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時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「香港で本当は何が起こっているか? 」宮崎正弘氏・福島香織氏、宮崎氏のメールマガジンに読者が書かれていた台湾

2019年09月11日 | 政治

香港ではトランプ米大統領が人気、また中国国旗に下記の写真のようなナチスのハーケンクロイツを模した旗を掲げている。


【Front Japan 桜】香港で本当は何が起こっているか? / デジタル人民元[桜R1/9/10]

 

香港の銀行はシンガポールへ。香港のデモは続いている。福島香織・宮崎正弘 両氏のお話が興味深い。
聴くほどに納得、「飛行機ガラガラ、ホテルは3分の1の値段、有名レストランもすいている。旅行客にも容赦ないほど香港警察は暴力をふるっている。など・・・



(Photo credit should read ANTHONY WALLACE/AFP/Getty


外国にいる中国人も2つに分かれている。天安門事件の時とはすべてハッキリ報道されているので世界中でわかってしまう。
日本では新閣僚がどんどん決まり、他に韓国情勢で持ち切り、また先週炎上の「週刊ポスト」はお詫びを入れながらまた今週「韓国特集」で「親韓政治家」の今昔を表にして記事の実態はますます激しくなっているという。

宮崎氏が香港から持ち帰った写真や新聞も注目!!

 宮崎正弘氏のメールマガジンにかなり詳しく書かれています。また「読者」の声もご紹介します。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

令和元年(2019)9月11日(水曜日)  通算第6190号 

 ジョン・ボルトン補佐官、トランプ政権を去る 

トランプ大統領は、10日、突然ジョン・ボルトン補佐官を解雇した。「多くのイッシューで意見の対立があったが、ボルトンからの申し出を熟慮し、政権から去って貰うことにした。かれの貢献度は大きかった」とトランプはツィッターした。

とくにイランを巡る対立が政権内で表面化、ポンペオ国務長官と対立することが多く、板門店における金正恩との会談ではボルトンは同席しなかった。

日本にとっては拉致問題で、日本の立場を大きく理解していた人物だけに、ホワイトハウスでは珍しい知日派が居なくなることに、トランプ政権内部のごたごた、整合性のなさが気になるところである。

まさにワシントン政界で、保守の居場所がなくなった。

批評家のジョージ・ウィルは「CONSERVATIVE HOMELESSNESS」と比喩したように。

 ◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽ 

 

 

 またこのメールマガジンの読者は次のようなことを書いている。

当時ポーランド共産党の幹部ラコフスキが、自由を求める労働者を鎮圧出 来ないという件でモスクワに呼ばれた時の発言が興味深い。「・・・私が 皆様に会いにきたのは、非難や告発を聞くためではありません。一言で 言ってしまいましょう。私は社会主義を売りませんでした。それは社会主 義は売れないからです。社会主義は誰にも必要ないのです。我々とあなた 方が築き上げてきたものはすべて,我々が四〇年、あなた方が七〇年を費 やして築き上げてきたものは、一文の価値もなく,これをどうすることも 出来ないのです。だから私が社会主義を売ったという非難される理由はあ りません。無価値のものを売ることは出来ないからです」。

香港の行政長官がこうした意見を北京に言えるか。

・・・略・・・


 それは弾圧する側にも浸透している。皆自由が良いのだ。これは社会の深層が変質しているということだ。 

弁証法の祖といわれる古代ギリシャのヘラクレイトスは「万物は流転する」と述べた。習近平もこの大原則から逃れることは出来ない。どうなるか。

 台湾といえば先の東日本大震災の際にも日本に対して多額の寄付をしてくれるなど親日国であることに違いはありません。
地政学的にも対中の要と 言えるでしょう。

 台湾は国民党の馬英九政権の様に中国寄りに舵を切ることがあるものの、 元々の台湾人や李登輝元総統から現蔡英文政権にかけては反中でいずれは 台湾独立を目指しており、そのため日米はじめ西側自由主義陣営に常に軸足を置いているものと自分では思っておりました。

 しかし台湾はたとえ蔡英文政権であっても常に西側を向いているのでは無く、中国・北朝鮮など全体主義国側とも通じており、各国へ良い顔を見せ て常に左右にブレまくっているとの識者の解説を最近目にしました。特に

 半導体技術などのハイテク分野では、日本から吸い上げた技術を日本に対する潜在的敵対国に、台湾経由で流しているらしい。

・・・(略)・・・ 

台湾と言えば「状況は困難でも独立を目指す民主国で日本を始め西側の味方」という単純なイメージで自分は考えておりました。

 しかし現実はどうもそんな単純なものではなく実は蝙蝠のごとく左右にフラフラしている国らしい。となれば日本としては台湾に対してどのような 対応をとることが我が国の国益に叶うのか、

 いささか迷いが生じております。宮崎先生の台湾に対するお考えや我が国 が取るべき態度について、貴メルマガで一度ご意見いただるようお願いい たします。(HH生)

 (宮崎正弘のコメント)台湾は本省人が80%強、外省人が12~13% の分布で、この他に原住民、少数山岳民族がいます。国民党の独裁時代 に、まず行政を抑え、軍と警察を抑え、教育界を抱き込み、メディアを抑 えた国民党は、ついで少数民族をてなづけたために、本省人の声が反映されるには70年代後半の「党外雑誌」の刊行まで待た なければならず、そして野党勢力の四つの集団が呉越同舟した民進党の結党まで、台湾には「言論の自由」はなく、教育と軍隊、警察が国民党の天 下でした。

 学校でも教師らは中華思想を鼓吹していました。

 その影響で本省人でも、国民党の言い分が、かなりの程度に浸透してお り、そのうえ、教育が北京語に一本化されたため、台北、新北市など首都圏では台湾語を喋れない新世代が大勢となってしまった。

 そうした影響が色濃く残っていると考えられます。

 日本のメディアが取り上げる李登輝元総統や、金美齢氏らの意見は、じ つは台湾にあっては少数派です。

ただしアイデンティティ調査を行うと「わたしは中国人」と答える人よ り、「私は台湾人」との回答が多く、中華思想による統一なんぞ埒外のこ とと考えている台湾人が圧倒的です。

 台湾財界は、日本財界と似て守銭奴の発想ですから、大陸重視になるのも、これまた当然でしょうね。拙著『台湾烈烈 ――世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社)のなかで、このような台湾の状況を書き込んでおり ます。(以上)

 宮崎正弘氏も台湾をそのように感じ取っていらっしゃる。私はその本を読んでいないが興味がある。
まだ台湾には行っていない私だが、最近友人夫妻から誘われたことがあった。しかし友人は関東の方であり私は関西。
直行便なので私が関西から飛行機に同乗できないのであきらめた。

一方、香港には今は亡き母を親孝行で3泊4日の旅行に誘ったことがある。

母は大喜びで、亡くなる前まで「楽しかった」と喜んでいた。その時、母ははじめて父に留守番をさせた。
父は不機嫌だったが「一緒に行きましょう」と言っても行かなかったのだから。
母はこの時ルンルン気分ではやくから旅行の用意をして上機嫌だった。
私は香港でペニンシュラホテルでお茶に誘い(宿泊のホテルはもっと格下だった)、母にシルクのブラウスを買った。
母はそれを大切にしていた。

あの香港が今は血を流す日々だ・・・。(ベッラ記す)


母を有名な「ペニンシュラホテル」に連れて行き、ここでお茶とお菓子を味わった。
写真は昔のまま・・・


ブログのティールーム
・・・香港のペニンシュラホテルのティータイム
(贅沢に慣れていない母と私はコーヒーとケーキひとつだけ注文・・・母は最初で最後の海外旅行になった)

本日は平和な時の香港を舞台にした有名な映画の主題曲を・・・マントヴァーニ楽団の演奏です。

マントヴァー二 慕情

 

コメント (4)
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