カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

中野重治氏

2010-11-22 05:40:56 | Weblog
メモです。


北村薫氏の小説『六の宮の姫君』(創元推理文庫)p169。

「(前略)その一方でね」円紫さんはふっと目を細めた。「中野重治という作家がいますね。(中略)彼がこんなことを書いています。自分は文学も美術も分かる。しかし、音楽だけは分からない。それは金がないからだ。文学なら円本が買える。しかし、貧乏人は音楽には近づけない」(後略)
コメント
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