教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

スキルアップの根本にあるもの

2017-04-02 01:32:33 | 経済/経済/社会
Aさんからスキルアップ的な意味での人生相談が始まって、
BさんがAさんに対して答えているところだった。
ちなみに我輩は外野。



(前略)
B「だからそれはおまえがどうしたいかが(略」
俺「そんなん深く考えぎじゃね? 問題は極めてシンプルだ。おもしろいかおもしろくないかで決めればいいんだよ」
A「うん・・・」
B「たしかにそうなんだけど、それは違う」
俺「違うのかよw」
B「言葉通りの意味でおもしろいかおもしろくないかで決めるというのは、学校や会社に行きたくない、家でゲームしていたい、女の子とデートしたい、そういうマイルドヤンキーな人生のことだ」
俺「ふむ」
B「世の中にあるもののかなりの割合のものは、それがおもしろいと思えるようになるまで、かなり熟練する必要があるものが多い。そこまでやってみなければおもしろいかどうかはわからないし、そこまで到達するためには相当本気でがんばってやってみないとわからない。いきなり最初から一流というのは無理だけど、二流と言われるくらいまでは腕前磨かないとダメなんだよ」
A「じゃあ俺は・・・」
俺「いや待て。それは大変すばらしい人生であるのは認める。けどな。俺はそうじゃないぞ。おもしろいかどうかを判断する前に、そういう本気でがんばってやってみてからなんてやらんぞ。だいたいしんどいし」
B「いや、わかってないのはおまえのほうだ」
俺「そうか? 理想ではあるとは思うけどさ」
B「おまえはそれを完全に無自覚にやってるからすごいんだよ。むしろおまえは普通の人はおまえみたいな生き方とは全然違うところにいるのを理解したほうがいい。そうすればもっとコミュニケーションがスムーズにいくんだよ」
俺「そうなんかいwww」
B「普通の人を見てみろ。『やりたいけど時間がない』ってみんな言ってるだろ?」
俺「そういうヤツは万が一時間ができても絶対やらねえなw」
B「だろ? やるヤツとは根本的に違うんだ」
俺「でもその『やりたいけど時間がない』については異論がある」
B「というと?」
俺「何らかになりたい、例えばピアノが弾けるようになりたい、そういう人には2種類の人間がいると俺は思っている。1つは、ピアノが弾けるようになっている憧れの自分を手に入れたいだけで、ピアノを弾くことに関しては全くおもしろいとは感じていない。もう1つは、ピアノの腕前が上達するとかどうとかは関係なしに、単にピアノを弾くのが好き、それでいつの間にやら達人になっていた、その違いだ。『やりたいけど時間がない』と言ってるヤツのほとんど全部はたぶん前者だろうね。だから時間ができてもやらないのは妥当だ。そういうヤツはそもそもやらないほうがいいんだよ、たぶん向いてないし」
B「だからそれがおもしろいと思えるようになるまでには相当がんばらないとわからないだろ?」
俺「だから俺はそういうのはあえて気合入れてがんばって何かしようって思ってやることはないんだけど」
B「だからおまえはは普通の人と違うんだよ。うちの上さんから見たら絶対こいつ変なヤツとしか見えないと思うけど、俺から見たらすごいんだよ」
俺「そうなのか。おまえどうなん?」
A「さっ、さあ・・・」
俺「さあなのかよw」
A「まあ・・・」
俺「なんかアドラー心理学の話みたいになってきたような?」
B「そうだね」
俺「何だっけ、幸せになる勇気? あのひところ流行った青いやつ」
B「赤いやつね」
俺「いや青いやつのほう」
B「嫌われる勇気」
俺「ああそれだ」
B「んで?」
俺「あれ読んだけどさ。なんか別にって感じだったよ。赤と青と両方同時に買ったけど、あまりに青がどーでもよかったので赤はまだ読んでもいない」
B「俺は両方読んだ」
俺「おもしろかった?」
B「青年のあまりの変貌ぶりがおもしろかった」
俺「そうなんかw」
B「んで?」
俺「でだ。世間の書評を見ると、大変感動したなんてのがあって、俺はそれを見て『ん?』て思ったわけよ。つまりこれはそういう違い?」
C「そう。あれを読んで『人生観が変わった、すべてに日本人に読んでもらいたい』なんて人が大勢いる」
俺「俺はむしろあれを仮にすべてに日本人に読んでもらいたいと思われる状況になっているとしたら大変滑稽に思えるのだけど」
B「俺は読みながら『そうだよなー、やっぱり俺のやっていたことは間違いではなかったんだなー』って思ってた。俺たちは読む前からわかってたんだよ。でもうちの上さんはそうじゃないだろうね」
C「そう。大多数の日本人はそうじゃないってことだよ。俺の上さんも読んで感銘を受けたって言ってたし」
俺「まあそういう人がいそうなのはわかるけど、一般的な日本人像というのからすると俺のほうが変だというのは正直いって納得しがたいようなwww」
B「だからさ、それはおまえがどうしたいかが全ての根本にあるわけだよ」
A「うん・・・」
俺「なるほど。ようやく一般的にはその話からしはじめないといけないのがわかった」