きょうを生きて living in a moment アドラムの洞窟

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長老団への手紙の問題点

2013-01-17 18:54:10 | 日記
今回のエホバの証人が加害者による幼児の性的虐待に関する情報に関して

もう一度考えてみたいと思います。

青天の霹靂のごとく

今から10数年前に この問題が

内密と大きな文字で書かれた詳しい手紙が長老団にきました。

あまりにも恐ろしい内容で読むのも怖い印象がありました。

その趣旨は、会衆の幼児の性的虐待の犯罪歴のある人を徹底的に探しつくし

マークするように、そしてそのような人を永久に資格ある立場に就かせないように

といった趣旨だったかと記憶しています。

ところがどんな事件が起きたために、この手紙を書いたかは一切説明されませんでした。


イギリスの長老がそのような問題を起こしたらしいという事が

ずいぶん後に知るところとなりました。

バーバラ・アンダーソンによると

組織の中枢部がこの問題を知ったのは1984年だった。ニューヨーク北部の

カリスマ長老がこの問題を起こして逮捕された事に端を発した。

1985年4月22日号のめざめよでこの問題が取り上げられたが

加害者がエホバの証人内部にある可能性ついてはほとんだ述べられず、

警察に相談する指示もなされなかった。

再びこの問題を扱ったのが有名な1991年10月8日号だった。

この記事は衝撃的だった。この時ものみの塔の歴史でいちばんたくさんの

感謝の手紙や電話をもらうことになるその数は何千となったそうだ。

これ以外に感謝が多かったのは動物虐待の記事だったそうだ。

この記事を掲載に尽力したのが目ざめよの編集長のハリー・ペロヤン

で記事を書いたのが、リー・ウオーターズだったそうだ。ペロヤンはバリー兄弟の

承認を得てこの記事を目覚めとにのせて何千通もの感謝の手紙が来る反響となった。

つまり、エホバの証人内にこの問題がかなり浸透していたことを示していた。

これは、フロリダのエホバの証人がエッセイを出しメアリ・ウーダードという姉妹らしいが虐待にあっても前に進むという記事を書き

ペロヤンとリーがメアリ・ウーダードをブルックリンに来てもらい彼女の経験をもとに記事を書いたのだ。

だから、内容は濃厚なものだった。

何千通の感謝の手紙が統治体に届くのだが、

同時にその加害者が一般社会の人よりもエホバの証人が加害者だったという

これまでにしられなかったじじつがあきらかになっていったのだ。

1991年10月8日号は画期的でこれで、統治体が態度を変え

この問題に光を当てることを期待されたが

これ以上組織内部の悪を社会にさらしてゆく事を統治体は恐れはじめたのだ。

同時に現在エホバの証人に多い解離性同一性障害の病気について論じてゆく事

本部サイドで禁じられていく現象になってゆくのだ。

各地でエホバの証人が加害者でこの問題が生じ、その対応を組織は誤ったものと思われます。

カトリックの司祭がこの問題を起こした時の声高な批判をした

ものみの塔協会が自分たちが任命した長老たちがこの問題を起こした時

そのトーンはかなり低くなっていったのだ。

現在長老たちはこの問題に関する全貌を教えてもらえないままこの問題を対処

してゆかなければならない。

まして、アメリカの長老たちの間で完全に廃棄処分するように言われた

手紙がいまだに有効であると信じ込んで

その手紙をもとに今日も牧羊しなけれならない。