スターン、文革後の中国で若い音楽家を指導、他にハイフェッツが指導動画

Isaac Stern Plays Saint-Saens


サンサーンスの「ロンドとカプリッチオーゾ」から・・・
「ヴァイオリンで音楽を奏でるのでなく、音楽でヴァイオリンを奏でるのです」とスターン、若いヴァイオリニストは感動して教えを受けている。
しかし、文革の時は、クラシックの音楽家は投獄されていて、音楽の勉強ができなかったことを知る。スターンの暖かい人柄がひたひたと迫る名指導。
動画はスターンが文革後の中国で若い演奏家を指導する『MaoからMozartへ』より



ヴァイオリンの神様、ハイフェッツの厳しい指導の動画発見！！
Heifetz Masterclass Session 3, Part 6

ハイフェッツはニコリともせず、完璧主義者だけあり妥協を許さない。
ブラームスのヴァイオリンソナタ最高傑作の名曲。これはテクニックだけでなく音楽的内容が難しい。
学生はかなり優秀なヴァイオリニストで、指摘されたことを一度で理解する。
ハイフェッツの指導は演奏上大切なポイントをビシッと指摘、転調の時、どの音が大切な
軸になるか、・・・立体的な解釈に目からウロコである。

スターンは優しかったのに・・・なんてとんでもない。
文革で傷ついた中国のヴァイオリニストには優しかったが・・・
アメリカでの公開レッスンで、世界的なコンクールで優勝した若い韓国のヴァイオリニストに
「ダメだ、明日までに２０時間練習して来い」と命じる。
若いヴァイオリニストは「そんなのできるか！」とドライブへ。
翌日、その演奏を聴いてスターンは激怒、「２０時間練習したか！」と。
「音楽に夢中にならなきゃダメだ！！」と一喝。

真剣勝負のレッスン風景。
これが現実の世界・・・