早朝6時半に開店するお団子屋がある。朝のウォーキングの途中に
店の前を通ることがあるので、時々磯辺だんごやみたらし団子を
買って帰る。
店には何人か働いているのだが、あるとき相当年齢の高そうな
おばあさんが応対してくれたことがあった。「磯辺2本とみたらし
2本ね」と言いつつ電卓で計算する。ところが、なかなか代金が
決まらない。何度も何度も電卓をたたくのだが、その都度合計金額が
違ってしまうらしいのだ。
電卓の意味ないなあと心の中でつぶやく私。
「480円ですよね」と助け船を出すが、おばあさんはかたくなに
電卓にこだわって入力の失敗を繰り返している。ショーケースの背後の
厨房で作業をしながら耳をすませていたらしいおじさん、ついにたまり
かねたか「480円!」とキッパリ宣言してくれた。ようやくお金を
払ってお団子を受け取ることができたのだった。
その後もたまに寄るんだけど、あのおばあさんに当たりませんようにと
ひそかに祈ってしまいます。

