「日の丸・君が代に対抗するネットワーク」のサイトに、「君が代」の替え歌が載っている。ご存知の方も多分多いだろうと思うが、ちょっとご紹介まで。
以下、引用――
発声は(ほぼ)そのまま、でも歌詞の意味をガラリと変えた君が代の替え歌
kiss me, girl, and your old one
a tip you need, it is years till you're near this
sound of the dead "will she know
she wants all to not really take
cold caves know moon is with whom mad and dead"
訳:
僕にキスしたら君のその古臭いジョークにも(サヨナラの)キスをしておやりよ
君に必要な忠告をあげよう 死者たちのこの声が君に届くまで何年もかかったんだよ
「国家ってのは本当に奪ってはならないものを欲しがるけど
そのことに気がつく日が来るんだろうか? 冷たい洞窟だって知ってるんだ (戦争で傷つき)気が狂ったり死んでしまった人たちをお月さまはいつも見てるってことを」
註:古臭いジョーク (old one)
たとえば「南京大虐殺は無かった」とか、
「鉄道や学校の建設など植民地にも良いことをしてあげた」とか、
「従軍慰安婦は商行為」などの嘘八百。
――引用終わり
うまい!と単純に手を叩く。私にはとてもこんな替え歌を作れない。替え歌作りなどを単なる遊び、おふざけと見て眉をひそめる生真面目な人も世の中にはいるが、私はそういうセンスのある人にはどんどん作っていただきたいと思う。劇、踊り、映像、物語、詩、歌、……などのいわゆる芸術だけでなく、言葉遊びめいた表現も立派な意思表示の手段になりうるのだから。「このごろ都にはやるもの……」(近頃、だったかも知れない)という落書は、むろんそれで世の中を動かすほどの力は持てなかったけれども、読んだ人を面白がらせながら、ふと何かを考えさせるぐらいの働きはした……のではないか。