☆天使にラブソングを☆

この頃、ぶぅぶぅ劇場は上演がありません。

みぃみぃもTUTAYAに行きません。

大学の試験があるからです。

べびたんは、映像なら何でも好きです。

せやけど、この、大学のコウギだけはいただけません。

ずっと、おじさんのお顔を見るんです。

ずっと、おじさんが、しゃべってるんです。

さくたんは、イケメンが好きです。

イケメンやったら、ずっと見ています。

せやけど、この「コウギ」の人は、イケメンでもないんです。

みぃみぃは、時々巻戻します。

お話を聞きそびれるようです。

おじさんのお顔を見ながら、眠ってしまうんです。

面白いのはその時だけです。

みぃみぃが、リモコンを触ります。

おじさんの口がパクパクします。

首がコトコトします。

せやけど、すぐまたずっと喋るんです。

しかも、さっき聞いた話です。

今晩も、コウギかなあと思てました。

せやけど、映画が始まったんです。

テレビの映画です。

シスターさんが唄うんです。

べびたんは、あのシスターさんを知っています。

以前、宇宙船のバーでママをしていました。

この女性は、何でも、知ってはるんです。

宇宙人さんなんやそうです。

宇宙人のシスターさんは言います。

『修道院に人が来ないのは、どうしてだと思う？

つまらないからよ。』

よくわかるお話です。

べびたんは、コウギのおじさんにもお伝えしたいです。


唄うシスターさんたちは楽しそう。

べびたんも、思わず唄い出しました。

べびたんの、十八番です。

『津軽海峡冬景色』、名曲です。

♪あぁあぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ～～～～、・っつがるぅっ・っかいきょ～～ぅっ・っふゆぅ～げぇ～ぇ～ぇ～～～～～っ・

っっしきぃ～ぃ～ぃ～ぃ～～～～～～～～～～～～～～～～～～♪


はあ～～～～。

べびたんは、熱唱しました。

満足です。

ソファーに横になりました。

その時です。

ぶぅぶぅが、言いました。

「べびぃ、そこにおったら危ないでぇ。」

ん？

「ブーーーーー（＿д＿）。ｏ０○ モァアーン」

毒ガスです！！

べびたんは、悲鳴を上げました。

救急隊員、みぃみぃを呼んだのです。

べびたんのお顔の前には、ぶぅぶぅのお尻があったのです。

大きな大きなお尻です。

べびたんは、あやうく窒息するところでした。

間一髪で、助けあげられたのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆おわり☆