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コンディ・ライスとは誰なのか、なぜ彼女はたいそうタフなのか? Cliford Shack

2015-04-26 22:15:59 | イルミナティ・銀行
コンディ・ライスとは誰なのか、なぜ彼女はたいそうタフなのか? Cliford Shack




Gen Wheeler (third from left ), Teddy Roosevelt, on right.




「老人ウィーラー」はコンディの祖父に特別な関心をもっているように見えた。コンディが彼女の自叙伝の中で言及した老人ウィーラーとは、米西戦争中にセオドア・ルーズベルト[Theodore Roosevelt]の司令官だったウィーラー将軍[General Wheeler, 1836-1906]と同一人物だったのか。孤立主義のアメリカの厳格なポリシーを破ったまさにその戦争での。

ライスの家族とウィーラーは、アラバマ州バーミンガム[Birmingham, Alabama]地域の出身であった。


Extraordinary, Ordinary People: A Memoir of Family

「私の祖父のアルバート・ロビンソン・レイIII世は6人の兄弟姉妹たちの1人で、非常に色白で、白人の父と黒人の母親の合いの子の可能性があった。彼の妹ナンシーは明るい目や金褐色の髪を持っていた。彼の母方の家族に、歴代の名に思い出が刻まれた、明らかにイタリア系の分家もあった。何人かのアルトスがいます;私の母と彼女の祖母はアンジェリーナと名付けられました。私の叔母はジェノア(ただし、南部人たちのように、私たちは彼女を「ジェン-オー-ァ」と呼んでいたけれど)という名でした;私のいとこはラティヴィアです;そして、私はコンドリーザで、すべて私たちの継承物のその部分を証明しています。

祖父レイの物語は、はっきりつなぎ止めるのは少し難しいです。なぜなら、彼が13歳のとき彼は家出をして、大人になるまで自分の家族と再び連絡することがなかったからです。家族の伝承によると、祖父は、彼の妹を暴行した白人の男を倒すために、タイヤ交換用鉄工具を使用ました。命の危険を恐れて、彼は逃げ、そして後に、早朝、彼のポケットに1枚の代用硬貨を持って鉄道駅に座っている自分を見いだしました。多く年月の後、おじいちゃんは、列車の音が孤独を感じさせたと言ったものでした。彼が死ぬ前の最後の言葉は私の母に対するものでした。「アンジェリーナ」 彼は言いました、「我々は孤独にこの列車に乗っている」と。

いずれにしても、祖父がその駅で孤独に一人座っていた時、一人の白人の男がやってきて、そして彼がその夜の間そこで何をしていたかを尋ねた。完全には明らかにされていない理由で、私たちの家族に知られていた「ウィーラー老人」は、私の祖父を家に連れて帰り、自分の息子たちとともに彼を育てました。

私は非常によく覚えています。祖父が病院で亡くなったことを祖母に伝えるために1965年に彼女の家に行ったときのことを。彼女は泣き叫びすぐに言いました、「誰か、ウィーラーの息子たちを呼んで。」一人が、すぐに家にやって来ました。彼らは明らかに、まさに家族のようでした。

私はいつもこの話に感銘を受けてきました。なぜなら、それはアメリカの黒人と白人の複雑な歴史を物語っているためです。私たちは、当初からの住民-ヨーロッパ人とアフリカ人としてこの国に来ました。私たちの血統は、まさに奴隷制の一部であった醜い性的搾取によって交差しており絡み合わされて来ました。人種的分離の深奥の中でさえ、黒人と白人はお互いに非常に近くに住んでいました。彼らが世話して裕福な白人の子供を育てる、「家族の一部」であった黒人の乳母たちのおなじみの物語があります。しかし、私の祖父とウィーラーのような不可解な話もあります。 "

http://www.amazon.com/Extraordinary-Ordinary-People-Memoir-Family/dp/product-description/0307587878






元記事は

Who Is Condy Rice and Why Is She So Tough?
http://cliffordshack-article-archive-storage.blogspot.com/2012/01/who-is-condy-rice-and-why-is-she-so.html?view=magazine









トルコ・ストリーム・パイプライン妨害の為“過激なバルカン化”に頼る欧米とソロス Wayne MADSEN

2015-04-26 08:51:46 | 歴史
トルコ・ストリーム・パイプライン妨害の為“過激なバルカン化”に頼る欧米とソロス Wayne MADSEN 2015年4月25日 | 00:00 Strategic Culture Foundation
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-6c02.html 2015年4月26日 (日)



少なくとも、あと一年半は権力の座にいられることが分かっているオバマ政権の介入主義者連中は、ロシアの天然ガスを、トルコ経由で、ギリシャ、マケドニア、セルビア、ハンガリーに送るロシアの“トルコ・ストリーム[Turkish Stream]”パイプラインに対するバリケードを急ごしらえする為、民族を利用した過激なバルカン化に訴えることに決めたのだ。



オバマ政権は、もう一つの“カラー革命”の醸成を開始した。今回はマケドニアで。



オバマ/ジョージ・ソロス介入主義者の戦略は、野党指導部を含む約20,000人のマケドニア人の膨大な盗聴に関与したという事実無根の容疑で、ニコラ・グルエフスキ[Nikola Gruevski]首相のマケドニア政権を葬ることだ。マケドニア国民の傍受された通信の書き起こしの源は、マケドニア諜報機関元長官ゾラン・ベルシェフスキー[Zoran Verushevsky]からのものだとされており、盗聴の収集で、イギリス、ドイツやアメリカ諜報機関にいる友人達の支援を受けた可能性がある。傍受は、ソロス・ネットワークとアメリカのお気に入り、野党社会民主同盟の指導者ゾラン・ザエフ[Zoran Zaev]が、野党を盗聴したとして、グルエフスキを叩くのに利用されている。どういうわけか、ザエフは盗聴のコピーを手にいれ、それを政府攻撃に用いたというわけだ。

20,000人の対象とされた個人というのは傍受通信としてはあまりに膨大で、マケドニア諜報機関の力量を越えるように見えるが、そのような課題は、国家安全保障局 (NSA) や、FIVE EYES同盟国にとっては朝飯前だ。ドイツ“Bundesnachrictendienst”(連邦情報局)は、アメリカ国家安全保障局(NSA)になり代わって、800,000人のヨーロッパの市民を盗聴することに同意したという、ドイツの有名な報告が、20,000人のマケドニア人が、NSAとBNDの標的とされ、音声通信の録音が、ザエフやスコピエにいるその仲間に提供されている可能性があるとされるものは、アメリカとドイツの盗聴者達なら楽々こなせることを示している。NSAは、BNDに、膨大な数の“セレクター”つまり、何十万人ものヨーロッパ政治家、財界首脳、エンジニア他に対する、電子メール・アドレス、インターネット・プロトコル(IP)アドレス、携帯電話番号や、様々な他の識別データを送っている。PRISM、PRINTAURAや、UPSTREAMを含むNSAシステムが、NSAや同盟諸国の信号情報アナリストにとって興味ある特定の通信を“選ぶ”のに利用されているのだ。

NSA“セレクター”に基づくマケドニア人の電話会話と電子メール・コレクションは、ドイツ、プラッハのBNDと、メリーランド州フォート・ミードのNSAによって、容易に20,000件の盗聴を蓄えることが可能だ。もしNSA傍聴通信が、秘密情報を除いた形で、ザエフやその支持者達に提供されていれば、アメリカ諜報機関による新戦術ということになる。メタ・データを提供して、現職政権を恐喝するのだ。



アメリカとソロスのバルカン不安定化作戦で、脆弱なコソボ-アルバニア国境沿いに、アルバニア人民族主義者の領土回復主義が盛り上がり、ゴシンツェにあるマケドニア警察国境哨所を、非合法なコソボ解放軍(KLA)記章をつけた40人の武装集団が最近攻撃する事件が起きた。この行為は、コソボ外務大臣ハシム・サチ[Hashim Thaci]、KLA元指導者、もし彼が、ベオグラードを訪問して、“NGO青年教育委員会”主催の、ジョージ・ソロスが資金提供するNGO会議に出席すれば、1997年のテロに対する有罪判決で逮捕するというセルビア当局による脅しに盾突いたのと同時に起きた。

欧米の圧力にもかかわらず、盛り上がるセルビア-マケドニア協力に対抗することを狙った4月24日の会議は、案の定、“ヨーロッパの西バルカン統合 - 協力すればもっと良くなる”という題名だった。サチに加えて、セルビア、マケドニアと、ボスニア-ヘルツェゴビナ外務大臣も、会議に出席するよう招待された。ベオグラード招待がそれを引き起こすことを狙っていたコソボ外務大臣逮捕は、トルコ・ストリーム・パイプラインのみならず、マケドニアとセルビア経由で、ギリシャの港ピレウスを、ブダペストと結ぶシルク・ロード・プロジェクトで、中国が資金提供するバルカン鉄道部分の極めて重要なパートナーであるセルビアと、NATO/EUとのもう一つの対立をお膳立てしかねなかった。“NGO青年教育委員会”は、サチ招待を撤回する際、セルビア政府からの“圧力と脅し”を理由としてあげた。この集団は、サチのテロ有罪判決については一言も触れていない。

復活したKLAによるマケドニア国境哨所攻撃で、アルバニア人侵入者がコソボに戻るまで、マケドニア警察官が短期間人質として取られたが、最大のコソボのキャンプ・ ボンドスチール軍事基地を運用するコソボの軍事的保護者NATOがそれを知ることなしに、実行するのは不可能だったろう。2001年、KLA部隊がマケドニアのアルバニア民族主義者と組んで、マケドニアの町アラチノボで、マケドニア軍と戦った際、アメリカ民間軍事会社ミリタリー・プロフェッショナル社(MPRI)の部隊は、両軍に関与していた。

オフリド枠組合意で、コソボとボスニアを破壊した紛争が、全般的には平和なマケドニア国内に溢れ出るのを防ぐための取り組みとして、マケドニアは、アルバニア人住民に寛大な自治権を認めた。アルバニア人コミュニティー内部での紛争を醸成するというソロス・ネットワークの取り組みが、アリ・アフメティ[Ali Ahmeti]が率いるアルバニア人政党、民主統合連合党(DUI)を、グルエフスキが主導する6年になるVMRO-DPMNE(内部マケドニア革命組織・マケドニア国家統一民主党)が率いる連合政府から引き離そうという企みなのは明白だ。

駐マケドニア・アメリカ大使ジェス・ベイリー[Jess Baily]は、社会民主同盟党党首、元大統領のブランコ・ツルヴェンコフスキ[Branko Crvenkovski]が呼びかけた小反乱を公的に支援し、スコピエで、波風を立てた。このサラエボ生まれのボスニア人は、マケドニア人青年や大学生に、民主的に選出されたグルエフスキ政権に対して、カラー革命を行うため、スコピエ街頭に出るよう先頭に立って呼びかけていた。

どこかで見たような気がすると思われたならば、それもそのはずだ。最終的に民主的に選出されたウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ[Viktor Yanukovych]を権力の座から追い出し、後にウクライナ内戦を引き起こすことになったユーロマイダン抗議運動を、2013年末と2014年始めに組織することをウクライナ反政府派指導部と共謀した、彼のボス、欧州・ユーラシア担当国務次官補省ビクトリア・ヌーランド[Victoria Nuland]と、在キエフ・アメリカ大使ジェフリー・パイアット[Geoffrey Pyatt]が共に動いていたのだ。

マケドニアで同様のカラー革命を起こしたいという反政府派の願望を煽って、ベイリーは、アルバニア人民族主義者を利用し、問題を醸成して火遊びをしている。その様な組み合わせは、キエフと東ウクライナのロシア系住民との間のものに匹敵する激しい内戦を始めることになるだろう。

マケドニアとセルビア・スラブ人を、マケドニア、コソボや、セルビアのサンジャク地域やプレシェヴォ渓谷のアルバニア人と戦わせれば、バルカン半島に、もう一つの激しい戦争をもたらすのみならず、バルカン半島諸国経由のトルコ・ストリーム・パイプラインと、ギリシャから、ブダペストへの中国が資金提供する鉄道リンクの終焉を告げることになろう。

バルカン半島諸国[Balkans]は、アメリカ合州国と欧州連合による完全支配の下、最前線のNATO交戦地帯のままでいる。二人のアルバニア人政指導者、エディ・ラマ[Edi Rama]首相と、元首相サリ・ベリシャ[Sali Berisha]、アルバニア、マケドニア、モンテネグロ、セルビアと、ギリシャの一部で構成される“大アルバニア”に賛成であることをはっきり述べた。バルカンに対するメッセージは明らかだ。もしも、トルコ・ストリーム・パイプライン計画と、中国鉄道プロジェクトを受けいれ続ければ、アルバニア人が立ち上がり、半島を巡るNATOとEUの支配を守るため内戦に訴えるのだ。アルバニア人が、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に支援を提供する上で、最も忠実なバルカン人だったことは留意すべきだ。

通信傍受の源であるとして、ベルシェフスキーが逮捕され、ザエフが、マケドニアから逃亡しようとして、パスポートを持ったまま逮捕された後、ソロスの資金提供を受けたカラー革命チームは、この国に多く、人口の三分の一を占める、アルバニア人少数派で、問題を醸成するよう戦略を切り換えた。現在、マケドニアは、新たな民族紛争の瀬戸際にあり、ヌーランドと彼女のネオコン戦争挑発者の一団は、バルカン半島諸国での新たな戦死者勘定の始まりを心待ちにしているのだ。


記事原文

West and Soros Rely on «Extreme Balkanization» to Prevent Turkish Stream Pipeline
Wayne MADSEN
http://www.strategic-culture.org/news/2015/04/25/west-and-soros-rely-extreme-balkanization-prevent-turkish-stream-pipeline.html

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宗主国、世界最大のテロ支援国家。この国、それを支援する世界最大属国。

大本営広報部、TPP推進と集団侵略戦争支援の売国演説の為、宗主国にでかけることについては報じない。

猟奇的な殺人事件報道は、しつこく繰り返す。
あるいはドローン事件。まるでボストン・マラソン爆発事件日本版のよう。
そして、鉄道事故十周年報道。

ほとんどの日本国民をとんでもない目にあわせる支配層陰謀は見えないふり。

ハンサムや美女、ロボットのように本当に重要なことには絶対に触れず、国民が忘れるよう洗脳してくださる大本営広報、大政翼賛会報道をしてくださるのを怪訝な思いで横目で眺めている。音声はもちろん消して。

洗脳の中、明日は痴呆選挙。

日刊ゲンダイに、山田元農相の記事がある

反対派の山田元農相が暴露した「TPPは日米合意済み」の“中身”

TPP交渉差止・意見訴訟の会

TPPに関しては、様々な記事を翻訳している。大本営広報部・大政翼賛会ではないので。

(TPPでの)アメリカの狙いは、関税よりずっと重大な邪魔者であり続けている非関税施策を日本に解除させることにある 米国議会図書館議会調査局文書

TPP関連主要記事リスト



おまけ

Ulcinj Montenegro : Shabbatai Tzvi’s Tomb
http://www.filination.com/blog/2011/03/10/ulcinj-montenegro-shabbatai-zevi-grave-tomb/

Berati–White City : Bektashism Tekke – Shabbatai Zvi
http://www.filination.com/blog/2010/12/23/berat-white-city-bektashism-tekke-shabbatai-tzvi/


追加

マケドニアのカラー革命 Paul Craig Roberts 2015年5月22日
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-6ea8.html 2015年5月24日 (日)

冷戦中、ワシントンは、共産主義者が、街頭抗議行動を醸成し、新政権引き受ける出番を待つ政治家連中を育てておいて、革命に転じて、ソ連帝国を拡張しかねないと懸念していた。現在、これこそ、まさにワシントンが行っているものだ。

我々は最近、この作戦をウクライナで目撃したが、今はそれがマケドニアで行われているように見える。

全米民主主義基金は1983年に設立された。公式な目的は、外国で民主主義を広めることだ。本当の目的は、旧ソ連圏東ヨーロッパで、紛争を作り出すことなのだ。現在、NEDは、我々の税金を、ワシントンに同調しない政権を打倒するために使っている。

NEDは、ワシントンが政治的不安定化の標的にした国々の非政府組織(NGO)に資金提供する。これらのNGOは“民主主義”と“人権”を教える等の旗印の下で活動している。NGOは、理想主義的な大学生達や、不満を抱いた政治家で構成される中核集団を作り出し、ワシントンとしては、その独立を潰したい既存政権に向かって、けしかける。

理想主義的な大学生達はただのでくのぼうで、不満を抱いた政治家連中は、ただ権力の座が欲しいだけなので、それを得るため、ワシントンの言う通りにする。

ビクトリア・ヌーランド国務次官補によれば、政治家達を育て、ワシントンの第五列役とのNGOを作り出すのに、ワシントンは、ウクライナで、50億ドル使った。ウクライナのヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領が、ウクライナを、ワシントンの権益に同調するのを拒否すると、ワシントンは第五列を解き放ち、ヤヌコーヴィチ政権は暴力で打倒された。ワシントンは民主主義について語るが、ヤヌコーヴィチ政権が民主的に選出されていたことや、新たな選挙が、わずか数ヶ月後に予定されていた事実があっても、ワシントンは、ヤヌコーヴィチ打倒をやめなかった。

今、同じ運命が、アルメニア、アゼルバイジャン、キルギスタンと、マケドニアに迫っているようだ。大半のアメリカ人は、こうした国々が一体どこにあるかを知らない。アルメニアとアゼルバイジャンは、カスピ海の東側にある旧ソ連共和国だった国だ。キルギスタンは、中国と国境を接する旧ソ連共和国だ。アレキサンダー大王生誕の地、マケドニアは、北部ギリシャの一部なのだが、二十世紀に、ユーゴスラビアの一部になる前に、マケドニアの一部がブルガリア、セルビアとアルバニアの一部となった。ワシントンがユーゴスラビアを破壊した際、マケドニアは、人口200万人の独立共和国となった。マケドニアは、内陸国で、南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビアと、ワシントンが作り出したコソボに囲まれている。

ワシントンはマケドニアを支配することで一体何をしようとしているのだろう?

マケドニア政府は、ワシントンの対ロシア経済制裁に加わることを拒み、ロシア天然ガスを、トルコ経由、ギリシャ国境からヨーロッパに送るロシア・トルコ・ストリーム天然ガス・パイプラインを支持している。

ギリシャは、欧州連合、IMFと、ドイツとオランダの銀行によって略奪されつつある。結果として、ロシアの支援が、EUがギリシャ国民に押しつけている壊滅的な緊縮政策に対する、ギリシャにとって唯一の代案なので、ギリシャはロシアの両腕の中に押しやられつつある。ギリシャとセルビアの間にあるマケドニアは、ワシントンとNATOの侵略によるセルビア分割の結果、ワシントンやEUとは不仲の国だ。ワシントンは、ワシントンが自分では支配できないロシア・エネルギーの流れが、ヨーロッパにおけるロシア同盟諸国経由で、自らのヨーロッパの傀儡諸国に入ることを恐れているのだ。

もしワシントンがマケドニアを乗っ取れれば、ワシントンは、ギリシャとセルビアの間にわって入り、恐らくギリシャをワシントンに同調するよう説得できるだろう。アゼルバイジャンからヨーロッパに供給する天然ガス・パイプラインを支持させ、ヨーロッパにおける、ロシアの影響力を低下させるのだ。

マケドニアには、少数派のアルバニア人がいる。アルバニアはワシントンの属国で、NATO加盟国だ。ワシントン反政府派のアルバニア人と手を組み、抗議行動参加者達が街路に繰り出し、マケドニア政府は、ウクライナ政府同様、腐敗で非難され、アメリカ国務省は、ワシントンが画策したマケドニア政治危機に懸念を表明している。

ワシントンは、民主主義と人権について永遠に語り続けるが、どちらも尊重していないのだ。ワシントンは、ワシントンが打倒しようとしている政権には、この二つが欠如しているという主張として二つの言葉を並べているに過ぎない。

ロシア政府は展開中の出来事を理解している。ロシア政府が、ウクライナ政府が打倒されつつある時に傍観していたことの教訓を学んだのかどうかは、これからを見ないとわからない。

アメリカ国民の視点からすれば、ワシントンの見方とは対照的に、問題はアメリカ覇権の無謀な追求がロシアと中国との戦争というリスクに値するかどうかだ。アメリカ外交政策をがっちり掌握するネオコンは、覇権は、いかなるリスクをもおかす価値があると思い込んでいる。だが、ごく少数のネオコンが覇権を世界に振り回した結果、身代わりで核戦争のリスクを引き受けるアメリカ国民は、それで十分な喜びを得られるのだろうか?

ワシントンがロシアに対して示している、むき出しの攻撃は、アメリカ人のみならず、世界中が警戒すべきなのだ。戦争は作られつつある。ロシアとの戦争は、中国との戦争も意味している。これは、ワシントンと、その諸属国や人々が勝てる戦争ではない。


Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOSTが購入可能。


記事原文

A Color Revolution for Macedonia ― Paul Craig Roberts May 22, 2015
http://www.paulcraigroberts.org/2015/05/22/color-revolution-macedonia-paul-craig-roberts/