不動産市場、加熱する

最近キャッチセールスで電話かかってくる投資マンション屋さんの売り文句が変わって来た。

まず予備知識から。
ヤバい不動産屋はだいたいスルガ銀行をすすめてくる。
スルガ銀行は”銀行”とは銘打ってあるものの、実質的にはサラ金のような商売をしている。
ようは、ふつうの銀行では扱わないようなヤバいヤツらに、すごく高い金利をふっかけて貸すという商売だ。
だから始めっからスルガ銀行しか持ってこれない不動産屋は特にヤバい。

しかし！

実は最近はそうではなくなっている。

何が違うかというとだな。
スルガ銀行ではなくＳＢＪ銀行というところをすすめてくるのだ。

なおこれはＳＢＩの誤記ではない。
むしろわたしはＳＢＩの系列銀行かと誤認識させようとする意図を感じられる胡散臭さを感じた。
ようするに「消防署のほうから来ました」と同じたぐいのヤツだ。

ではそのＳＢＪ銀行とは何なのかというとだな。

なんと韓国系なのだ。

直感的に感じた胡散臭さは間違ってはいなかった。

知り合いの不動産屋にさぐりを入れてみると、どうもこのＳＢＪ銀行というのは最近勢力をのばしているらしく、スルガ銀行でも貸さないようなヤバいヤツらにもスルガ銀行より低金利でどんどん貸しているらしい。

あかんｗｗｗ

実はリーマンショック前夜にもこういうことがあった。

リーマンブラザーズの子会社の何とかいうところ、日本なんちゃらという漢字名の金融機関でリーマンブラザーズの子会社らしい雰囲気は出さずにドメスティックなお堅い金融機関っぽい名称を使っていたところがある。
そこが今のＳＢＪと同じようにスルガ銀行でも貸さないようなヤバいヤツらにもスルガ銀行より低金利でどんどん貸していたことがある。

そしてその数か月後にはリーマンショックが起き、真っ先に消えてなくなった。
ＳＢＪにも同じ香りがするのは我輩だけだろうかね。
市場の過熱をそこに感じるのだよ。



実はまだある。

知り合いの不動産屋からの情報だが、
最近は１００万円とか２００万円とかのゴミマンションを買って数か月で転売し、２０～３０万円もの利ザヤを確保するという投資がいま流行りはじめているらしい。
もはや投資というよりか投機だが。

バブル崩壊前夜のころ、こういうのをサラリーマンがよくやっていた。
そのとき買って売り逃げるのに失敗したヤツらは１人残らず全員もれなくババを引いたわけだが。



いまは市場が過熱しすぎているのか？

いや・・・まだだな。
もっと加熱して誰しもが飛びついたときこそ本当の天井だ。