免疫機能をアップする入浴健康作用③

2021-05-14 18:43:51 | 日記
『毎日入浴で免疫力はアップする』(文藝春秋)要点を以下に記す。入浴の健康作用としては免疫機能のアップ、自律神経の調整、血流改善、基礎代謝や体内酵素の活性化、精神的ストレスの軽減など驚きの効果を確認。新型コロナウイルス感染拡大下で免疫機能をアップ(=体内の免疫細胞が正常に働く)するとはNK(ナチュラルキラー)細胞(➡体内の異物、例えば癌細胞やウイルスを攻撃する働きを持つ)の増加となり、必然的に身体の免疫力もアップする。健康のトライアングルと言われる「食事」「運動」「睡眠」に+「入浴」をつけ加えて健康のスクエアとすべき。入浴の医学的効果として「温熱作用」「静水圧作用」「浮力作用」「清浄作用」の四つがあるがこの中でも最も重要なのは温熱作用(体温維持と血流改善➡血液の巡りがよくなれば免疫細胞も体の隅々まで行き渡り、正常にその機能を果たす)、加えて清浄圧作用(お湯に浸ると特に水圧が下肢の皮膚の血管を押さえつけるので、血液は体の中心部の心臓にやや押し戻される形になるが湯船から出ると水圧がなくなり、血管が一気に開放され血液が勢いよく流れだし血液の巡りをよくする)、それから浮力作用(お湯に肩まで浸かった場合、その人の体重は浮力によって十分の一。体が軽くなることで大きなリラックス効果が生まれる)、最後の清浄作用(お湯に浸かって皮膚の表面を洗い流すことで体に有害なウイルス、微生物、不要な皮脂や汚れなどを除去する)。そしてお風呂の湯気を吸い込むことで、口や鼻などの気道にある異物を外に排出するという働きも期待できる。正しい入浴法は①お湯の温度は38~40℃、②肩まで浸かる全身浴、③入浴時間は10分間(上限15分間)。人間の体には自律神経があり循環器、消化器、呼吸器など生命を保つためのの体の働きを自律的に調整していて二種類ある(交感神経と副交感神経)。42℃を境目として、熱いお湯に浸かると交感神経が刺激され体は戦闘状態(血圧が上がり、脈は速くなり、内臓の働きは弱まる)、体温より少し高い38~40℃の範囲だと副交感神経が働き体を癒すことができる。入浴タイミングは就寝時間の約90分前、正しいタイミングの入浴で質の高い睡眠がとれ、健康の好循環を生み出す。なお、入浴前後に熱中症・脱水症予防としての水分補給(水orお茶/500ml)を忘れてはいけない。きょうの楽しかったことは、○心斎橋エトレで整髪、寛ぎのときを持ったこと、○動画配信『ファースト・マン』(米2018年 人類初の月面着陸の偉業達成までの長い道のりを実話に基づいて描いた作品)勇気と感動をおぼえたこと、○昼食はなだ万弁当、美味しかったことだ。(11,860歩)