ピアニストべーちゃんのブログ

今年の音はなんだろな

バースデイプレゼント

2009年11月13日 | Weblog
今日は僕の34回目の誕生日。もう完全に大人の年齢になっちゃいましたが、中身は。。。
毎日の演奏の中で、何か一つでも素晴らしい瞬間に出会えれば、それで幸せだなって思いますが、最近はおかげさまで、とっても素敵な時間を過ごさせてもらってます。34年目の初日も本当に…


大泉学園「インエフ」にて、ボーカル松田美緒さんとのデュオ。初めましてです。
世界中を飛び回るほどの活躍をされている方で、今日は念願の共演でした。

主にブラジル色の強い選曲でありました。本来のノリをつかむのは僕には大変でしたが、彼女からのアドバイスもいただけたし、とてもいいコラボになったかと思います。
もちろんそれはそれで良かったんですが…

セットリストに、歌手の方とはあまりやらない、楽譜も何もない中のその場のインスピレーションで音楽を作り出す、即興コーナーを設けましたが(6・7曲もやったかな!)、これには本当に驚かされた。
彼女、歌詞がポルトガル語で降りてくるんです。本人にとっては日本語よりもしっくりくるとのこと。後で意味を聞くとその内容がやたら深い。
しかも自然と音楽の形式ができあがり、お客様にはあたかも楽譜があって用意されてたものに聞こえてたんじゃないかと思う。着地ポイント、音使い、リズムなどが手にとってわかるほどの研ぎ澄まされた感覚があったからね。あまりに素敵な曲になったので、本番中にもかかわらずメモさせてもらうほど。
また、とあるお客様から、機織り(ハタオリ)のように縦と横の目が絡みあっていたとの感想を。すごい嬉しかった。ある意味アンサンブルの本質に迫るものだと思うし、自分の記憶に深く残る言葉でした。

本当に素晴らしい時間となりました。誕生日プレゼントをたくさんいただいた気分です。
また共演したい人が1人増えました!

終演後もお店の佐藤マスターから
  
今日という日をブッキングしてくださっただけで僕は十分満足だったんですが、皆さんのバースデイソングと共に。
ありがとうです・・・

最後に余談っぽくなってしまいますが、明記しておきます。
インエフのピアノがオーバーホールされ、ますますふくよかな音色になっていたことに、感謝と敬意です。

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