セルゲイ・ネチャーエフという革命家に傾倒した時期がある。今でも幾分か好きで、ネチャーエフ流に「もっともっと世の中が悪くなればいい」とひそかに思ったりもする。多くの人々が叩きのめされて、どん底まで落ちて、泣く涙も涸れなければ、革命は起こらないのだ、と。
憲法が改定され、自衛軍とやらがアメリカに言われるままに世界の果てまで行けばいい。君が代斉唱が強制され、消費税が30%にも40%にもなり、失業率はとどまるところを知らぬ勢いで伸び、受益者負担の名のもとに医療費の自己負担率は上がり、弱者は切り捨てられればいい。
……と半ばやけくそになって呟きながらも、「もしかすると、そこまで行っても革命は起こらないかも知れない」と慄然とする。どん底などというものはなく、地獄巡りに終わりはないかも知れないのだ。それならばやはり……この辺で本気になって抵抗すべきなのだろう。勝手にしろ、などと言ってはいられないのだろうな……。
憲法が改定され、自衛軍とやらがアメリカに言われるままに世界の果てまで行けばいい。君が代斉唱が強制され、消費税が30%にも40%にもなり、失業率はとどまるところを知らぬ勢いで伸び、受益者負担の名のもとに医療費の自己負担率は上がり、弱者は切り捨てられればいい。
……と半ばやけくそになって呟きながらも、「もしかすると、そこまで行っても革命は起こらないかも知れない」と慄然とする。どん底などというものはなく、地獄巡りに終わりはないかも知れないのだ。それならばやはり……この辺で本気になって抵抗すべきなのだろう。勝手にしろ、などと言ってはいられないのだろうな……。