢想したのは内緒の話。



仮面ライダーキバ。
世界を嫌い、己を「この世アレルギー」と思い込もうとしている青年、紅渡がキバットバット三世の体内に封印されていた「キバの鎧」を纏った姿。
父親の残したバイオリン、「ブラッディ・ローズ」の音の導きのもとファンガイア達を退治しており、彼が明確な意思を持って戦っていた訳ではない。
上級ファンガイアと人間のハーフである彼の体に満ちる魔皇力はキバットにより活性化、更に魔皇石により増幅されており、
その力の暴走による自滅を防ぐために、上半身を中心に特殊な鎖や鎧による封印が施されている。

当初はダークヒーロになる予定だったらしいけど、各種ネーミングから分かる通り電王の「センスのないネーミング」の影響をもろに受けてシナリオ以外も色々と悲惨なコトに…。


装着パーツを外せるだけ外した状態。むしろ梱包状態がコレ。
鎧をかぶせた状態で成立するような構成になっているので異様にウエストの細い体型となっています。
構造的にはこの時点で胸と腹が別のパーツになっており、後の可動特化フィギュアシリーズへフィードバックされるであろう技術の片鱗が見てとれます。


マスクの造形はFFRに譲る。フエッスロットはフエッスルの造形もない寂しい造形。
装着パーツとしては最大の金属パーツとなる鎧は形の都合上背中側が重いのでバランスが悪く、
少しでも重心の崩れたポーズをつけようもんならすぐに倒れるというシロモノ。


しかし、
時代は変った。
いやぁバンダイもようやくよいものをリリースしてくれるようになったもんですねぃ。


装着変身名義としてリリースされた製品としては最も後発の物であり、アクションフィギュアとしての能力はかなりの物。
付属の交換用手首はグワっと開いた上の写真の物、握り、武器持ち用(可動式・固定式)が左右一組ずつ。
開き手と握り手は可動を重視した構成になっており、差し込み側のボールジョイント可動に加えて掌側で軸可動します。


分かりやすく言うと、アーツのイクサと違って変身動作が出来そうという可動性能。


肩アーマーは形も独特ならば、取り付け方法も特殊。
腕を上げるにはどうしても外観を犠牲にする必要が出てくるのはちょっと残念です。


足首の可動範囲が非常に狭いのは悩みどころ。
この問題もあって自立が難しくなってるんですよね…。


「残念でし…ッてェなオイ!」
一話限定の隠し技を再現…アレッ、出来てない!?
キバットは実は祖父の形見の仮面被ってるとの設定。
彼と渡との付き合いは長く、渡が生まれた時には既に「これからずっとこの子を守っていこう」と思うほどには成熟していた…
と言うのは公式エピソードでもいいと思うんだけどなぁ。(「この子を~」のくだりはクライマックス刑事冒頭のコントでの話)

ところで、仮面ライダーと言えばバイク。
物資不足の場所で突発でレビューやってるからあんまりライダーをバイクに乗せてやれてなかったけど、僕は今ちょうどコウモリモチーフのバイクを持ってるじゃないか!

と言うワケで乗ってもらっ…


「…すげぇバイクだな」
ところでボイルダーさんこの時初めて箱開けて弄ったんだけど、マジでハイスペックね。超楽しかった。

基本的にキバは諸々の事情で関連製品の仕様が残念であり、商品展開も不遇で今に至るまでアクションフィギュア用のバイクは製品となっていませんでした(ディケイドは駆け込み同然だけど)。
バイクのオモチャ自体は出てたけど、あれは…ねぇ。
初見は超カッコよく見えたんだけど、よくよく観察してからはヘッドライトの付き方や尾羽の形が好きになれない。


右足のヘルズゲートは、可動ギミックの為に若干太めの造形。
鎖はもちろんモールドのみとなっています。


脛側はヒンジで開き、足の甲のカバーを外すと展開状態に。
緑色の部分は魔皇石と呼ばれる物で、上から宙、水、地の精霊を宿していると言う設定。なんという大風呂敷。
差し替えで完全な展開状態の翼…とかは後々売りだされたハイエンド品でどうぞ。僕は興味ありません。


吹き鳴らしたウェイクアップフエッスルの音と共に周囲は赤い夜に包まれ、空には満月が現れる…一種の召喚魔法か気象操作魔法と見なしておk?
キバットにより封印を解かれた三つの魔皇石で力を増幅して繰り出すは、必殺キック・ダークネスムーンブレイク!
破壊力は30t。かつてのいくつかのライダーの最強必殺技に匹敵する破壊力をこの時点で発揮していますが、まぁキニシナイ。


蹴りを叩き込まれた敵は壁や大地に叩きつけられ、その力の余波はキバの紋章を刻む。
この一連の動作は痺れるカッコ良さなんですが、本来の売り込み対象である子供は泣いたと言うウワサがあります。

コレはデザインに一目ぼれし、発売当時装着変身をガラにもなく予約購入したと言うモノ。
バランスの悪さに不満が残る結果となりましたが、今になっても色々と遊べるので良い買い物をしたと思っています、ハイ。

…皇帝は予約したんですが、到着待ち中なんでまた来月にでも…



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