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中国でのコミュニケーション研修と日本でのマーケティングコーチの展開を綴る。手帳術セミナーもやってます。

『お金の流れで見る戦国時代』(大村大次郎著)

2017-01-07 10:35:05 | 手帳術
別の本を買おうと本屋に行って、その場で立ち読みしてしまった一冊。
でももう一回ゆっくり読みたくて、手にしてしまいました。

お金の流れで見ると、小説やドラマで語られるのとは全然違う戦国時代の状況が見えてきます。
戦国武将の評価も変わります。

読後にまず感じるのは「信長すごい!」

発想の斬新さというか、エポックメイキングな感覚というか、
既存の枠組みをぶちこわす、経済に聡い稀有な人物だったのだなと認識を改めました!

確かに秀吉や家康も傑物なのは事実にしても、
信長のプランをうまく踏襲しただけなのかもしれないと思うほど、
あの時代における信長のセンスの鋭さが異次元です。


一方、今の時代も戦国時代と同じように、
停滞を打開する人物と仕組みの登場を待っているのではないかと感じます。


それはアメリカ大統領にトランプ氏が選ばれた事実で明白です。

なんとなくですが、
日本はずっと国際社会の枠組みの中でどう立ち回るかに粉骨砕身してきましたが、
その姿が、上杉謙信や毛利元就など、
本来経済的バックもしっかりし、軍事力も持っていたにもかかわらず
既存の形式や枠組みにこだわって天下を掌握できなかった有力武将に
重なりました。
(日本が世界征服する必要はないと思いますが。)

戦国時代という過去の話でありながら、
これからの世界に思いをはせる一冊になりました。


お金の流れで見る戦国時代 歴戦の武将も、そろばんには勝てない
大村大次郎
KADOKAWA

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