アクが強い女のほうがええわ

モーレツ宇宙海賊 第１０話。
ちあきちゃん、めっちゃええわ～。

ノリノリで海賊やってるところもいい！
けど、クールでありたい自分の信念とまっっったく逆のノリノリ海賊を演じてしまって、それが何だか腹立たしくて認めたくないちあきちゃん、それこそがいい！！

それからもう１つ。

未来日記 第２１話。
由乃もめっちゃええわ～。

誰がつけたのか知らんがニコニコでは「人切り抜刀妻」タグがついていた。
そう、それだよそれ。

アタマのネジをゆるめればゆるめるほど魅力的になってゆく由乃様こそがヤンデレの女王にふさわしい。
女の子１人の腹を切って中に誰かいるか確認する程度ならば由乃様なら余裕でやってみせてくれよう。
毎週が Nice boat. な由乃様を見れてすこぶる嬉しい。



ここではたと我にかえった。
なんだかアレなヤツらばかりだな～・・・と。

なにを今さら・・・。
自分でもそう思う。

それと正反対といえば、常に正しい行いをし勇者が助けに来てくれるのを待ってくれている清楚系正統派ヒロイン・・・みたいなものだろうか。
たとえばラピュタのシータ王女だとか明日のジョーの白木嬢だとかみたいなもんだ。
前バブル期にはそういうヒロインのほうがむしろ主流派だったような気がする。

わたしはそういうのは求めない。

モーレツ宇宙海賊のちあきちゃん。
未来日記の我妻由乃。
あの夏ならレモン先輩。

アクが強い女はいい。
世の中に２人といないほど過激にギラつく彼女たちは輝いている。

やはりそういう女に惚れる。
千早だってアイマスのなかで１,２を争うほどアクが強い。
（いやむしろスタメンではダントツにアクが強いような気もするが）



では、アクが弱い…もとい、アクが全く無い人畜無害で性格のすこぶる良い良妻賢母的なおなごはどうだろうか。

人の彼女だったら「おまえいい女みつけたな、大事にしろよ」と祝福したい。
しかし我輩がそれをうらやむかというと、きっと「いや俺は別に…ふつうだな」と答える。
そういうのは冷静に考えればいい女だが、興奮しながら考えれば我輩の眼には特にいい女とは映らない。

これは我輩の好みの問題で悪い例としてとりあげるのは恐縮だが、典型的な例をあげるとすれば・・・
きっとあの夏の柑菜（通称：青）だろうな。

ひょっとしたら柑菜が第１話からすでにイチカ先輩に必敗確定だった原因はそこにあるのかもしれない。
つまり、逆説的だが、柑菜はどこをとっても減点のしようのない人一倍いい娘だったがために、むしろそれが災いした可能性がある。

あの夏の中で誰か１人選べと言われたら、他人に対しては自信をもって柑菜を勧められる。
柑菜と暮らせばきっと幸せなまま人生を終えられるに違いない。
それくらい柑菜は（冷静に考えれば）いい女だ。

むしろこそでレモン先輩を選ぶようなバカタレは我輩くらいのものだ。
レモン先輩を選んだ時点で、小さな幸せと言われるころの人なみの人生は放棄したも同然となる。
しかし我輩ならレモン先輩だ！

海人も我輩とおなじ地平に立てるほどの悪食なら、柑菜に見向きもしなくてもしかたあるまい。
それを理解できない男は女を見る目がありすぎる大変マトモなヤツであり、もっと人生のチャレンジャーであってもよろしいのではなかろうかと提案したい。



わたしは別に性格が悪いほうが望ましいと言っているわけではない。
例えばやよいはとってもかわいいと思う。

わたしが言いたいのは、相手がタデを食うくらいの悪食ならいかにうまい料理をこさえても無意味でしかなく、悪食の舌を唸らせるだけの強烈にパンチの効いたものを持ってこなければ無駄だということだ。

やよいはいい娘じゃないか。
大きなお友だちがたくさん見守ってくれているじゃないか。
それは単にやよいがいい娘だからなんじゃなくて、やよいにしかない唯一無二の強烈な魅力がそこにあるからに他ならないのさ。