こういうニュースに接すると、いつものことながら気が滅入る。
【北朝鮮の核実験実施は、在日社会にじわりと影響を及ぼし始めた。核実験実施から3日目となる11日、全国の朝鮮学校にはこれまでに脅迫や嫌がらせ電話など16件の被害が相次いでいることが判明し、学校は警戒を強めて独自の対応を取り始めた。北海道朝鮮初中高級学校(札幌市)には、北朝鮮が核実験を実施した9日以降、「北朝鮮に帰れ」「バカ野郎」などという嫌がらせや無言の電話が計11件あったほか、東北朝鮮初中高級学校(仙台市)でも、10日に無言電話が3件あったという。また、栃木朝鮮初中級学校(小山市)にも9日、男の声で、「子どもの安全を考えるなら休校しろ」との脅迫電話がかかってきたという】(10月11日付・読売新聞)
身近に敵視する相手を見出し、バッシングして溜飲を下げる。古今東西を問わず常に見られることだけれども、そういうバカらしさを互いに戒め合うのが「人類の発展」ではないのか。
以前「テポドン騒ぎ――陰でほくそえむのは誰か」「世界の孤児を作ってはならない」という記事を書いた。今回の北朝鮮の核実験に関しても、私の基本的な考え方は同じである。