熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

北海道山行・オプタテシケ山

2014年08月30日 | 登山

北海道三座目は、300名山・オプタテシケ山で高低差400mを往復します。

【8/19、避難小屋-石垣山-ベベツ岳-オプタテシケ山-往路下山-避難小屋-美瑛富士登山口】

4:00に起床して朝食。登山準備後、4:40に避難小屋-1630mを出発。

曇り予報ですが、石垣山の背後に朝焼け雲が見られます。

草原から岩ゴロゴロの登山道に入ります。

背後の美瑛岳も朝焼け色に染まり、快晴が期待できそうです。

朝のガスが邪魔していますが、高曇りで展望はバッチリです。

5:10に石垣山-1822mを通過。ベベツ岳-オプタテシケ山のピークが見えてきました。

白金温泉方面の平野も見えています。

背後の石垣山-美瑛富士-美瑛岳も見通せます。 

石垣山からベベツ岳へと平坦な稜線を進みます。

 

5:30に緩やかな山頂のベベツ岳-1860mを通過。

太陽は隠れたままで、モルゲンロートは朝焼け雲で終わりました。

背後の雲海に浮かぶ見事な秀峰は、下ホロカメットク山です。

ベベツ岳から見たオプタテシケ山。鞍部まで高低差120mほど下ります。 

 

鞍部から高低差260m登り返します。岩尾根っぽい小ピークを通過。 

東側に浮かぶニペソツ山が見事です。標高はオプタテシケ山と同じ2013mです。

小ピークを越えると最後の登りになりました。

 

ここで雨粒がポツリポツリと降り始めました。雨雲は見当たりません。 

6:45に300名山・オプタテシケ山-2013mに到着。360度の展望が広がります。 

オプタテシケ山(オプタテシケやま)は北海道上川郡美瑛町と新得町の境界に位置する標高2,013mの山。
大雪山国立公園内にあり、十勝岳連峰の火山群の北端に位置する山。日本三百名山に選定されている。
山頂付近は溶岩の砂礫が積み重なった森林限界のハイマツ帯には高山植物が自生しており、ピラミダルな
山容である。山の名の意味はアイヌ語で「槍がそこにそり立っている山」または「槍がそれた山」など諸説ある。
アイヌ民族は『この山は雌阿寒岳と夫婦山だったが、離婚の末に槍を投げつけ合う大喧嘩をした。最終的に
雌阿寒が槍を当てられ、今でも傷から膿を流している。雌阿寒岳の火口こそが、その傷跡だ』との伝説がある。
白金温泉の近くに、登山口がある。美瑛富士避難小屋から、稜線を北東に進むと、この山に到達する。
登山道はさらに、トムラウシ山へと続いている。美瑛富士避難小屋から、稜線を南西に進むと、美瑛岳、
十勝岳、富良野岳へと登山道が続く。

 

北側には大雪山-トムラウシ山方面が見通せます。
明日登る予定の大雪山・沼の平湿原はその奥になります。

東側には雲海に浮かぶ石狩岳-ニペソツ山方面。

南側は十勝連峰-美瑛岳-美瑛富士と歩いてきた縦走路。 

小腹を満たしていると雨粒が連続して小雨になりました。
ザツクカバーを取り付け、折り畳み傘を差して6:55に下山開始。

山頂下で同宿した方とすれ違い。「小雨になりましたが展望が得られて幸運ですね」とご挨拶。

鞍部に下りた後、ベベツ岳へ高低差120mを登り返します。

7:45にベベツ岳山頂を通過。

後は石垣山を経由して避難小屋に下るだけです。緩やかな縦走路でした。 

ここで秀峰・オプタテシケ山の見納めです。展望に恵まれて満足です。

 

石垣山の濡れた岩ゴロゴロ道を慎重に下ります。

美瑛富士避難小屋が見えてきました。 

道標を右折しすると小雨が止んだようで、曇り予報通りかなと思いました。

8:25に避難小屋に帰着。途中から降られましたが3時間45分の涼しい道のりでした。

まもなく同宿の方も戻り、お湯を沸かして食事を摂りながら荷物をまとめます。

そこにズブ濡れの若者が到着。韓国の方のようで白金温泉に下りるようです。

雨足が強くなったため雨具を着用し、9:10に避難小屋を出発。
美瑛富士登山口まで高低差600mを下ります。 

 

写真撮影していると小石が落ちてきてビックリ。ヒグマと思いきや若者でした。 

滑ってよろけながらも、ダブルストックで快調に下っていきました。若いですね。

時間に余裕がありますので、私は濡れた登山道をゆっくりと下ります。 

 

大岩崩れの斜面を過ぎると樹林帯に入ります。

大雨になって視界も悪くなりました。 

大岩だらけの道に入ると濡れた岩肌で滑り、気が抜けません。

10:20に樹林帯で大休止。少し雨粒が避けられます。 

10:35に天然庭園を通過。この先から緩やかな山道になります。

   

雨は降り続き、明日からの降雨予報が早まったようです。

10:50に中間点を通過。残り3kmです。 

 

快適な傘歩きでも対処できますが、濡れた雨具が邪魔になります。 

 

雨具のまま緩やかな長い樹林帯歩きを続けました。

 

12:00に美瑛富士登山口に帰着。下りは高低差600mで2時間50分でした。

雨具と荷物を整理し、12:20に登山口駐車場を出発。

12:30に林道ゲートを通過。快適な避難小屋と舗装林道に感謝です。

  

神威岳以来の雨中山行となりましたが、主目的の300名山・オプタテシケ山をクリアできました。
先月撮影した、オプタテシケ山-ベベツ岳-石垣山-避難小屋の稜線です。

ここから白金温泉の白ひげの滝と青い池観光に立寄って旭川駅前の宿に入ります。


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2 コメント

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お疲れ様でした。 (同宿の男)
2014-09-01 18:05:34
美瑛富士避難小屋では、色々とお話頂きましてありがとうございました。

帰りは生憎の雨で、時折やや強めの風も吹きましが、「雨の山も良いものだな~」などと思いつつ、のんびりと下りました。
お互い無事に下山でき、なによりと思っております。

ブログ、まだ一部ではありますが拝見いたしました。
山旅等々、一年を通じていろいろな所へ行かれているんですね。
綺麗な写真も沢山で、今後の記事も楽しみにしております。
それでは、お元気で!
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お疲れ様でした (Bea)
2014-09-01 21:28:51
淋しい避難小屋でご一緒でき、ありがとうございました。

沢山の見所がある北海道、次はスキーになるかと思いますが、毎年訪れたいと思っています。

お互いに元気に山歩きを楽しみましょう。
返信する

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