都知事選告示直前までの「期間限定」で、石原都知事関連のデータを整理したサイトがある。内容は都知事の「発言」と、都政の年表である。
サイトの名前は「サヨナラ!石原都知事」。
2月8日に開設されたのでもうご存じの方が多いかと思うが、私はここしばらくあまりインターネットの情報をチェックしていなかったので、昨日知人経由で「開設のお知らせ」をもらうまで知らなかった。まだ見ていない方は、是非どうぞ。
発言は「そう言えば聞いたことがある」ものが結構あるが、こうやって問題別に整理されると改めて「な、なんなんだ。こいつは」と気分が悪くなる。ちなみに出所の明確なものをということで、主に定例記者会見や都議会議事録から採録してあるから、いくら石原ファンでも「デッチアゲだ」などと言えるはずはない。
怒りを確認するために、同サイトからごく一部を拾ってみよう。
〈憲法について〉2005年5月27日の定例記者会見で――「憲法自体が非常に歪んだ、狂ったもので、私は歴史的正当性がないと思いますから」。
〈団塊の世代&ニートについて〉2006年2月24日の定例記者会見で団塊の世代の高齢化対策に関して質問されたことに対して――「その団塊(の世代)が抱えている子供達が働かずに、ぶらぶらしているんじゃないの。あんなの、ただのごくつぶしだよ。日本は手不足なんだから。親が甘い顔してるから、ニートなんて出てくるんだよ」。
〈障害者差別〉1999年9月17日、府中療育センター(※重症の心身障害を持つ人のための施設)の視察をした時の記者会見で――「ああいう人ってのは人格あるのかね」「もう絶対よくならない、自分が誰かわからない、生まれてきたか生きてきたかもわからない。ただ、人間として生まれてきたけれども、ああいう障害で、しかもああいう状況になって、かけてるお金も大変なものだけど、しかし、こういうことやってるのは日本だけでしょうな」
新聞記者に対する侮蔑的発言、というのもある。2005年6月3日の定例記者会見で「毎日新聞の記者が何も知らないくせに、馬鹿なことを書いて」と発言。それに対してある新聞の記者が「その問題は私も書きました」と言い、質問しようとすると「そのくらいのことわかるだろ、物書きなら。そうか物書きじゃないか、ただのブン屋か」と軽蔑したような口ぶり。「ブン屋、じゃありません」「じゃあ何様なんだ」とケンカ腰のやりとりが続く(都知事殿、よく袋叩きに遭わなかったものである。新聞記者はおとなしいなあ)。
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石原三選阻止へ向けて、秒読み段階に入った。
都知事選、間もなくですね。都民じゃないのに、ハラハラソワソワと胃が痛いです。
東京マラソンといい、花粉症ポスターといい、石原氏の宣伝活動が派手なので、げんなりしています。