道草、より道、まち歩き。

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老害

2011年04月24日 23時06分54秒 | 本と雑誌
週刊誌の中では「週刊現代」が原発の事を一番真剣に伝えているかなと毎週のように買ってしまうのだけれど、その中で大橋巨泉がエッセイを書いている。

現役を退いたかと思えば国会議員に立候補したりして、今は静かにしているかと思えばたまにテレビにも出て来る。
一切テレビ以下マスコミに出ない上岡龍太郎とはかなり違う。

その現代の先週のエッセイで、石川遼の「賞金を震災のために全部寄付」という事にちょっと批判めいた事を言っている。
スポンサーもつかず賞金だけで生活している他のプロゴルファーはどうするのか。
もうひとつの理由は仮定の金を寄付するというのはいかがなものかという論理だという。

そのあと色々書いていて同僚の選手に対する心遣いの無さにひっかかるとしている。
私などもちろん仮定でもそんな寄付はできなくて遼君すごい! 今年の賞金がなくてもスポンサー収入だけでも相当な額があるだろうし、まだまだこれから将来があるから大丈夫なんだろうななんて考えていた。
それに震災直後にドーンと寄付するより、一年間ずっと被災地、被災者の事を考えられるという点で拍手ものだったのに、この77歳になる老人が将来ある若者に難癖つけるとは。

加えて同じ号の「現代」にエッセイを載せている伊集院静も数行ではあるが、石川選手の募金について首をかしげると述べている。それは君の仕事の要の金ではないか、他のプロゴルファーの立場は考えくていいのか。
まあほぼ大橋巨泉と同じような考えのようだ。

他のプロゴルファーが優勝したら、石川選手だったら募金してくれるのになぁ~と周囲が考えるのではと実際に考えている人もいるようだけれど、だったらそちらの方がおかしいと思う。
ゴルフほど実力のスポーツはないだろうし、仮定のお金だとしてもそれで手を抜く訳でもないだろうし、私は石川遼頑張れと言いたい。

大橋巨泉はほとんど外国でゴルフをしながら暮らしてたまに日本のテレビにも顔を出す。国会議員になったと思ったらさっさとやめるし。なんなんだこのオヤジは。
この本の代金から原稿料が払われると思うとなんだか残念な気がする。

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