【ドンドンジュ】と【マッコリ】の違いは?
最近、日本で様々な種類のマッコリを見かけるようになりました。
弊社の場合は、お米にこだわった【純米】の【マッコリ】が売りですが、
他社では、糖分以外に【黒豆のエキス】、【緑茶のエキス】、
【かぼちゃのエキス】などなど。。。。。。を入れて、多様な味のマッコリが
あります。
【原材料】として、【純米】で醸造醗酵させたのか、
【原材料】として,【小麦粉】で醸造醗酵させたのか、
また、醸造醗酵の後、その他の成分を入れるかによって、
商品の特長が現れますので、味の特長は分かりやすいものです。
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ただ、マッコリのエキスパートレベルのユーザともなれば、
必ずと言ってもいいほど、【ドンドンジュ】という商品名を聞くことになります。
大抵のマッコリは入れた原材料の特徴を持って、商品名にする
ことが多いのです。
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だとすると、【ドンドンジュ】は、【どんどん】を
入れたのかという疑問を抱く方もいらっしゃるようです。
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そこで、【マッコリ】と【ドンドンジュ】簡単な違いを1点だけお話します。
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まず、【マッコリ】は主に【米(うるち米)】を主原料として、
アルコール発酵させたお酒です。
(※原材料としては、小麦粉、粟等のデンプン質のものもあります。)
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【米】を原料として造る【日本酒】との違いは、アルコール発酵させた
【醪】を【上槽(酒と酒粕を分離)】した後、濾過する工程がありません。
※その他、相違点がもろもろありますが、今回は工程上の違いだけを取り上げました。
話を戻しまして、【醪】を【上槽(酒と酒粕を分離)】した【原酒】に水を加えると
完成です。加える水の量は、原酒1に水1になります。
【マッコリ】のアルコール度数は大抵6~8度が多いです。
10度を越えるマッコリもありますが、アルコールを高めるために
コストが高くなり、その分、値段が張ります。
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【ドンドンジュ】は、【マッコリ】同様、【醪】を【上槽】した後、
【原酒】にさらに【固めの蒸米】を加えて、3日間ほど、置いておくと
【米】の【心白(シンパク、白色不透明)】の部分だけが溶解され、
外側の固いデンプン質はそのまま残っています。
この【米】の形が残って浮いている酒を、【ドンドンシュ】と呼びます。
昔の人は、【米】の形が残って浮いていることから【浮蟻酒】と言いました。
蟻が浮いているように見えたそうです。
当然、【マッコリ】より、味も濃く、アルコールも高くなりますので、
出来上がった【原酒】に加える水の量は造り手の意図によって、
多かったり、少なかったりします。
濃い酒にするには、水を少なめに加えたそうです。
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では、今度、【ドンドンジュ】を見かけましたら、
【マッコリ】との飲み比べをおすすめします。
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以上、【百歳酒ジャパン】スタッフ、金でした。