北京生活日記

アメリカ系会社に勤める研究者の日本人ダーリンの仕事で北京に住んで4年目です。
写真いっぱいのブログです。

北京・室内でも靴は履いたまま♪

2007年01月19日 | 生活
北京で暮らし始めて驚いたことのひとつが
中国では「玄関で靴を脱ぐ習慣がない」ということです。



日本の家にある玄関と部屋の段差が、
中国では見かけたことがありません。

我が家の場合、玄関と部屋は
タイルとフローリングと素材は変わりますが
はっきりした境目も段差もありません。

ですが、家に帰ったら靴を脱ぐのが当然の私たちは
タイル素材の一応、玄関と呼べそうなスペースで
靴を脱いで室内ではスリッパを履いています。

我が家に初めて中国の友人が遊びに来たときのこと、
「いらっしゃ~い」とドアを開けると靴を脱がずに
そのままフローリングへ入ってこられた時は慌てました。

「ちょっと待って!そこで靴を脱いで」と言うと、友人もビックリ!
え、どこで?どうして?という表情で、
説明するとやっとわかってもらえました。

生徒さんたちが遊びに来たときも同じ状況。
玄関に自分たちの靴が並んでおいてあっても全然気づかず、
そのまま部屋に直行(笑)。
次々に来る生徒さんたちにその都度話すと
「あ~、そういうことね」と納得。

もう2年以上も今のマンションに住んでいますが、
定期的に管理人さんが水道メーターを確認しに来ます。

毎回、靴を脱がずにそのまま台所へ行こうとするので
そのたびにお願いしているのですが
いつも忘れてしまうようです。

昨日、管理人さんが来たときもお願いしました。
すると「あ~~そうだった、お宅はいつも靴を脱ぐんだよね」と
ちょっと面倒そう(笑)。

他の中国の家の場合、
玄関ドアを開けたら廊下で左右に部屋が展開したり、
入ってすぐリビングルームだったりと
玄関スペースが全くない部屋の造りもあります。

疲れたら、ソファの上でベッドの上で靴を脱ぐといった感じです。

最近では靴をぬいでスリッパで過ごす家も増えつつあるようですが、
室内も靴のままが断然多いようですよ。

靴を脱いだほうがと楽だと思うんですけど、
これも文化の違いなんでしょうね~~(笑)☆

p.s.写真は満月の夜に近所を撮ったものです♪