不動産屋のセールストーク

会社の同僚が、悩んでいる。
かねてから家を建てたいと、土地を探していた。

いろいろな理由から選んだのは、武蔵小金井駅周辺。
そこでついに旗竿だが４０坪で４０００万を切る格安な物件と出会った。
しかも公園までわずか３０秒という環境の良さだ。

不動産屋さん曰く、
「格安ですよ。すぐに決めて下さい。そうしないと売れちゃいますよ。」
そうはいうものの、何千万という買い物、そう簡単には決められない。

すると・・・、
「別の方が気に入っています。今度親御さんを連れてきて、気に入ってもらえれば、それで決めると言っています。売れなきゃいいんですけど・・・」
と揺さぶる。
そして、しばらくすると、
「この間の話、幸いなことに流れました。どうします？」

それでも返事を留保していると、今度はこう来た。
「あの土地、決まりました。別のお客さんが○日後に契約の予定です。」

同僚は、悔しがるがそれも仕方ないかなと思いを断ち切ろうとしていると、
「でもその方、年収が低いので、私の読みだとローンの審査で落ちます。だからその時こそ、決断の時ですよ。」
とまた畳みかける。

また心がざわめくと、その同僚は言っていた。

ま、すべて事実なのかもしれません。
でも良くできたストーリー展開でもある。
消費者の心理を微妙にうまくついている。

この辺のノウハウ、きっと何かあるのだろう。

誰か詳しい人、いませんか。
知っていたら、是非、教えて下さい。